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国債を発行するのは信用創造ではないのですか? 
世の中が赤字財政に大騒ぎしている理由がよくわかりません。

A 回答 (4件)

給料が40万円で95万円も使っているようなもの とか言っている人はお金の絶対額でしかモノを考えていなく、数字のごまかしでいくらでも動かせる何も考えていない操り人形みたいなモノですね。



恐慌へ突入しかねない経済環境下においては信用創造と全く逆の動きの信用収縮が起こります。
いわばこの流れを止めるために国債発行が行われます。

お金は銀行に沢山あります。しかし経済環境の悪化でお金が流れない状況が恐慌です。
本来なら、
「預金者」預金 → 「銀行」貸出し・投資 → 「企業や個人」支払→ 「銀行」→
このような循環が信用創造となりますが、企業や個人が借金返済を優先し続けるとこの流れが代わり銀行へお金が滞留し始めます。
「企業や個人」支払 → 「銀行」 貸出し・投資 → なし、滞留
「預金者」預金 → 「銀行」」 貸出し・投資 → なし、滞留
需要が縮小してお金を借りる人が減り続けると、その減り続けた分だけ生産が減少し、仕事がなくなり、需要がなくなり、税収も減りる事になります。こうやって銀行など金融機関へお金がたまって行くのです。そしてそれが更に需要を縮小させ貸出先は減り仕事が減り、どんどん貧乏な人が増えてゆく事となってしまいます。

経済環境が悪化し続けると不良債権化しやすい企業が増え、銀行は貸し出せるところが少なくなり、ますますお金の流れが悪くなります。そこで国家が国債を発行して事業を行うと、貸出先投資先に苦慮していた銀行は投資先として国債を買いに来る事となり、同時に出資の激減もそれなりに防がれるようになり、銀行に滞留したお金を市場に流し出す役割を果たすことになります。これは瀕死状態の市場という存在が生存のために政府に事業拡大を願っているようなものです。
逆に市場が好況な時期に政府が国債発行などを行えば、市場では国債が売られ金利は上昇し、必然として政府のその行動の歯止めとして働く事と同じで、ゼロ金利下での財政出動はそれを鏡で写したような存在です。

つまり財政出動・国債発行は、民間が事業縮小などへ傾倒しお金が銀行に滞留する事を打破するための一手段として、民間に代わり国が銀行からお金をかり、有効な需要不足の解消に動いているのです。またこのような経済環境下となると通常では考えられないくらい低い金利で資金調達が出来る事態であり、他には選択しのないその時点でのベストな行為であると言えます。

この回答への補足

下記の「この回答へのお礼」を書いた後で思ったのですが、

「政府が国債の発行」するのはやはり「信用の創造」に近い概念
になるのではないですか?
つまり、増えた税収によって発行した国債を遅滞なく償還できることが前提で、国債発行によって現金がないところからお金を借りている(生み出している)わけですから。そうすると、政府の準備預金に相当するのは何なんですかね。外貨準備高でしょうか。さらにややこしいのは国債(債権)発行元が現金をもらうことですね。よくわかんなくなってきました。

補足日時:2009/12/13 06:34
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この回答へのお礼

非常に明確な回答ありがとうございます。

国債発行により滞留したお金を解放してお金の流れを作り、
経済よくなったら増えた税収で国債の償還すればよいのですね。

政府の直接収入は「税収」なので「物、サービス、労働力」を売り買いすることで成り立つ個人の経済感覚とは違う物になりますね。

お金の流れを作り出せるところに政府が責任を持って投資する必要がありますね。
個人的には「子ども手当」なんて短期的に個人消費に貢献するのはもちろん、将来に対する最高の投資であると思いますが。。

お礼日時:2009/12/13 06:19

> 現金がないところからお金を借りている(生み出している)わけですか


> ら。そうすると、政府の準備預金に相当するのは何なんですかね。外貨
> 準備高でしょうか。

それは税収であり経済であり景気という事となるでしょう。
信用創造というマジックは同時に資本主義の危うさでもあり、それが行き詰ると徳政令しかなくなるという事でもありますね。
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国債を発行することは、国民から借金をすることになります。

国の予算を編成するには税収の範囲内で組むのが良いのです。現状では、来年度の税収は40兆円を下回り、一方、概算要求では95兆円程度です。すなわち、大雑把には95-40=55兆円の資金が不足するのです。この不足分を補うために国債の発行を予定しているのです。このため、95兆円の概算要求を如何に削減するかに苦慮しているのです。民主党が、8月の選挙でマニフェストと称して国民のために「あれも・これも」実施しますとお金もないのにいいことをいい益々お金がないのです。一般の家庭で言えば、給料が毎月40万円しかないところに95万円も使っているようなものです。国民から借りたお金は、何れ国民に返却する必要があります。国民は政府に「あげます」とは言わない。誰が返すのでしょう、今の若い人が返すのです。ですから国債の発行は少ない方が良いのです。理想的には、国債発行はゼロです。日本国が超過債務になります。

この回答への補足

少しずつわかってきました。
私は財政支出に対して勘違いしてました。

財政支出=投資
ではないのですね。将来直接回収するつもりはなく、
あくまで、国を維持するために消えていくものということですね。

政府の財政支出によって将来の税収が見込めるのであれば
投資と見なすこともできるのでしょうが。。。

補足日時:2009/12/12 21:57
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一般家庭において借金があり、さらに借金増額する家庭は


信用創造でしょうか?

 国債発行は信用低下です

この回答への補足

そうですね。一般家庭で当てもない借金をする場合は
信用低下になると思いますが、
十分に信用された国家からお金を借りたいと思う人がいるのであれば
国債を発行し、お金を市場の資金需要にあわせてに投入するのは
経済学で言う「信用創造」にならないのでしょうか?

補足日時:2009/12/12 19:46
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