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以前、テレビだか映画だかで「時間がたって酸化してしまったから、お茶を煎れなおしましょう」という台詞をきいたことがあります。

多分、緑茶のことだと思うのですが、緑茶は時間がたつと酸化してしまうのでしょうか。

酸化してしまうのだとしたら、何を目安に「酸化した」と判断すればいいんですか?冷めたら、とか変色したら、とか。

それと、酸化したお茶を飲むと何か体に害があるのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

酸化というのと、古くなると悪くなる(身体に悪い)というのを切り離して考えましょう。



古くなっても、腐るほどというのは食品一般全部、同じです。

お茶=緑茶にはVCが含まれているので、水中の鉄イオンを還元します。
で、VCは時間がたつと鉄分があることで無効化されます(古くなるとダメという一つ目の理由)。
この還元された鉄分が葉緑素(お茶の緑色の成分)と結びついて、
緑→茶色に色を変えます、さめて、時間がたつと、お茶の色が変わる。
(これが2つ目の理由)
タンニンはポリフェノールとして身体にいいとされていますが、
この「ポリ」という言うのは、高分子(たくさん同じものが集合して化合している)という意味で、
最初は、活動性の高いポリの部分がより時間が経過すると、寄り集まって、茶渋になって、身体にいいといえる状態の活動性?を保持できなくなる。(これが3つ目)

お茶の葉から抽出されて、「お茶は身体にいい」とされる成分が
さめていく過程で、VCが無効になる、鉄分によって色が変わる、ポリフェノールが架橋(たくさんあつまる)して不活性になると、どんどん
失われてくるということです。

冷め切って、色が変わった状態だと、「お茶」のいいところはなくなっていると思ってください。
ただ、カフェインは有効です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
大変分かりやすかったです。
時間が経つと、3つの理由で、お茶のいいところが損なわれているということだったんですね。
おいしくて体に良い煎れたてのお茶を飲むようにしたいと思います。

お礼日時:2006/11/20 22:13

その台詞は間違っていませんが 普通はそうは表現しませんよね。


何故かと言うと 物質は酸素に触れていれば(酸素を含んでいる空気でも)酸化は進んでいると考えるべきです。茶葉も酸化は進んでいます。
(それを防ぐ為にお茶の袋には酸素を含まない窒素ガスが充填されています。)ただ茶葉よりも淹れたお茶の方が酸化は進みやすいだけです。
水があるほうが酸化は進みます。同じ鉄材を水中におくと空気中に
置くよりも早く錆びます。ですから目安といっても難しいですが
変色していれば酸化はかなり進んでいると言っていいでしょう。
冷めた位では有害なほど酸化したとは言わないでしょう。
よく一晩おいたお茶は飲まない方がいいと言いますがこれは
酸化のためと微生物の繁殖が考えられるからです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
茶葉よりも煎れたお茶は酸化が進みやすいということだったのですね。
大変参考になりました。

お礼日時:2006/11/20 22:18

主成分(渋み)のタンニンが鉄と結合して酸化しやすい。



酸化したタンニンは渋くておいしくない、
煎れ直すのが、おもてなし。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
酸化の仕組みがわかりました。
やはり煎れたてのお茶が一番ですね。

お礼日時:2006/11/20 22:22

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