2024年においていきたいもの

 knife など f(e) で終わる名詞の複数形は -ves として,発音は /f/ → /vz/ と有声化されます。中には safe → safes のように /fs/ と無声音のままの語もあるようです。

 knife という語には「ナイフで刺す」のような動詞の意味もありますが,この三人称単数形はどうなるのでしょうか。辞書に何も書かれていないことをみると,knifes となることが示唆されます。しかし,"he knives" で検索すると,"he knifes" の半数程度ですが,かなりの数がヒットします。

 -f(e) で終わる動詞の三人称単数現在形について説明されているのを見たことがないのですが,実際はどのように規定されているのでしょうか。

A 回答 (8件)

手元の文法書によりますと、(Michael Swan, oxfordのものです)



まず名詞に関してですが、hoof/dwarf/scarf/wharf の場合は、-fs/-ves どちらの用法も可能だそうです。それ以外(calf/elf/half/knife/leaf/life/loaf/self/shelf/thief/wife.....など)は全て-vesで終わるのが文法上の定義のようです。

3人称単数現在形の場合、文法上ではどの単語においても -fs と無声音で使うのが正しいと記されています。ただし、動詞として実際に使用される頻度が少なく、仮に使用されたとしても、あまりにも浸透していないために-vsと発音されることもしばしばある。との記載でした。過去形の場合も、knifed, loafed, wolfed... となるのが、文法上では正解のようです。

発音の歴史についても少し調べてみたのですが、ここ数百年の間にどの単語に関しても著しい変化があり、一概に何が正しいという定義が定まっていない単語も多々あるようです。

余談ですが、音節が2つのもの、例として chocolate は choc(o)late と実際には発音されますが、当初は"チョコ~"とそのまま発音されていたそうです。また different なども diff(e)rent と発音しますが、当初は"ディフェ~"と発音されていたそうです。音節が3つのもの、例として comf(or)table、temp(e)-rature などもそれにあたるようです。

-f、-fe の発音に関しては、先じて発音が出来、その後子音を元に文字が出来たようです。これ以上詳しくは調べられなかったのですが、他にもいろいろな説がありそうですね。

長々と失礼しました。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 名詞の場合,safe, roof, belief など -fs を除いてですよね。
>3人称単数現在形の場合、文法上ではどの単語においても -fs と無声音で使うのが正しいと記されています。
これこそ求めていた答えです。
>-vsと発音されることもしばしばある。
これは,-vz ですよね。スペルは -f(e) のまま,発音は /vz/ ということですね。これは handkerchiefs という名詞にも見られます。

お礼日時:2006/08/29 20:35

#6のものです。



>名詞の場合,safe, roof, belief など -fs を除いてですよね。

calf/elf/half/knife/leaf/life/loaf/self/shealf/shelf/thief/wife/wolf こちらの13個の単語が不規則複数形となり、複数形が-vesの形になるようです。それ以外は(hoof/dwarf/scarf/wharf の4語を除き)規則複数形となるそうです。ですのでwind-sky-windさんがおっしゃるように、-sと発音されるものもあれば、-zになる場合もあるということだと考えます。

>-vsと発音されることもしばしばある。これは,-vz ですよね。

-vz です。大変失礼いたしました。ただ、この場合、動詞として考えた場合のみで説明をさせていただきました。

回答が曖昧で大変失礼いたしました。書いたつもりで抜けていた部分があったようです。ご指摘いただきありがとうございました。私自身もとても勉強になります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 このたびはみなさん,どうもありがとうございました。とても勉強になりました。またこのような質問をすることがあると思いますので,よろしくお願いします。

お礼日時:2006/08/30 09:05

>どなたか /vz/ という有声化の歴史についてご存知の方はいらっしゃらないでしょうか。



これは古英語(1000年ほど前)の発音法則にまで遡ります。

knife - knives ですが、古英語では knif - knifas と書いていました。本当は語形変化はもっと複雑で、格によっても変化していました。この発音ですが、「クニーフ ー クニーヴァス」でした。古英語には v の字は使われず、「ヴ」の音は f が有声子音と母音、または二つの母音に挟まれたときに同化されて f が有声化して生じるものでした。そのうち v も使われるようになり、of などの少数の例外を除いて「ヴ」はv で書かれるようになりました。6番さんが挙げている必ず v に変わるものは古くからある単語です。しかし外来語が多く流入して来るとその法則も崩れ人々もそのような意識も薄れ、無声音である f はそのまま s をつけるようになりました。また、古くからの名詞の一部もその影響を受け、f のままのものが現れました。そのため、v に変わるもの、f のままのもの、どちらでもいいもの、と統一がないのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 なるほど,/v/ という音も f で綴られていたのですね。複数形の場合,語尾ですので,後に母音がくるということはありませんが,前に無声子音がくることはまれで,ほとんどが有声音ですので,-ves が原則というのもうなずけます。

お礼日時:2006/08/29 21:25

#4ですが、このようなページを見つけました。


http://hc3.seikyou.ne.jp/home/kyamato/pronun6.htm
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なかなか興味深いですね。
/f/ → /v/ は単に有声化しているだけなのに,何となく大きな変化がしますが,英語では -s- というスペルで /z/ と発音するのは普通にあることですよね。of という単語をみるまでもなく,-f- というスペルで /v/ と発音するのも,それほど無理のあることではないのかもしれないですね。

お礼日時:2006/08/29 20:42

思いつくままにいくつか単語を調べてみましたが


leafは複数形がleavesで三単現がleafs
turfは複数形がturfs, turvesとあって三単現がturfs
dwarfは複数形がdwarfs, dwarves とあって三単現がdwarfs

となると、やはり/f/ → /vz/ は名詞に固有のものなのではないでしょうか。
辞書の巻末にある不規則動詞の一覧表をチェックしましたが、fで終わる動詞というものは見あたりませんでした。

検索するとhe knives やshe knivesが出てくる件ですが、ネイティブの人でも名詞の複数形の変化に釣られて間違えている場合もあるかもしれませんよね。
日本人でもおかしな日本語を使う人が結構いることですしね。昨日のNHKニュースではアナウンサーが旅客機のことを2度も「りょきゃっき」と発音していました。よく舌をかまずに言えるものだなあと感心してしまいましたが・・・

以前ネイティブの英語補助教員の人にsで終わる固有名詞の複数形や所有格の作り方について 確認したところ、日本人より分かっていないということにショックを受けたことがあります。
文法的にどうのこうのというのは学校でしっかり習う日本人の方がよく知っているということでしょうが、彼らの使う英語も最近の日本語の乱れ(というか変化というか)と同じように、文法的には正しくないものも結構あるということかもしれません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。やはり,複数形で /vz/ と有声化するのが特殊であり,特に規則性はないということでしょうか。そして,動詞の場合に有声化はない,というのが原則。
 どなたか /vz/ という有声化の歴史についてご存知の方はいらっしゃらないでしょうか。

お礼日時:2006/08/29 16:33

Gです。

 こんにちは!!

これは名詞の複数形と3単元の表記と発音が違う珍しい単語です。 もっともknifeとしてstabという意味の動詞としての使い方は日常ではかなり珍しいですが、すばやく(空中などを)動くというフィーリングを示す自動詞としては詩的(一般でも)な表現として使われますが3単元としての発音はknifesとして無声音で発音されます。

これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。日本の辞書には,stab の意味以外には,自動詞で「切り進む,突き進む」のような意味が載っています。

 knifes → knives や houses という複数形が有声化するのは理由はないのかもしれません。日本語でも,「崎」が「さき」となるか「ざき」となるかに特に規則性がないように。

お礼日時:2006/08/29 16:15

knife


動》knifes | knifing | knifed
アルクの辞書で調べたところ三人称単数現在形はknifes

のようです。

参考URL:http://www2.alc.co.jp/ejr/index.php?word_in=knif …

この回答への補足

すみません,自分でも間違ってしまいました。お礼のところの /vs/ は /vz/ の誤りです。

補足日時:2006/08/29 20:44
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。恐るべし,英辞郎!といったところでしょうか。試しに leaf を見たら,三単現は leafs となっています。
 まだひっかかっているのですが,/f/ が /vs/ と有声化するのは,名詞の複数形(の一部)に独特なものなのでしょうか。

お礼日時:2006/08/29 15:03

三単現の場合は載っていなくても、過去形は載っているのではないでしょうか?



小学館の PROGRESSIVE 英和中辞典、OXFORD 現代英英辞典には、knife の過去形は knifed となっています。現在分詞は knifing。ですから、三単現の場合は knifes が正しいと思います。

私も Google English で、he knives, he knifes の両方を検索しましたが、he knives は the knives のタイプミスが結構ありました。また、英文がかなり文法を無視しているような文が多いようで、ネイティブでない人や正用法を知らない人の英文かも知れません。

ご参考になれば幸いです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。手元の辞書には過去形も載っていませんでした。ただ,-ed の場合と -s の場合では事情が異なるようにも思います。もちろん,辞書に何も書いていないということは,そのまま -s だということだと思うのですが。
 あらためて検索してみると,確かに the knives のタイプミスが多いようです。しかし,she knifes よりも,she knives の方が多いようです。これは the knives とのタイプミスは少ないようです。

お礼日時:2006/08/29 14:21

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報