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CFU(Colony forming unit)とFDA(Fluorescein diacetate)の両方が、同じ実験でバクテリア数の確定に用いられている場合、どちらをどう解釈したらよいのでしょうか。どちらも生細胞用ですよね??ついでにFITC(Fluorescein isothiocyanate)も比較されているのですが、こちらは死細胞カウントですよね?特にCFUとFDAが同時に用いられていることの意味が分からないのですが、単に生細胞数のデータを2つのパラミターによって、より根拠あるものにするためなのでしょうか?考察部分では測定方法の違いについて触れていないので、いまいちよくわかりません。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

CFUは「コロニーとして検出された菌数」を表す単位ですが,厳密には必ずしもイコール生菌数とはなりません.「1コロニーは1細胞から成

る」という概念がありますが,実際は1コロニーの起源は複数の細胞であると考えるのが妥当だからです(これは顕微鏡下でコロニー形成を観察すると良く分かります).しかしながら,培養で増えた細胞,つまり生細胞を表すのにはとても便利な単位です.これに対して,FDAは生細胞のみに取り込まれる色素を指し,つまり蛍光顕微鏡下で発光した細胞の数を表しています.この方法では正確に生細胞のみをカウントすることができます.しかし,正確とは言っても顕微鏡の1視野で捉えられる面積はわずかですから,一定数の視野を計数した値から計算によって全体の菌数を推定する形になります.つまり残念ながらCFUと生細胞のカウント値はどちらも推定の域を出ないわけです.しかし,推定とは言ってもこれ以外に簡便に生きた細菌の数を数える方法はないと思います.つまり,二つ(3つ?)のデータが示されたいたのはそれぞれがお互いの一長一短を補う意味合いではないでしょうか.ですからmontseさんの「より根拠あるものにするため」という解釈でOKだと思いますよ.う~ん,分かりにくい説明でスミマセン.
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます!自分はCFUカウントしか知らなかったので、とてもはっきりしました。ミクロの世界は深いですね。

お礼日時:2005/07/07 02:42

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