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歯科医院にて「お痛みはありますか?」と聞かれました。
当初は「おいたみって、何?」と思っていたのですが、
違う歯科医院でも、「お痛みは?」と聞かれます。
痛みに、「お」を付ける。
敬語の使い方の書物にも、「痛み編」は記載がありません。
私には、不自然に思うのですが、
無知な私に、教えて下さいませ。
気になるとそれこそ、「頭がお痛み」です。
宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

はじめまして。



敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語の3種類がありますが、名詞に「お」をつけるのは丁寧語になります。

丁寧語は、それを使うことによって、相手の地位を上げる効果(尊敬語)も、自分の地位を下げる効果(謙譲語)もない中道的な用法で、相手に不快感を与えないよう、装飾する用法です。

相手に失礼にならないよう、配慮した使い方が大切です。何でもかんでも「お」をつけるトンチンカンな用法では、相手も眉をしかめます。

この歯医者?(助手?)の発言は、完全に敬語法の誤りです。つけなくていい単語「痛み」に「お」をつけ、尊敬語を使わなくてはならない動詞「ありますか」に敬語を使っていないからです。

この言葉は正しくは「痛みはございますか?」と言わなくてはなりません。次回同じ言葉遣いで言われたら「これが正しい敬語ですよ」と言ってあげてみて下さい。そのかたが今後恥をかかないように。

ご参考までに。
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この回答へのお礼

Parismadam様
早速に、ご回答下さいまして、
又、解説も分り易く、大変参考になりました。
気持ちがすっきりしました。
有難うございました。
今後も、不明な言葉遣いがありましたら、
ご教授いただきたく、お願い申し上げます。

お礼日時:2007/04/21 12:14

検索すると「お痛み」を使っているのはほとんど医療機関のホームページなので、これは業界用語の一種と考えてよいのではないでしょうか。


普通の人には「お痛みはありますか」は不自然で間違っている言葉と感じます。おそらくは病院等だけで通用している言葉なのでしょう。
さて、痛みに「お」をつけるのは間違いかと言うと必ずしもそうとは言えません。
司馬遼太郎の文章の中で「そんなにお痛みか」というものを見つけました。この文章自体には違和感がありません。「お」をとると意味が通じなくなりますから、単純な丁寧語でもないと思われます。
「お痛みですか」という文章でも「お」をとることはできません。

以上から、「お痛み」という単語があるのではないかとの仮説をたてました。おそらく、名詞の「痛み」に「お」をつけたと言うよりも動詞の「痛む」に「お」をつけたのが起原ではないかと思います。
この単語は既に痛みがあると思われるときに、主として疑問文で用いるなど使用法にかなり制限があると思われます。
例文
「先生、歯が痛くて昨夜から一睡もできないんです。」
「そんなに、お痛みですか。強めの鎮痛剤をさしあげましょう。」
医療関係者がこの「お痛み」を濫用した結果、変な日本語になったものなのでしょう。

なお、「お悼み」だけだと不自然なのに「お悼み申し上げる」はそれほど不自然でないのも似た現象だと思います。(動詞に「お」をつけたものなので)
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この回答へのお礼

nakaizu様
はい、「お痛み」で検索すると、医療関係の記事が、殆どを占めています。名詞の「痛み」でなく「動詞」の痛むに付ける、そう考えると、不自然ではなく思えます。例文まで入れての丁寧なご解説、有難うございました。
今後も、ご指導お願い申し上げます。

お礼日時:2007/04/25 23:07

>お痛みはありますか



完全に「お」はおかしいです。不要です。
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この回答へのお礼

mat983様
早速にご回答いただき、有難うございます。
グーグルで「お痛み 敬語」で検索すると、
あたかも当然のように使われているので、
不安になっておりました。
又、質問の節は、ご回答下さいますよう、
お願い申し上げます。

お礼日時:2007/04/21 12:20

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