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下記のページで財政破綻について見ていたのですが、よくわからないことがあります。
http://www.nct9.ne.jp/s12/sub5html/tya/tyatto802 …

通貨と国債価格の暴落がなぜ金利の高騰になるのかがわからないのです。
初心者なので簡単に教えていただけるとうれしいのですが。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

通貨と国債価格の暴落がなぜ金利の高騰になるのかがわからないのです。



** 日本の場合を想定して、回答します。
 政府が国債を発行するときは何時も、国民や市中銀行等の市場が、発行する国債を幾らで買ってくれるかが、大きな問題となっています。金利が安いと買ってくれないし、高いと、国債の発行経費が高くなり効率が悪くなります。毎年、この金利が決まらず予算が組めない状況なのです。
だから、適正価格がいくらかと言うことが、国家予算を計画する時重要になってきます。この金利が決まらないと、国家予算は立ちません。
 とにかく、政府は無一文、いや、借金まみれのような状態なので、所定の量の国債を売らないことには、何も出来ないのです。年金も、健康保険も、道路維持も、福祉も公務員の給与も払えないのです。
これが現在の、国債に依存した我国の一般会計の現状です。
 
 そういう状況の中、国債価格が暴落すると、政府は新たな国債を発行するためには、金利を相当に引き上げなければなりません、金利20%とか50%とか、上げて買ってもらおうとします、しかし場合によっては、どれだけ金利を引き上げても、買い手がいないという状況もありえます。
 しかし、政府は、お金が無ければ無力ですから、何としても収入を得ようとして、どんどん金利を上げるしか手はありません。どんどん金利を上げます。日銀に直接国債を買ってもらうことにもなるでしょう。
そうすると、引き上げられた金利の分だけ余計に市場に通貨が出回ります。金利が高いと、市場に莫大なお金が出回ります。そうなると、当然物価は上がり、ハイパーインフレになります。 
 ハイパーインフレになると言うことは、市場の商品の量は一定なのに、通貨が莫大な量に増える、物価に対して通貨価値が大きく下落する。通貨の暴落と言うことです。

 注意しなければならないことは、この様な暴落は、政府が実行するのではなく、市場が判断して実行することなので、政府に拒否権が無いと言うことです。少し、回りくどい説明だっかたかもしれませんが、このことが、現実には、殆ど同時に起きます。 それ故、財政には、けじめが必要なのです。
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この回答へのお礼

すごくよくわかりました!
ただ通貨の暴落とはインフレという意味なのでしょうか?この場合対ドルレートのようなものと考えていました。
どちらにしてもそのような国内の状況からして通貨は暴落しそうですね。

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/10/11 12:34

ただ通貨の暴落とはインフレという意味なのでしょうか?この場合対ドルレートのようなものと考えていました。


どちらにしてもそのような国内の状況からして通貨は暴落しそうですね。

とのご質問に、回答いたします。国内でハイパーインフレになった場合、対外的にはどの様になるのか、と言うことだと思います。
 私も、そのことに対して詳しくありませんので、ひとつの考えだとして見て下さい。
 米に対しては、貿易収支の赤字、財政赤字の双子の赤字の他、社会保障制度の赤字約500兆円、高齢者医療保険の赤字1300兆円(2003年2月現在)もあり、財政状態は日本と大差はありませんが、世界の基軸通貨としての利点、世界経済が拡大していけば、経済のパイが大きくなり、そうするとドル需要が増える、ドル高となり、働かなくても食っていけると言う利点があります。つまり、世界の基軸通貨を利用して、財政破綻を免れる方策があり、困難だけれども先行き不透明、(日本の財政破綻は米に比べたら、ずっと透明)欧州など他の国は、それぞれの財政事情(赤字の大きさ)によって為替変動は変わってきます。
 また、現在の株の外人買いも、日本の銀行(とても金利が安いので)から借金した分だけで、株を買っているようで、現在、円高にはなっていません。外人さんは、損をしないようにやっているようです。
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この回答へのお礼

なるほど。米ドルは機軸通貨なので日本と状況が異なるわけですね。

しかし、このトピックはいろんなことが重なって非常に難しいです。
もう少し勉強してみます。

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/10/18 19:30

簡単に言えば、元から借金の返済能力が低い相手に金を貸す場合、二通りパターンがあります。

極端な低金利で貸す場合と極端な高金利で貸す場合ですが、前者は長期的に利子をもらうことで利益を得るか、資金を援助することによって相手の返済能力を回復させる投資型で、後者は短期に儲ける事を狙って貸し付けるギャンブル型です。
ではなぜ借金の返済能力が低い相手に高金利とはいえ貸し付けるかというと借金そのものを売り買いできるからです。例えば100万を年50%で貸し付けたとします。この場合単純計算で1年で50万はいるわけですが、
相手は当然返済能力が低いわけですから1年で破産すれば50万の損をするわけですが、借金そのものが売買できれば話は別です。1年たった時点で売れば100万は無理でも例えば75万で売れば25万の儲けになるわけです。そういった理由から国の借金である国債も金利が高くなるわけです。
通貨の場合はもっと単純で、インフレでちょっとした食料品を買うにも億単位の金がいるのに金利によって100円程度の金が入っても儲からないからです。
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この回答へのお礼

うーん・・・・難しいですね。
要するに普通の借金として考えると良いのですね。
もう少し調べてみます。

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/10/18 19:27

まず、国債のほうから説明しましょう。


国債は、例えば、90万円で買って、1年後に100万円で国に買い戻して貰う(償還)というように、返済額が決まっていて、購入額が動くように出来ています。この数値例では利子率(金利)は11%強ですね。
さて、今、同じ国債が50万円で買えたとしましょう。それでも一年後にはやはり100万円返ってきますから、この場合の利子率は100%となります。
したがって、国債価格の下落と国債の利回りの上昇は同じコインの裏表なのです。


通貨の暴落は、2つの意味があります。
他国通貨(例えばドル)に対しての通貨下落は、輸入には-ですが輸出には+です。後者の効果が大きい場合、投資の活発化によって金利が高騰する可能性があります。

もう一つはインフレになっていく状況ですが、
実質利子率=名目利子率-インフレ率
という有名な式があります。実質利子率とは物で測った利子率で、名目利子率とは金額ベースの利子率です。
実質利子率が一定であれば、インフレ率が上がれば名目利子率(通常の意味での利子率)が上がることが分かると思います。
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この回答へのお礼

よくわかりました。
ただ輸入が-の状況下で投資が活発化するのでしょうか。
インフレになると名目利子率は上がるのですね。

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/10/11 12:27

国債が暴騰するということは、国債を買って得られる運用益が大きくなるわけですから、それより安い金利でお金を貸そうという人は少なくなりますよね。


また、国債が暴騰するような状況では、インフレも起こることが確実視されるわけで、インフレが起こることを考えれば、インフレ率を確実に上回る金利じゃなきゃお金を貸したくないですよね。
もっと複雑な仕組みもあるでしょうが、上記のような要素だけでも十分、金利の高騰は予想されますね。
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この回答へのお礼

なるほど!よくわかりました。
国債の金利が他の金利を押し上げるわけですね。

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2005/10/11 12:23

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