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放射性物質は半減期に従って個数が徐々に減衰していきますが、t=0のときの値とかはどのように決めているのでしょうか?(理論とか実験とか)

A 回答 (3件)

#1のsasaki626さんがお応えになっているC14のケースでの補足です。


単位時間内の元素の崩壊個数(dN/dt)は現在の原子数に比例することからdN/dt=-λNと書かれます(λは正の定数で、C14に対しては1.245×10^(-4)/年とされています)。これからN(t)=N0exp(-λt)が得られますね。半減期をτとするとN0/2=Noexp(-λτ)となりますから、τ=(1/λ)log2となります。さて、木が切り取られた時をt=0としましょう。R0を木がまだ生きていた時のC14の崩壊率とすると、切り取った瞬間は
  R0=-(dN/dt)|t=0 =λN0  (1)
一方、切り取られた木の現在の崩壊率R(t)は
  R(t)=-(dN/dt)=λN(t)=λN0exp(-λt) (2)
です。(1)と(2)の割り算すると
  R0/R(t)=exp(λt)  (3)
tが欲しいので(3)の対数をとると
  t=(1/λ)log[R0/R(t)] (4)
が得られます。これから何時頃木が切り取られたかの年代が推定できます。生きている木のC14の崩壊率(木1gr当たり1分毎の)は6.68とされていますので、この値を木が切り取られたときのR0としましょう。現在炭化して発見された木片の崩壊率(R(t))を測定したところ6.08という値が得られたとしましょう。するとこの木の年齢は(4)より
  t=(1/1.245×10^(-24))log[6.68/6.08]~700年
で今から約700年前に切り取られたということになります。
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t=0の決め方


t=0は絶対的な意味合いがあるものじゃなく、測定の起点(基準点)を表わします。
ですから、
「この時刻を基準(t=0)にする」と決めたところがt=0になります。
で、基準にした時刻の放射能の量と、それから一定時間経過後の量を測定すれば、半減期を計算できます。
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例えばC12(とても安定)


C14(β崩壊する)
半減期はもうわかってます。
さあ古墳から木炭が発見されました。
この木炭が生きていた頃はC12とC14の比は
大気から呼吸していたので大気中の比と同じです。
しかし死ぬと時間とともにC14は減っていきます。
今の木炭の比率を調べてやれば今から何年前に死んだものか
わかると同時に今の数のからt=0の数を逆算できると思います。
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