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漢字の音は中国語に似ているのもあれば似てないのもあります。例えば加は日本語では「か」と読むのですが中国語では「ちゃ」だそうです。なぜ、まるでちがう読み方になってしまったのですか。

A 回答 (8件)

中国語も地方によって色々な読み方があります。

現在でいえば北京語とか広東語とかですが・・・。広い中国大陸で、しかも情報伝達が少ない古代においては、日本の方言という範疇では想像もできないくらいの違いがあったものと思います。同じ地方でも時代によって読み方の違いも多少あるでしょう。日本に漢字が伝わった際、全ての漢字が同じ時期に同じ地方から伝わったということは考えにくく、恐らく色々な地方からかなりの年月をかけて伝わったと捉えた方が自然ではないでしょうか。それで、現在の中国語(標準語である北京語)に似ている読みもあれば全く違う読みもあるものと推察されます。現在の北京語に近い発音を使っていた地域から伝わった漢字は当然日本語の読みも似ているだろうし、他の地域の発音で伝わった漢字の日本語読みは現在の北京語とは程遠い筈です。
また、日本語の音は50音しかありません。中国語はもっと沢山あります。今日でも中国語を学ぶ人は発音に苦労すると聞きますが、漢字が入ってきた当時は、今以上に日本人の耳には中国語が複雑に聞こえた筈です。例えば「ちゃ」を「か」と聞き違えるようなこともあり得たのではないでしょうか。
専門家ではないので確かな確証はないのですが、私にはそうしたことが考えられます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。中国は広いし歴史も長いし、そのへんに読みの多様性が生まれた理由があるのですね。

お礼日時:2007/02/04 23:16

太古の昔、中国の福建あたり(台湾の対岸)の人が、沖縄・九州・台湾などへ大量に移住しているのが歴史的にわかっています。


福建語は、そのまま台湾語として地元に根付きました。
言葉の影響はすくないですが、沖縄では久米三十六姓という、福建からきた中国人の記録があります。
また、九州方面にも渡ってきているといわれています。

福建人の言葉は、北京など北部の言葉をベースにした現在の中国語普通話とはかなりことなり、むしろ日本語に近い音読みがいまでも残っています。

たとえば「世界」をシーカイ、「了解」をリャオカイ
数字の1~6は、日本語のイッチ、ニ、サン…とそっくりです。

現在の大陸の中国は、ベースは戦前に北方方言をベースとして形づくられ、戦後は1950年代から60年代に政策として全土にひろまったものなので、古代に世界各地にひろまった中国語ではありません。

日本には、福建あたりの音の影響を受けた音読みが、かなりのこっています。
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この回答へのお礼

丁寧なご回答、お手数をおかけしいたみいります。いわゆる北京語が昔はマイナーだったと考えれば、わかりやすいですね。昔の日本は、中国北部よりも、むしろ南部のほうが交流が多かったのかもしれません。呉服という言葉があるのは、そのいい例かも。

お礼日時:2007/02/06 20:37

似ているのではありません。


漢字を輸入したときに博士と呼ばれる人たちが、最大限忠実に
中国の音を日本語の音で書き取り、その同じ漢字にやまとことば
をあてていったのです。
だから、当時はぴったり合っていました。それが、時代の流れの
中で中国でも変わり、日本でも代わって行ったのです。
それで、今日ではたいそうズレて見えるのです。
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この回答へのお礼

昔の博士たちの努力を今我々が享受しているのですね。もっと、当時の博士たちに感謝しなくてはいけないのに、彼らの名前すらしらないとは。恩知らずですなー。

お礼日時:2007/02/04 23:31

現代の中国語とされるものは、北方方言をベースにした言語です。

中華人民共和国成立以降に、中国人民の「共通語」として制定されました。
では、それ以前の中国語はというと、たくさんの方言に分かれていました。広東語・福建語・上海語などです。これらは北方ベースの中国語と読み方がかなり違うものがあります。
日本語の音読みは、遣唐使の時代や、中国と貿易がさかんだった時代に、その時代に行った地域・取引していた地域の漢字の読み方を継承しているものも少なくないといわれます。仰るとおり、「加」は、日本語では「カ」です。現代中国語では「ジャー」ですが、広東語や上海語では「ガー」です。少し似てませんか?ほかに似ているなあと思う読み方は、「夜」(上海語:ヤ)、「人」(上海語:ニン)、「西」(広東語:サイ)、「老」(上海語:ロー)、「話」(広東語:ワー)など結構あります。
私自身は福建語はあまり知りませんが、福建語のできる人いわく、福建語と日本語で漢字の読み方が似ているものもかなりあるそうですよ。
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この回答へのお礼

読み方は違うけど、字は同じものを使っているというのは、不思議な気がします。耳からえた情報はそれだけ変化しやすいということですね。

お礼日時:2007/02/04 23:28

漢字の音読みの中には、日本に入ってきた頃の中国語を比較的忠実に継承しているものが結構あります。


例えば「一」は日本読みでは「いち」ですが、現代の中国語北京方言では「yi」です。
日本語と同じように他の周辺言語に流入した漢字音を調べた結果、古代の中国語では「yied」で、語尾に「t~d」系列の音が存在したことが明らかになりました。
日本語の「いち」という読み方は、その当時の中国語を残しているわけです。
(日本語は「n」以外の子音で終わることがなく、当時は二重母音も基本的になかったのでので、「yied」→「yidi」→「yichi」のように変化したものと思われます)
同様に、「六」「七」「八」も、日本語の音読みに表わされているように、古代中国語では語尾に子音があったことがわかっています。
従って、違う読み方になってしまったのは、中国語の変化によるものが大きいと思われます。
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この回答へのお礼

日本語のほうが古代の中国語の読みを保存しているとは、面白いですね。日本語でも方言が古代日本語を保存していることがありますね。

お礼日時:2007/02/04 23:24

日本語の漢字の読み方の”音”ですが、同じ漢字でも複数の音読みを


持つものがあります。”行”ですが”こう”、”ぎょう”、”あん”などと読みます。この違いは日本に”読み方”が持ち込まれた時代の違いだと聞いたことがあります。”漢音”、”宋音”、”明音”などなど。
また、中国の地方によっても”読み”が違うはずです。”呉音”読みなんかもあるようです。
その他に、日本語の耳で覚えるので、その時代の中国語の発音とは
当然異なってきます。
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この回答へのお礼

中国語を少し習ったのですが行の字は「しん」と読んだような気がします。色々な読み方があるのですね。ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/04 23:23

漢字を伝えた中国人は、主に現在の福建省や広東省の人間だと


言われています。海洋交通から交流があったと考えられています。
彼らの言語はかなり大雑把に言えば広東語(粤語)のようなもので
(昔は方言の分布がかなり細かかったようです)日本に伝わった文字
の音よみの由来は、今の普通語とは異なるものが殆どです。

「加」は「jia1声」の読みを指していると思われますが、広東語の
音にすると「ka」(Yale式)と発音しているようです。

普通語と同じ音である場合は、遣唐使などが学んだ言葉が今の
華中・華北方面だったのか、・・・詳しくはありません。
まるきり違うのは発音だけと言うものも、探すとあります。

それから「ハイ!」の返事は日本独特のように中国の人にも思われて
いますが、一説では中国人が「ハイヤー(粤語)」と言っているのを
返答の言葉が無かった日本人が取り入れたとか。

言語も色々考えると興味深いですよ。
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この回答へのお礼

返事の仕方まで中国に学んでいたとは、面白いですね。広東語から読みを取り入れた漢字も多いのですね。勉強になりました。

お礼日時:2007/02/04 23:21

調べると


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E8%AA%AD% …
が出てきました。
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この回答へのお礼

ここまでウィキペに載っているとは知りませんでした。ありがとうございます。

お礼日時:2007/02/04 23:18

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