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問題集の問題なのですが、解答の解説が少ないので理解ができません。
詳しい方、教えてください。
宜しくお願いします。

A 回答 (5件)

「みて・くれる」ですよね。



「姉は勉強をみる」でも意味は通じます。
では、「姉は勉強をみてくれる」と比べてみるとどうでしょう。

「くれる」が付くと、「姉が親切にも私の勉強をみてくれるのでありがたい」という補助的な意味が付け加えられます。

中心となる動作は「みる」ですが、「くれる」が付くと「みる」だけよりも詳しく状況を表現することができます。つまり、「くれる」が「みる」を補助しているのです。
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#1です。



>補助の関係が2回起きる、というのはどのようなことなのでしょうか?

「みる」(動詞)+「くれる」(補助動詞)で一回、
「みてくれる」(動詞)+「いる」(補助動詞)で二回です。

「みて」と「くれる」が補助の関係なのは一回目の方です。
更に二回目も起きているので、わかりにくくなっているだけだと思います。
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動詞と補助動詞の違いとのことですね。

明確に分けることはできません。文法学者でも無理です。前回お答えした内容ですべてです。
ただ、次のように言い換えるとわかりやすいかもしれませんね。
繰り返しになる部分もありますが、よく読んでください。
今回は「みる」を例に説明します。
なお、補助動詞ではない普通の動詞を本動詞と呼びますので、覚えてください。

●見かけ上の違い(厳密な識別法ではない。前回の「とってくれる」の説明を参照すること。)

漢字で書いてある→本動詞 例「テレビを【見る】。」
ひらがなで書いてある→補助動詞 例「試しに飲んで【みる】。」

前に接続助詞「て」か「で」がある→補助動詞 例上記参照。
前に接続助詞「て」か「で」がない→本動詞 例上記参照。

絶対的に言えるのは、※のついた定義です。これは暗記すること。

また、これは補助形容詞にはあてはめられないのですが、補助動詞だけにあてはめられる裏技に、

”補助動詞は、省略しても文の意味が成り立つ。本動詞は絶対に省略できない。”

というのがあります。例えば、最初の質問の文なら「姉が勉強をみる」、柿の実の例文なら「おじさんが柿の実を取る。」、上の例文なら「試しに飲む。」と、補助動詞を除いても、それぞれ意味は完結し文は成立します(しかも省略する前と比べて、意味が決定的には変わりません。)。

それに対し、本動詞の方を省略したら、全く意味が通じない(文が成立しない)ことを覚えてください。上の例文で見れば、「テレビを。」あるいはその下の文から本動詞「飲んで」を省略すると、「試しにみる。」。文として成り立たない、あるいは元の文とは決定的に意味の異なる文になってしまいます。
このことは、下の、「成文」の問題にもかかわってきます。つまり、本動詞の方は成文の主役をしている(だから省略できない)のに対し、補助動詞の方は成文の脇役なので省略してもかまわない、ということです。

●意味の観点から
本来の意味(物を目で見る)を表す→本動詞 例「絵を見る。」
「試しに~する」という意味を前の文節に添える→補助動詞 例「ぼくの作文読んで【みる】?」

●文の成分の観点から
(1)単独では成文になれない→補助動詞 例 僕は先生に勧められた本を読んで【みた】。主語は「僕は」、述部は「読んでみた」。
(2)単独で成文になれる→本動詞 例 僕は友人と二人でこっそり父の書斎の写真集を見た。主語は「僕は」、述語は「見た」。
(1)の例文の主述を考えてみましょう。主語が「僕は」であることは問題ないでしょう。では述語は? 補助動詞「みた」だとすると、主述は「僕はーみた。」になります。しかしこれは変ですよね。文全体の中心的な話題である「読む」がどこかへ行ってしまいました。それに、「僕は」本を「読んだ」のであったのであって、「みた」のではありません。このように、補助動詞を単独の成文と考えると、文の組み立てががたがたになってしまうのです。よって、必ず前の文節と連文節になって成文となるのです。その場合の主役は、あくまで前の本動詞の方です。
一方(2)の文の方は、間に修飾語がたくさんあって一見複雑そうですが、構造は、「僕は(何を)見た。」という単純な主述の関係で組み立てられています。

この後、主な補助動詞が添える軽い意味を列挙しようと思ったのですが、長くなるので省略し、宿題にします。次の動詞を辞書で調べ、本動詞としての意味と、補助動詞としての意味を読み比べてみてください。
「ある・いる・おく・いる・いく・しまう・やる・もらう・くれる・あげる・くださる・いただく」

なお、参考書として、文英堂シグマベストシリーズの「くわしい国文法」をお勧めします。内容がすばらしい。私もよく利用しています。
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補助の関係にある連文節は、全体で一つの成文になります。


ご質問の文の場合は、「みてくれている」で、述部になります。最後の「いる」も補助動詞ですね。

次の文で考えてみましょう。
「おじさんが柿の実を取ってくれた。」
この文の「とって」と「くれた」は、どんな関係にあるでしょうか。
実は、補助の関係と、修飾(連用修飾)の関係の、二つの可能性があるのです。

もし、高い木に柿の実がなっていて自分では手が届かない、そんな時に、通りがかった背の高いおじさんが自分の代わりに柿の実を「とってくれた」という場合。
この場合は、補助の関係になります。なぜなら、この「くれる」は、自分のためにして(=とって)くれたという意味を表しているのであり、物を「くれる」という本来の動詞の意味を表していないからです。
別な方から考えると、この「くれる」は、単独で文の成分(この場合は述語)にはなれません。「とってくれた」という連文節となって、全体で述部になっています。主述の関係は、「おじさんがーとってくれた。」です。残りの「柿の実を」はもちろん修飾部です。

それに対し、隣のおじさんのうちに柿の実がなっているとしましょう。うまそうだなあと思って見ていたら、おじさんがそれを「とって(自分に)くれた」場合、この場合は修飾の関係になります。なぜなら、こちらの「くれる」は物を「くれる」という本来の意味を表しており、単独で述語になっているからです。主述の関係は「おじさんがーくれた。」
残りの「柿の実をとって」が修飾部です。

ここで覚えてほしいのは、補助の関係の場合は、「とって」と「くれる」の間に他の文節(自立語)を入れられないということ。(付属語の「ね」などは入れられます。)
それに対して、修飾の関係の場合は、「とって」と「くれる」の間に「自分に」などの文節を入れられるということです。

ここからまとめです。まず、補助動詞とは何かということ。
・本来の意味が薄れ、前の文節に意味を添える働きをしている動詞。
・単独では文の成分になれず、必ず前の文節と一緒(連文節)になって成分になる動詞。
・教科書などではひらがなで書かれる動詞。
・前に接続助詞「て」「で」がある動詞。(ただ、上の例文でも見たように、前が接続助詞「て」があっても補助動詞ではない場合もあります。)

ここでご質問の文に戻りましょう。
●この「くれる」は、本来の意味(物をくれる)ですか? それとも「何かをしてくれる」という意味を前の文節(みる)に添えていますか?
●この「くれる」は、単独で文の成分になっていますか? それとも「みてくれて(いる)」で一つの成文ですか?
●この「くれる」は、ひらがなで書かれていますか? それとも漢字で書いた方が自然ですか? (この問いは「くれる」の場合は無意味ですが、ほかの動詞の場合は有効な見分け方になります。)
●この「くれる」は、前に接続助詞「て」がありますか?

いかがでしょうか。少し理屈っぽかったかもしれません。また、あなたがまだ1,2年生なら、「接続助詞」という言葉を習っていないかもしれませんね。そうであれば、謝ります。

おわびがわりに、簡単な練習をしましょう。次のA・Bの【 】内の動詞は補助動詞ですか? それとも普通の動詞ですか? 
(1)A お菓子を食べて【みる】。B お菓子をじっと【みる】。
(2)A 飛行機が遠くへ飛んで【いく】。B 大坂へ新幹線で【いく】。
(3)A 本を片付けて棚に【しまう】。B 本を読み終えて【しまう】。
(4)A 試験に備え、勉強して【おく】。B コップを机に【おく】

わからないところなどがあったらどんどん聞いてください。
私は、中学生向けの参考書やテスト、文法の本などを書いています。
自分がいつも書いているものは、中学生のみんなに理解してもらっているだろうか、役に立っているだろうか、と、常に心配しています。だめなところがあったら遠慮なく指摘してください。それが私の勉強になりますから。

最後に、勉強がんばってください。

 

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
丁寧に教えていただき、とてもうれしいです!
比較的国語は得意な方なのですが、文法は少し苦手です。

>また、あなたがまだ1,2年生なら、「接続助詞」という言葉を習っていないかもしれませんね。

説明不足でしたね。ごめんなさい。まだ中学2年生です。
でもウィキペディアで検索して少し分かりました。まだまだ勉強しなければなりませんね・・・。

お言葉に甘えて、一つ質問なのですが、動詞と補助動詞の違いとはどのようなものなのでしょうか?
そこがいまいち分からないので、教えていただけるとうれしいです。

すみませんが、宜しくお願いします。

補足日時:2006/11/13 20:47
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補助の関係は、動詞+て(で)+補助動詞 で成りたちますね。



まず「みてくれる」だけを考えます。
「みる」が動詞で「くれる」補助動詞なです。
「みる」+「て」+「くれる」→「みてくれる」

次に「みてくれている」を考えます。
「みてくれる」が動詞で「いる」が補助動詞です。
「みてくれる」+「て」+「いる」→「みてくれている」

というように、補助の関係が二回起きているのではないでしょうか?

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

補助の関係が2回起きる、というのはどのようなことなのでしょうか?

すみませんが、よろしくおねがいします。

補足日時:2006/11/13 20:44
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