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2ミリ厚さの玉鋼の板をレーザー切断機で加工できますか。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

こんばんは。



玉鋼は古典的な製鋼法によって得られた、海綿状の炭素鋼の事ですが、本質的に他の鋼と差別無く、レーザーによる切断は可能です。
日本刀の原材料である故に、鉄合金を超えた神秘的なパワーを持っているように見られがちですが、炭素鋼であることには変わりありません。

不純物が多いというご指摘もありますが、玉鋼自体は一般に高純度の炭素鋼です。
不純物の質が近代製鋼法で作られた鋼とは違い、鋼に害を与えない性質を持っているがゆえに、素晴らしい性能を発揮できるんです。
近代製鉄においては、熱源を化石燃料に求めるが故に石炭(コークス)内の硫黄や燐が玉鋼よりも多く含まれ、鋼材本来の性能を大きく低下させる傾向があります。
また、耐火煉瓦などの成分が、鋼の性能を落とす原因となっています。(特にこれをB介在物、C介在物と呼び、弾性に乏しく脆い性質があります)

玉鋼は、木炭を熱源とするため、硫黄や燐の含有が殆どありません。(硫黄も存在しなくは無いのですが、極めてバランスが良いといえます)
タタラ本体の耐火素材である粘土や燃料の木炭から、珪素、硫黄が適宜鋼の中に蓄えられ、それらと元素鉄との化合物が粘性や弾性を高めるように鋼に作用するが故に、炭素鋼として完成された究極の性能を発揮しえるのです。(この化合物は珪素、微量の硫黄をベースとしていますがA介在物と呼びます)
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この回答へのお礼

早速ご丁寧な説明をありがとうございました。参考にさせて頂きます。

お礼日時:2006/01/31 06:50

出来ますよ。


不純物の多い鋼の一種と言うだけですから。
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この回答へのお礼

早速のご回答をありがとうございました。

お礼日時:2006/01/31 06:49

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