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国語の読解力を高めるため新聞の社説を読み始めました。読み方のコツとか読み方の参考になるような本があったら教えてください。(etc社説はこう読むのような)

A 回答 (2件)

読み方のコツというか、なんというか



社説だけ読んでもダメです。
社説は、起こったことに対する、新聞社の見解です。その起こったことは、当日か少なくとも数日前の出来事ですから、社説を読む前に、その起こった出来事をきちんと理解していなければ、読解力は上がらないでしょう。

まず、新聞全部を読むことです。完璧に読んだら時間が足りませんから、テレビなどで知っているニュースはざっと目を通し、他のことはそれなりに頭に入れてください。

それから社説を読むと、何を言っているのかわかるようになるはずです。

また社説に載るような出来事は、テレビのニュースなどでも取り上げますので、コメンテーターなどの発言と社説を比べてみるのもいいでしょう。
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アドラーとヴァン・ドーレンの『本を読む本』はいかがでしょうか。



Adler, M. J. & Van Doren, C. (1940). How to read a book. New York: Simon and Schuster. アドラー, M. J. & ヴァン・ドーレン, C. (1997). 本を読む本 (外山滋比古 & 槇未知子, Trans.). 講談社学術文庫: Vol. 1299. 東京: 講談社.
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061592998/
Wikipediaに項目ができる程度には有名な本です。
http://en.wikipedia.org/wiki/How_to_Read_a_Book

読書の意味は何であるか、どんな本が良書であるかから説いてくれます。本の読み方も、初級読書、点検読書、分析読書、シントピカル読書と段階を進めるように解説してくれます。つまり、読書の初心者の段階から、拾い読みの技術、文章を深く読む技術、1つのトピックについてさまざまな本を読んでいく技術などです。見落としがちな目次や標題などにも注意がいくようになります。評論的な文だけでなく、文学の読み方についても説明があります。

社説を読んでいらっしゃるということですが、私なりの社説の読み方のポイントをまとめてみます。

(1) まず、意味段落に分けてみてはどうでしょうか。文章の量にもよりますが、大学入試で出るような分量なら、大きく4つ程度の段落に分けられると思います。
(2) 各段落を1文で要約してみます。
(3) 各段落の要約をうまくつなげて整理すると、文章全体の要約になります。(2)と(3)に共通のことですが、事実のまとめと筆者の意見とを区別するようにするとよいと思います。ただ、事実のまとめには筆者の偏見が入るので、そのまま事実だと思いこむのはまずいと思いますが。
(4) (3)の要約とも関係しますが、その社説を読んで新しく手に入った考え方は何かを明確にする必要があります。

紙に書くのが面倒なら、声に出すだけでもよいと思います。「この文章/段落は何をいっていますか」と尋ねられて、的確にいえるようにするとよいと思います。

また、社説のほかにお薦めのものなら、文藝春秋新社から出ている日本エッセイスト・クラブが編纂している各年版ベスト・エッセイ集はいかがでしょうか。「国語の読解力を高めるため」とおっしゃっているので、おそらく中学生の方か高校生の方だと思いますが、評論、小説と並んで随筆もよく入試に出題されます。このエッセイ集は、その年度に書かれたエッセイのなかから日本エッセイスト・クラブが厳選したものを収録しています。出版はハードカバーによりますが、数年遅れで文庫化されています。試しに『父と母の昔話: '96年版ベスト・エッセイ集』を見てみますと、司馬遼太郎、C. W. ニコル、遠藤周作(作家)、櫻井よしこ(ジャーナリスト)、藤田紘一郎(寄生虫学者)、仁平義明(動物心理学者)、森繁久彌(俳優)など、バラエティに富んでいます。最新版は『カマキリの雪予想: '06年版ベスト・エッセイ集』です。文庫版の最新版は、『うらやましい人: '03年版ベスト・エッセイ集』です。

日本エッセイスト・クラブ. (編) (2006). うらやましい人: '03年版ベスト・エッセイ集. 文春文庫. 東京: 文藝春秋新社.
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167434210/
日本エッセイスト・クラブ. (編) (2006). カマキリの雪予想: '06年版ベスト・エッセイ集. 東京: 文藝春秋新社.
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4163683801/

私のように時間の使い方がうまくない人間は、最近なかなか自分の専門以外の文章が読めません。中学生や高校生のうちからもっと読書していれば、と悔やんでいます。社説、評論、随筆だけではなく、もし興味が向くなら、文学史上有名な小説や、自然科学の入門書なども読んでみるとよいと思います。岩波ジュニア新書、岩波科学ライブラリーなどがお手軽で読みやすいと思います。
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