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九州出身の友達が、「先生は、会議がありよるみたいよ。」と私に言ってきました。私の地域では、「ありよる」は使いません。
これって方言ですよね??
「ありよる」ってどんな場合に使うのですか?
その友達いわく、「祭りがありよる」は使い、「机がありよる」とは言わないそうです。で、「ありよった」はあんまり言わないそうです。
みなさんの地域ではどうですか??

A 回答 (8件)

実は、標準語の「降っている」と同じ使い方で、


「今、雨が降っとる=降り続いている」と言う意味でも使います。

しかしこれでは、「今」をつけないと、降った後なのか、雨が降り続いているのかが、あいまいです。そこで「降りよる」を使えば意味が明確になります。
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>結果態「雨が降っとる」は雨が降っているときに使うのですか


そうですね、例えば
建物から外へ出たら地面が濡れている(今は雨はやんでいる)のを見て
「あ、雨が降っている。」
という場合に
「あ、雨が降っとる。」
と使います。
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補足



各地のより具体的な例については、「方言 アスペクト」や「進行態 結果態」などのキーワードで検索してみてください。
アスペクト(相)は、自制とは異なるものですが、関連はあります。
「~よる」の過去形の「~よった」も有り得ます。
また、「ありよる」が「ありょる/ありょった」のように地域によって音韻変化するのも一般的です。

なお、ANo.5の下記リンクが切れていたので訂正しておきます。
■散リヨル(将然態)  『方言文法全国地図』第4集200図
 →http://www2.kokken.go.jp/~takoni/map_archives/ta … 200_chiriyoru_shoozentai.pdf
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
質問ですが、
結果態「雨が降っとる」は雨が降っているときに使うのですか?

お礼日時:2006/11/21 00:59

「ありよる」を使う地域は、中国・四国・九州に広く分布しています。


言語学で言う「進行態」の表現です。「結果態」、「将然態」の表現もあります。
よく引き合いに出される例。
共通語でいう「雨が降っている」は、西日本では下記の二通りに使い分けます。
 進行態 「雨が降りよる」 
 結果態 「雨が降っとる」

「会議がありよる」に対して「会議があっとる」とは言いませんが、
「食べよる/食べとる」「寝よる/寝とる」など、広く使われる表現です。
この使い分けが無い地域の人には、使い分けのニュアンスが正確に理解してもらえないことが少なくありません。

国立国語研究所のサイトに、これらの表現の全国分布図が載っていますのでご参考まで。

『国立国語研究所平成14年度公開研究発表会予稿集』
   大西拓一郎;2002「方言表現法の分布類型と分布形成」
■有リヨル(進行態)  『方言文法全国地図』第4集202図より
   今,近くで運動会が開かれています。そういうとき,
 →「運動会がアリヨル」と言いますか,それとも別の言い方をしますか。
  http://www2.kokken.go.jp/~takoni/map_archives/ta …
■散っている(進行態) 『方言文法全国地図』第4集198図より
   桜の花が,今,散っている最中だとします。それを見て,
  「今,花がチッテイル」と言いますか,
  「チリヨル」と言いますか,それとも別の言い方をしますか。
 →http://www2.kokken.go.jp/~takoni/map_archives/ta …
■散っている(結果態) 『方言文法全国地図』第4集199図より
   桜の花が,今,散っている最中だとします。それを見て,
  「今,花がチッテイル」と言いますか,
  「チリヨル」と言いますか,それとも別の言い方をしますか。
 →http://www2.kokken.go.jp/~takoni/map_archives/ta …
■散リヨル(将然態)  『方言文法全国地図』第4集200図より
   風が強くて今にも桜が散りそうなとき,
  「桜がチリヨル」と言いますか,それとも別の言い方をしますか。
 →http://www2.kokken.go.jp/~takoni/map_archives/ta … 200_chiriyoru_shoozentai.pdf
■死ニヨル(将然態)  『方言文法全国地図』第4集201図より
   飼っている金魚が急に元気が無くなって死にそうになっています。そんなとき,
  「金魚がシニヨル」と言いますか,それとも別の言い方をしますか。
 →http://www2.kokken.go.jp/~takoni/map_archives/ta …
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関西の人間ですが、「ありよる」は使われますね。


>>3さんのいわれているとおり、進行形で使われます。
こういう言い方が正しいのかどうかはともかく…動きがあるものに使われる、といった感じでしょうか。

例えば出た例で言うならば祭りや会議というのは行われるもの。
他にも「飛びよる」=飛ぶ、「落ちよる」=落ちる、といった風に全て動きがあるものですよね?
引き換え机というのは存在するもので、動きというものはありません。

分かりにくい上に、多分日本語として正しい説明ではないのでしょうが…何となく、ニュアンス的に分かっていただければ、とご参考までに。
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関西以西では広く使われていると思います。


標準語にはない現在進行形の表現で、
「飛びよる」=「まさに今飛行中である」
「落ちよる」=「まさに今落下中である」
また普段の習慣をあらわして、「学校に通いよる」ともいいます。

「祭りがありよる」=「祭りが今開催中である。」と言えても
「机がありよる」=「机が今存在中である(?)」とは言えません。
広島ですが、過去進行形として「ありよった」も使えます。
例えば、「昨日の午後3時、祭りがありよった。」=「昨日午後3時の時点では、祭りが開催中だった」ということです。
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九州は福岡県出身ですが、使います。

意味は No.1さんが仰るとおり。
「ありよる」と同じ意味で「あっちょる」も使います。
「先生は、会議があっちょるみたいばい」
(「ばい」は「です」の意味)
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「ありよる」→「あっている」→「開催されている」という感じです。


ですから机には使えないのです。
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