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従来の5文型に、Adjunctを考慮にいれた3文型(SVA, SVCA, SVOA)を加えた8文型で考える場合について。

(1)John is a good teacher.
(2)The town lies on the coast.

8文型の枠組みで考えた場合、
(1)の場合2文型(SVC),(2)の場合1文型の変形(SVA)ということになります。
(あるいはSVAは2文型の変形という見方も可能ですが)
このとき、(1)の動詞[is], (2)の動詞[lies]はともに「不完全自動詞」といえるのでしょうか?

本来ならばこの質問は前提からしておかしいはずです。
5文型にしろ、8文型にしろ、伝統文法の枠組みからでないはずで、
「不完全自動詞」という用語は「補語(complement)をとる自動詞」という意味の伝統文法の用語だからです。
勿論5文型で考える際にも、「副詞が補語になりうるか」という論争はあったみたいですが、
「義務的にとる副詞語句」をAdjunctと定義したうえで、SVA型をつくる動詞について質問してみたいのです。

(1)の動詞[is], (2)の動詞[lies]はともに「不完全自動詞」といえるのでしょうか?

そうなると、生成文法的に考えた場合、「補部」を一つとる動詞としては、
(1)連結動詞
(2)SVA型をとる動詞
(3)他動詞
この3種類が考えられるわけだから、

「不完全自動詞」は「補部(complement)をとる自動詞」と再定義したほうがよいのでしょうか?

A 回答 (4件)

何か問題点がはっきりしないように思います。



>「義務的にとる副詞語句」をAdjunctと定義したうえで、SVA型をつくる動詞について質問してみたいのです。
>(1)の動詞[is], (2)の動詞[lies]はともに「不完全自動詞」といえるのでしょうか?

当然、不完全自動詞とするしかないのでは?だって、それが義務的にとるという意味でしょうから。

>そうなると、生成文法的に考えた場合、「補部」を一つとる動詞としては、
(1)連結動詞
(2)SVA型をとる動詞
(3)他動詞
>この3種類が考えられるわけだから、
>「不完全自動詞」は「補部(complement)をとる自動詞」と再定義したほうがよいのでしょうか?

これもそうでしょう。理由は同じで、義務的ということですよね。
再定義といわれていますが、もともとそういう論議がされてきていませんか。

この回答への補足

今確認していることが、もう一つありました。

「補語」と「補部」の違いはどの程度認識されているか、です。

補足日時:2007/03/11 10:45
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この回答へのお礼

>何か問題点がはっきりしないように思います。

いや、まったくですな(笑)
申し訳ありません。
実はこれ、もっと長いレポートの一部なのですが、
字数制限にあわなかったので短くしたのですよ。

もともとはAdjunctとComplementについての比較レポートだったのです。
これらについては世間で混合されすぎているきらいがあるので、すこしアンケートをとってみようと思ったのですが、自分がみても分かりづらいです。

>当然、不完全自動詞とするしかないのでは?

この一言が聞きたかったのです。
このように考える人がどの程度の割合いるか調べてみたいので、もうすこし出しておくつもりです。

(ちなみに、SVAをとる自動詞を完全自動詞扱いしている文法書はいまだに結構ありますよ。)

お礼日時:2007/03/11 10:40

もう一つ、生成文法の本を見ていて、?と思う部分をあげます。

これ、ぜんぜん回答ではありませんが、多分、付加部とかそういう概念構成に影響のあることなので、ご研究に役立つのではという意味です。

「英語ではeat an apple のように、主要部ー補部の順番になるのにたいして、日本語では『りんごを食べる』のように補部ー主要部の順番になる」ーーーー「一歩すすんだ英文法」大修館書店の45ぺーじ

ここで、主要部という定義が問題だと思う。日本語はSOV,OSV、または、OVという構造を持った言語で、これを考えると、思考的には、「りんごを」といった段階で主要部が現れていて、「食べる」の部分は付加部と考える方が、実際の意味分析になっているのでは?
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この回答へのお礼

なるほど、そういえばそうですね。
実はあまり(というより全然)、日本語と英語の論理比較というのはやってこなかったのですよ。

いままで、ラテン語と英語か、そうでなかったら、伝統文法と生成文法という比較ばかりでした。
あたらしい着眼点ができました。こちらのほうがアンケートより優先順位が高いので、早速類似の文献にあたってみます。

いや、実に充実した会話ができました。
ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/11 12:24

>「補語」と「補部」の違いはどの程度認識されているか、です。



これは、普通は、区別されているのではないですか。

補語という用語と、補部という用語は、全く別の範疇で使われていますから。

補語:いわゆる5文型の分類。動詞、または目的語の補語としてのみ認められる。

補部:いわゆる意味構造の分析で出てきたもの。いわゆる述語部分だけでなく、主語部分でも、目的語部分でも補部や付加部という区別がされる。その意味で、名詞句、動詞句や形容詞句、副詞句にも現れる。

以上書いてみましたが、自分が学生時代ちょっとだけかじった生成文法は、すでに30年ほど前のもので、今の議論にはとてもそぐわないものです。なにせ、一学期の授業で数時間しか出席しなかったので、もともとあまり詳しくなしいし、今の議論も、その方面の本をちょっと斜め読みしただけ。ですから、あまりまじめに取らないでくださいね。ひょっとしたら、全く見当違いかもしれないし。
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この回答へのお礼

>これは、普通は、区別されているのではないですか。

いやぁ、私もつい最近までそう思っていたのですが。
「補語」と「補部」、「補語」と「付加語」、「付加語」と「修飾語」、区別できてない子はいっぱいいますよ。そういうことちゃんとを教えられてこなかったわけですから、しょうがないかもしれませんが・・・。

お礼日時:2007/03/11 12:12

>ちなみに、SVAをとる自動詞を完全自動詞扱いしている文法書はいまだに結構ありますよ。



そうです。伝統文法というか、意味構造をあまり考えずに動詞に注目して文型の分類だけをすると、そうなってしまいますよね。

自分はいつも疑問に思うのですが、SVOやSVOO,SVOCの文を受身にした場合、文型が変わるのかという議論です。

動詞の働きに注目したら、受身でも、動詞自体の働きは同じと考えるしかないと思うのですが、popring789さんはどう思われますか。
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この回答へのお礼

>動詞の働きに注目したら、受身でも、動詞自体の働きは同じと考えるしかないと思うのですが、

私もそう思います。
受動態で文型が変わるというのは、表面的な見方でしかないと思います。
英語の理解では文型よりも動詞型に注目するべきです。

しかしこのことはtaked4700さんのような最上級者にいえることであって、初心者にはやはり文型からはいったほうが取り組みやすいのも確かです。(この質問の真上で「受動態」について回答していますが、改めてそう思いました)

動詞型はstructureをその土台としており、
文型はfunctionをその基礎としておりましので、
どちらが優秀かと一概にいえるものでなく、
その目的と学習対象者のレベルを考慮して教えるべきだと思います。

しかしそれを差し引いても、今の学校文法の荒れはひどい。
せめて用語の面からでも統一していくべきだというのが、
私自身の考えです。

お礼日時:2007/03/11 11:54

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