
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
B.Cは、Before Christ の頭文字を取って造った略語で、「キリスト以前」という意味です。英文だと、He was born in 205 B.C. (彼は、紀元前205年に生まれた)というように、数字(世紀の場合なども)の後に置きます。それは、これは、He was born in 205 before Christ. となるからです。前に置くと、英語として意味がなくなるのです。
(B.C.は英語で、Before Christ ですから、英語以外の言葉を使う西欧の国では、こういう略語は使いません。フランス語では、「av.J.-C」と書きます。これは、avant Jesus-Christ(アヴァン・ジェズュ-クリスト)の略で、「イエズス・キリスト以前」の意味です。ドイツ語では、「v.Chr.」と書き、vor Christ(フォル・クリスト)の略です。「キリスト以前」の意味です。また、紀元後は、「n.Chr」と書き、nach Christ(ナッハ・クリスト)の略です。「キリスト以後」の意味です。A.D.は、フランス、ドイツでも使うことがあるかも知れませんが、B.C.は英語での略です)。
しかし、日本語のなかでは、「彼は、B.C.205年に生まれた」も「彼は、205年B.C.に生まれた」も自由です。「紀元前」とかを使うと、「彼は、紀元前205年に生まれた」で、「彼は、205年紀元前に生まれた」はおかしいですね。
A.D.は、ラテン語で、Anno Domini の頭文字を取ってできた言葉です。発音すると、「アンノー・ドミニー」となります。英語で、これに対応するのは、In the Year of the Lord です。日本語だと「主の年において」です。「主の年2002年において、3月20日にこの回答を記した」は、略して「主の年2002年3月29日にこの回答を記した」になります。こういう風に日本語で翻訳する事があるので、Anno Domini を「主の年」と説明している文書がありますが、「主の年」なら、ラテン語で、Annus Domini で、形が違うのです。
ラテン語でも、In Anno Domini とも書いてもよいのです。この場合の Anno は、Annus の「奪格」という格で、(「格」というのは、英語だと、所有格だとか、目的格だとかありますね。ラテン語には、「奪格」という格があるのです)、この格自身に、元々、「によって、を通じて、において」の意味があります。だから、最初の in を付けても付けなくても、「主の年において」の意味になります。
なお、「主の年において」であって、「神の年において」でも「キリストの年において」でもありません。「キリストの年において」なら、Anno Christi となります。キリスト教世界では、「大文字の Dominus=Lord」は、「主=キリスト」ということになるので、「主の年において」を「キリストの年において」とも解釈できるのです。この場合、「キリスト紀元前」とも日本語で言います。「西暦」というのは、西欧が、一般に、A.D.を使って、年を数えて来たからです。
「キリスト紀元」を決める時、キリストの誕生年を計算間違いした結果、イエズス・キリストは、キリスト紀元1年に生まれていないで、紀元前4年とか6年に生まれたという、おかしなことになっています。
ab incarnatione Domini は、英語だと、from the Incarnation of the Lord の意味です。incarnation は、「肉化」と普通言うのですが、霊が、肉体をまとい、形を持つことで、主(キリスト)の霊が、人間イエズスの肉体に宿ることを意味します。「主(キリスト)が人間の肉の姿を取って以来」の意味になります。「肉化」が、「誕生」に当たる訳です。
No.2
- 回答日時:
ポルトガル語ではなく、ラテン語の Anno Domini が語源です。
(英語やフランス語他西ヨーロッパの言葉は大概ラテン語が語源になってます。)英語の in the year of our Lord (主イエス・キリストの年で=いわゆる『西暦』)の意味にあたります。
ちなみに、
B.C.は年数の後ろにつけるのが決まりで、紀元前50年は 50 B.C.で、B.C. 50は間違いですが、
A.D.は前後どちらでもOKで、西暦2002年はA.D. 2002でも2002 A.D.でも間違いではありません。
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