私は、現在タラの落とし身を細かくしたものの含水率をしております。今のやり方は試料に海砂(試料の表面積を増やします。)を用いて、105℃、2時間の常圧加熱乾燥法を行っております。
これは指導教官から借りた本から見たやり方なのですが、正直言って、この方法は時間がかかります。(容器や海砂の乾燥した重量を測るのに最低4時間、さらに試料を入れるのに最低4時間かかります。)
ちなみに、最低4時間かかる理由は、1回目に2時間加熱した後、30分減圧で冷却して重量を量り、2回目は、1時間加熱した後、また、30分減圧で冷却して重量を量ります。それを繰り返して前回の測定値に較べて5%以上減らなくなったら終了です。
魚肉において、もっと、効率のいい含水率の量り方をどなたかご存知ありませんか?
なお、凍結乾燥法は指導教官からデータとして使えないと言われました。あれも時間がかかりますし。
どうぞよろしくお願いいたします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
同じ容器を使用しているなら、次回からの使用には
前の恒量値(乾燥重量)を用いて構わないと思います。
毎回、恒量しなければならないのなら、測定日の前日から
乾燥機で加熱しておくというのはどうでしょうか。
(帰宅前に乾燥機に入れてから帰る、といった感じです)
恒量に達するまでの操作回数が少なくてすむと思います。
乾燥助剤である海砂(ケイ砂のことでしょうか?)の精製は
別の日にある程度まとめて行うことはできないでしょうか。
それを密閉容器に保存しておけば、水分測定の際に
1,2時間加熱乾燥するだけですぐ使用できると思います。
測定容器と一緒に、前日から乾燥機に入れておくのもいいかと。
冷却は減圧冷却でなくデシケーター中でも可能だと思います。
測定容器がふたつきならば酸化の影響も少ないと考えられるので
デシケーター中で1日静置し、
翌日に重量測定する、といった方法がとれます。
実験は数日に及ぶかもしれませんが、1日の拘束時間は短いです。
ご回答ありがとうございました。そして、お礼が遅れてすみません。なるほど、同じ容器を使えばそうなりますね。
ちなみに、海砂(ケイ砂ともいいますね)は市販のもので、精製の必要はありません。容器と一緒に加熱できます。(試料の表面積を増やすためのものです。)
>冷却は減圧冷却
デシケーターに入れて、そこから空気を抜いて減圧乾燥しております。1日静置しても、容器や海砂の重量は変わりませんね。というか、加熱しなくても重量的には差はほとんどありませんでした。
色々詳しいご回答、いたみいります。
No.1
- 回答日時:
試料量を多くしないとばらつきが大きくなりそうなので現実的に可能かどうかはわかりませんが,カールフィッシャー法という分析をするという手もあるかと.自動分析装置になっているのがあります.たとえば
http://www.kyoto-kem.com/japanese/products/karl/ …
要するに一種の滴定なので,汎用の道具でもできないことはありませんが.
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