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物理補色とは、加法混色で混色して白色光になる2色、また減法混色で混色して黒または灰色になる2色という定義だったかと思います。
であれば、減法混色の例えばフィルタリングで混色すると黒になる赤と青はなぜ補色と言わないのでしょうか?減法混色で光の3原色の内2色を混色するとどの組み合わせも黒になりますよね。物理補色の定義が上記の内容のみであれば赤と青・青と緑・赤と緑も補色対になってしまう気がするのですが、そのほかに条件があるのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ん?


つい最近お会いしたような・・・?
(笑)


減法混色で赤と青を混ぜるということは、
赤は、減法混色の三原色のうち、マゼンタとイエローの和です。(M+Y)
青は、減法混色の三原色のうち、シアンとマゼンタの和です。(C+M)

全部足せば
赤+青
=(M+Y)+(C+M)
=M+Y+C+M
=(C+M+Y)+M
=黒+M
です。

ところが、「減法」混色は、混ぜれば混ぜるほど暗くなっていくのですから、黒には何を足しても黒です。

すなわち
赤+青 = 黒+M = 黒
ということになるわけです。

このように、計算(?)の最後のところで「黒+?=黒」となるような2色の組み合わせは、ご質問文の「赤と青・青と緑・赤と緑」だけに限らず、無限通り存在します。
これらのペアを、全て「補色」とする定義も、ある意味可能なのかもしれませんが、実用上も、話の簡便性からも、混色して黒になる最低限の組み合わせ(=黒に更に色を足さない)しか意味がありません。
言い換えますと、その、「黒に更に足さない」が、あなたのおっしゃる「条件」になります。



以下は蛇足ですが、(論理的には自信ないですけど・・・)

加法混色では、白にさらにRを加えれば、薄い赤になります。
これを減法混色では何に相当するか?
赤と青の絵の具を水に薄く混ぜると紫になりますよね?
それをどんどん濃くしていった極限をイメージしますと、黒っぽい紫のまま無限に暗くなっていって、最後に黒になります。
ですから、いわば、赤と青の濃度を無限にした極限値が黒であって、途中まで紫というイメージでいいと思います。
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この回答へのお礼

毎度お世話になります(笑)。あちらのほうはもう少し自分で飲み込めてからお礼をいたします。
わかりやすいご説明ありがとうございました。
おっしゃるように減法混色は、黒・または灰色になる組み合わせはたくさんありますよね。なのに物理補色の定義はそれ以上の補足がないので不親切と思っていたんです。なぜどの参考書もその話に触れてないんですかね。
いつもありがとうございます。あちらの方も懲りずにお付き合いください。よろしくお願いします。

お礼日時:2006/02/05 10:34

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