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明治・大正時代はありますが、昭和時代という言い方はあるのでしょうか?そして今は平成時代??

江戸時代は年号が変わっても徳川の治世をひとくくりにしてますよね。

そもそも明治時代や大正時代という区切りはおかしくないですか?

A 回答 (6件)

「現代」でよいのではないでしょうか。



「明治時代」・「大正時代」・「昭和時代」・「平成時代」というのは、天皇の在位期間だけで(それ自体は、小さなことではありませんが)、政治や経済の仕組みがそれを理由に変わるわけではないので、確かに、おかしいと思います。

ただし、「偶々」うまく区分されているという面もあるんですね。「大正」が第一次護憲運動とともに始まり、第二次護憲運動の翌年に終わるわけで、「大正」は「大正デモクラシー」の時期にほぼ重なります(正確に言えば、1932年=昭和7年の五・一五事件が、その終焉でしょうが)。また、「明治」については、夏目漱石が「こころ」で時代の終わりを感じたことを書いていますから、当時の人々にとっては、画期と感じたのでしょう。

「平成」も、偶々時代の画期となりますね。すなわち、1989年=平成元年のマルタ会談で冷戦の終結が宣言され、翌年にはベルリンの壁が崩壊しますから。ただし、「昭和」を一つの時代とするのは、明らかに無理があります。誰が見ても、1945年=昭和20年8月15日前後、あるいは日本国憲法が施行された1947年=昭和22年5月3日前後で、時代は切れますね。

開国から終戦までを近代、それ以降を現代とするのが妥当かと思います。もっとも、時代というのは、ある日をもって画することはできません。近世の終焉は1871年=明治4年の廃藩置県とすべきでしょう。近代と現代との間にも、先に見た、終戦と憲法施行との間(あるいは、1952年=昭和27年のサンフランシスコ平和条約発効との間)の過渡期があると考えるべきでしょう。

ところで、貴乃花(当時は貴花田)が初優勝した1992年=平成4年ごろ、堺屋太一氏が「現代」と区別して、「新代」という新しい時代が始まったのだということを提唱していましたが、定着しませんでしたね。
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この回答へのお礼

>「偶々」うまく区分されている

考えてみると、こういうことって、結構あるんでしょうね。歴史の解釈は千差万別ということの裏返しでしょうか。

「新代」という言葉、初耳でした。
歴史に疎いものですから、先生のご回答、あと10回読んで勉強させていただきます。

ご丁寧な書き込みをありがとうございました。

お礼日時:2006/07/22 18:45

権力の中心が置かれた都市名がよいのではないでしょうか。


飛鳥時代は飛鳥(奈良県高市郡明日香村)が中心でしたし、豊織時代を安土桃山時代といったりしますから、現在は「東京時代」が妥当な所でしょう。
飛鳥時代の前は古墳時代と呼ぶのがメジャーですが、大和時代と呼ぶこともあります。

今日現在では、直近の国政選挙で敗北して、悲劇の宰相と呼ばれることになる安倍晋三氏もまだ首相になっていませんし、保守勢力の長老議員として政界を牛耳ることになる杉村大蔵議員もまだ次の選挙ですらどうなるか判らない若者ですから、歴史で習うことになる例の首都大地震で国会機能が滋賀県に移り、次の近江時代になってみないと、我々にとって、現在が東京時代の前期か後期かは何とも言えませんけど。(勿論、一部はフィクションです)
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この回答へのお礼

次は近江時代ですか^^

ご回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2006/07/24 10:41

時代をどう区切るか、というのは歴史をどう見るか、何を以て時代区分とするか、という「史観」の問題でもあり、そういう点で「明治時代や大正時代という区切りは」一貫性のない区切りであるのは確かですね。



もっとも原始・古代・中世・(近世)・近代・現代というような区分はまあそれなりに説得力があるのでしょう(この場合はどこでこれらを区切るかが問題ですが)。そうでなく~時代、という使い方はだから歴史学ではなく他の領域で、たとえば文化史とか政治史とかいった特定領域の研究においてのみ有効なので、あとはただの慣用としか言いようがありません。

首都の所在で区切るのもそれでいくと例えば「飛鳥時代」より前には呼び名がありませんし、天皇の在位なんてのはそもそも7世紀以前は天皇という呼び名そのものがちゃんと使われていたかも諸説あるわけで、イデオロギーとしてなら兎も角、学問的に意味のある命名とは言えないでしょう。また明らかに一時首都であったと考えられる近江京など、近江時代、なんて呼ばれることも通常ありませんし、難波京や長岡京なんかも時代区分には使われていません。
また明治以降については天皇の諡号(もしくは元号?このあたりあいまい)を使うわけですがそれ以前たとえば孝明時代、とかいうのは使った例を全く見たことがありません。まだ元号で呼ぶ、というほうがありそうですが、それも文化・文政期、とかはつかいますが文化時代、なんていうと少なくとも誤解の元でしょう。といってよく使われる弥生時代とか縄文時代というのもこれは主要な器物の様式で呼び、古墳時代とかになるとお墓の呼び方、なんてのは一貫性が全くないわけです。逆に言えばこういうのは(明治時代とかいうのも含めて)すべて慣用としてはこういうのが使われている、というもので、学問的には一貫性がありません。
結局こういうのは俗称・慣用であって学問的裏付けは無い。だからこの「時代」の区分を根拠に何か変化があるもの、と考えるのは本末転倒でしょう。
歴史学の範疇として使いたいのなら明治の頃、とか、明治初期、とか、19世紀後半とかいえばいいわけで、明治時代、という言い方をする時点でこの後の話は学問的な歴史学を前提にしないよ、と宣言しているようなものです。
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この回答へのお礼

>歴史学の範疇として使いたいのなら明治の頃、とか、明治初期、とか、19世紀後半とかいえばいい

そうですね。
先生のご回答、分かりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/24 10:36

何々時代とは、そもそも今現在から過去を振り返った事で、何々時代と言うのではないでしょうか?その時代時代において日本国を治めていた人物が居た場所の名前を取って名付けていたのが、明治以前ではないでしょうか?徳川慶喜が天皇に政権を返還し、日本国の象徴が天皇になってから、明治、大正、昭和、平成と天皇の即位の度に時代の名称が変わって来たので明治時代、大正時代、昭和時代と過去を振り返る上で呼ばれるのでしょう。


 それに連なれば、今現在は=現代でしょうね。現在の平成から又次の天皇の即位によって時代の名称が変わって過去を振り返る時、平成時代と言われるのが正しいと思います。
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この回答へのお礼

平成天皇、とう呼び方が出来ないように、平成時代という呼び方も今は出来ないというわけですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/22 19:00

日本史の用語では、「(実質的な)首都の所在地」を基準に「**時代」と呼ぶのが普通です。



ならば、現代は「東京時代」と呼ぶべきでしょうか。その中を

明治維新から大日本帝国憲法発布まで:東京時代初期
大日本帝国憲法発布から昭和20年まで:東京時代前期
(上記を一緒にして 「大日本帝国時代」)

昭和20年から現在まで:現代(東京時代の一部)
(あるいは「日本国憲法時代」)

とでも定義すれば、当たらずとも遠からずでしょう。
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この回答へのお礼

東京時代ですか。なるほどなるほど。

日本国憲法時代というのもおもしろいですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/07/22 18:46

昭和時代という言い方は耳に(目に?)したことがあります。

屋台で「昭和時代カレー」というメニューがあって、美味しかったので印象に残っています。もちろん平成の現在だからこそ、つけられる名前ですよね^^

「アジアンランチ」のメニュー
http://www.asianlunch.co.jp/order.html

参考URL:http://www.asianlunch.co.jp/order.html
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この回答へのお礼

昭和時代カレーですか^^
名前聞いただけでなんとなく味が分かるような気がします

おもしろいリンクを教えてくださってありがとうございます

お礼日時:2006/07/22 18:40

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