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閲覧ありがとうございます。
京極先生は小説内で妖怪を「仕組み」や「装置」だと仰られていますよね。小説を書くときにも、仕組みを最初に考えて、それを使って事件を書いていくと聞いたことがあります。
憑き物落としは謎や怪事に妖怪の名前を与え、それを解体することで、妖怪を払うということだと認識しておりますが、各作品で登場人物についた「妖怪」とは、具体的になんだったのでしょう。
また、妖怪の「構造」が、やはり各作品の構造に応用されているのでしょうか。
今のところ、

姑獲鳥の夏→「姑獲鳥」は、
・久遠寺家についた赤子殺しの因習。
【構造】「うぶめ」と「姑獲鳥」が混同されている→涼子の幾つかの人格。

魍魎のハコ→「魍魎」は、
・境界線を越えて彼岸に行くよう、招いているもの。
【構造】色々混ざってわけがわからなくなっている。→それぞれ他の事件に影響しているが、動機や犯人などは全く違う事件。
それを一まとめにしたもの。

など考えてみました。他シリーズにも挑戦中ですが、どんどん複雑になっていくこともあり、中々読み解けません。
ご意見やお答えなど、コメント頂けると嬉しいです。
学生の浅知恵なので間違っている可能性が大有りで、説明しきれていない部分などもありますが…
どうぞ、よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

このシリーズはわざとややこしくしてますよね。


最新刊の「邪魅の雫」は、邪魅はほとんど関係ないですし。
「塗仏の宴」は、塗り仏はエッセンスで、メインはのっぺらぼうですから、わけのわからない妖怪達を出して、混乱させたいだけだったんじゃないかと勘ぐっています。

妖怪の構造ですが、「巷説百物語」はお読みになりましたか?
京極堂は妖怪をあてて解体していきますが、又市は妖怪の構造を作っていく側です。
こちらもあわせて読むと、京極先生の考え方がなんとなくわかると思いますよ。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまいまして、大変申し訳ありません…!
そうですね、その複雑さも魅力ですが…読み解くのは諦めて、純粋に楽しむべきなのでしょうか^^;
塗仏は、のっぺらぼうがメインでしたね。妖怪が沢山出てきててんやわんやになる感じが「宴」なのでしょうか。

>巷説百物語
続まで買って楽しみましたが、京極堂シリーズほど身を入れて読んでいませんでした。確かに、京極堂と逆の構造ですね。
そこを抑えて読んでみると、新しいことがわかりそうな気がします。ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/22 18:02

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