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タンパク質を合成するアミノ酸は20種類ですが、タンパク質を加水分解すると22種類のアミノ酸が得られるのはなぜですか?また、タンパク質を合成しない2種のアミノ酸は何故合成に関与しないのでしょうか?
本に載ってないので困っています。
教えてください!!お願いします。

A 回答 (4件)

情報を整理すると,



リボソームにおける蛋白質合成で使われるアミノ酸は20種類.

蛋白質になった後で化学修飾を受けて,別のアミノ酸残基に変わることがある.
特に,コラーゲン等では,ヒドロキシル化されて生じたた,ヒドロキシプロリン残基や
ヒドロキシリシン残基が多く見られる.
これらのアミノ酸残基が,加水分解によって,
20種類のアミノ酸とは別のアミノ酸として得られる.

> また、タンパク質を合成しない2種のアミノ酸は何故合成に関与しないのでしょうか?

これは,むしろ「なぜ20種類のアミノ酸が蛋白質合成に関与するのか.」
のほうが重要です.

詳しくは書きませんが,蛋白質生合成,リボソーム,転移RNA(tRNA),アミノアシルtRNA合成酵素(ARS)などを調べてみてください.
簡単に書くと,
「あるアミノ酸が蛋白質合成系で使われるためには,それに対応する tRNA と ARS が必要だ.しかし,20種以外のアミノ酸については,これらの因子が存在しない.」
ということになります.
(実はやや不正確:ホルミルメチオニンについて触れていない)

念のため:
どのようにして(アミノ酸では)20種類のアミノ酸だけが蛋白質合成に関与するのか
はわかっていますが,
なぜ,無限の可能性のなかからこの20種類のアミノ酸が選ばれたのか,
なぜ,20という数なのか,
については,まだ定説はないはずです.

perry923さん,ありがとうございます.

なお,インターネットを検索してみたところ,
「22種類のアミノ酸」とうたっているのは,
主に健康食品・スポーツ食品?などのサイトでした.(やや怪しげ?)
また,「ヒドロモシプロリン」「タウリン」などがアミノ酸として
あげてありました.タウリンは違いますよ.もちろんヒドロモシ……も.
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以下の参考URLサイトには関連質問の回答がありますが、参考になりますでしょうか?



ご参考まで。

参考URL:http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=280090
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タンパク質を構成するアミノ酸はポリペプチド鎖に合成されてから


部分的に修飾を受けるのものあり、ある種のタンパク質中に多量に
見いだされる場合もあるそうです。
コラーゲン中のプロリンやリシンはヒドロキシル化により
それぞれL-ヒドロキシプロリンとL-ヒドロキシリシンとなり、
これらはコラーゲンなど種々のタンパク質に含まれます。
また、SH基を持つシステインはペプチド鎖中でも可逆的に酸化されて
S-S結合(ジスルフィド結合)を持つシスチンとなります。
これらの修飾アミノ酸が加水分解によって元のアミノ酸に戻ってしまうか
どうかはわかりませんが、もし加水分解の影響を受けないとすれば
20種以外のアミノ酸として得られるかもしれません。
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22種類のアミノ酸とは何をさしていますか?


通常は20種類だけを考えるはずですが.

ひとつはS-S結合で結合した二つのメチオニンの事を言っている
のかもしれません.

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いちおう大学院で生化学系の研究室にいるのですが,
化学系から来て,しかも今もコンピューター中心の研究なので,
一般人ということにしておきます.
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