アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

振動測定結果でトリパタイト表示のグラフの読み方についての質問です。

グラフの単位としては、以下のようになっています。
Y1(左)・・・速度[cm/s]
X1(下)・・・周波数[Hz]
Y2(右)・・・加速度[gal]
X2(上)・・・変位[μ/m]

グラフ上の線は十字と斜め線がありますが、
どれがどれに対応しているかがよくわかりません。
適当な周波数で変位-加速度変換してわかるものでしょうか?
素人質問ですみませんが宜しくお願いいたします。

A 回答 (2件)

トリパタイトのグラフは正弦波sin(wt)を微積分すると円振動数(w)倍または円振動数(w)分の1という関係になることを利用して、変位・速度・加速度の関係を1つのグラフに示したものです。



速度v=a*sin(wt) (aは速度の大きさ)
とすると、
加速度の大きさはwaとなり、変位の大きさはa/wとなります。

速度のメモリが横軸となります。
速度を積分した変位は周波数が大きくなるにつれて(右側に行くにつれて)値が小さくなりますので、右上がりのメモリとなります(同じ速度の大きさに対して周波数が大きいほど変位は小さくなるので、変位が同じ大きさを示すには速度は大きくなければならないので)。

同様に加速度の場合速度を微分するので、周波数が大きくなるにつれて値が大きくなりますので、右下がりになります。

まとめますと、
変位:右上がりの線上にあるのは同じ大きさを示し、右上がりのメモリがその大きさを示す。
速度:普通のグラフを読むように読む(縦軸の目盛りを読めばよい)
加速度:右下がりの線上にあるのは同じ大きさを示し、右上がりのメモリがその大きさを示す。

ある周波数に対する値を読むには変位なら右上がりの線に対する目盛りを、速度なら縦軸についている目盛りを、加速度なら右下がりの目盛りを読めばよいことになります。

>適当な周波数で変位-加速度変換してわかるものでしょうか?

トリパタイトの振動が正弦波(余弦波でも同じですが)であることが前提ですので、振動が正弦波なら変位-加速度の変換は簡単に読み取れます。

複雑な振動の場合、周波数分析(FFT等)する必要があります。周波数分析した結果はそれぞれの周波数において正弦波であると仮定できますので、それぞれの周波数ごとに変位-加速度変換を行ってから、それを合成することで概算として求めることはできます。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

色々調べてみるとグラフによってはメモリを斜めに表示してわかりやすくしてあるのもあるのですね。
丁寧・詳細な回答ありがとうございました!

お礼日時:2006/08/21 19:44

左上がり線は加速度一定、右上がり線は変位一定線です。

変位・速度・加速度の関係は、波形を正弦波としてあらわされます。したがってグラフでは速度は上に、変位は左上に、加速度は右上に増えていきます。
グラフ上で、水平線は速度(v)一定線です。その一点が (v,f) です。加速度は a=(2πf)v ですから、加速度(a)一定線は左上がり(fv=const)になり、変位一定線は同様に右上がりに表されます。
例えば、f=1.5Hz, v=1cm/s の点では、a~10gal, d~1mm と読めるはずです。
横軸が周期のトリパータイトもありますから注意して下さい。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変よくわかりました。回答ありがとうございました!

お礼日時:2006/08/21 19:42

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!