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いま、大学で鉄筋コンクリートの許容応力度について学んでいます。
RC規準によると
許容せん断応力度:Fc/30かつ(0.5+Fc/100)以下
許容付着応力度:上端筋で0.8*(0.6+Fc/60)
などの式で算出するようになっていますが、
これらの式はどのようにして定められたのでしょうか?
わかりやすく教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

コンクリートの設計基準強度Fcは、コンクリートの終局圧縮強度になります。


長期許容圧縮応力度fcは、安全率3を採用して fc=Fc/3となります。
ちなみに短期は安全率1.5として fc=Fc/1.5=fc/(3/2)=fc(2/3) です。

せん断強度はすなわち引張り強度です。
コンクリートの引張り強度は、おおむね圧縮強度の1/10というのが経験的に知られています。
したがって長期許容せん断応力度fsは次の式で求められます。
fs=ft=fc/10=(Fc/3)/10=Fc/30
しかしながら、実験結果ではコンクリート強度の増加率ほどにせん断強度が増加しないことがわかっています。
そこで、強度の高いコンクリートは実験試料を統計処理した下限値を採用してせん断強度を制限しています。
fs=0.5+Fc/100

鉄筋とコンクリートとの付着性能は、コンクリートの強度、コンクリートのブリージングによる沈降の影響、鉄筋の形状、鉄筋相互のあき寸法、横補強筋の存在、などさまざまな要因が影響しあい複雑です。
そこで、やはり実験試料などの統計処理、付着に関する設計式との整合を考慮して0.6+Fc/60が決められた(のだと思います、この件は自信ないです(^^;)。
上端筋とは、鉄筋の下部に300mm以上のコンクリートが打ち込まれる場合です。
すなわちブリージング(これくらい検索かけて調べてね)の影響により鉄筋下部の付着性能が劣化しますので、低減値として0.8を乗じているわけです。

ところで、この話のほとんどはRC規準に書かれていることのはずですが。。。
6条許容応力度を三回ほど音読しましょう(^o^)v
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これらは、経験式であり、実験研究の結果より求められたものです。


どのように、は有りません。
確か、外国では、全然別の数値になったりしたと思います。
調べてみると面白いかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
調べてみます。

お礼日時:2007/04/09 18:11

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