耐震偽装を一般人が見つける方法

Question

次々と耐震偽装問題が発覚していますが、一般人から「これ耐震偽装じゃないの？」と告発するケースはないのでしょうか？またその見つけ方とか教えてください。

semi-zzz · Accepted Answer

今話題の耐震偽装というのは、昔からあった手抜き工事や設計・施行ミスなどとは異なり、構造計算書を偽造したものです。

報道によると、姉歯氏のやり方は結果がｏｋとでる違う条件で計算した結果と、構造図とおりで計算した結果のページをすり替えるような方法だったようですし、水沼氏の方法は計算結果に出るokという文字を書き直したという方法だったようです（使用していた構造計算ソフトで印字されるｏｋという文字が大文字・小文字で違ったので発覚した）。

構造的な知識だけでは見抜くのは難しく、構造計算書の見方や、使用する計算ソフトの特性がわからなければ、見抜くことは無理でしょう。

姉歯氏の件は同業者が構造的に不安を覚えて、構造設計を第３者に再計算をお願いしたのがきっかけで、発覚し、その設計者が告発したことにより発覚したそうです。
水沼氏のは偽装事件を受けて慎重に書類をチェックしていたからわかったようです。

施行段階の結果を見て、おかしいと思うような点があっても、それが単なる手抜きになのか耐震偽装なのかは、設計図書と構造計算書まで詳しくみないとわからないと思います。

ただし、分譲マンション管理組合が物件の瑕疵を調査した結果、構造計算の手抜きが見つかったという例はあります。
http://homepage2.nifty.com/kekkanzenkokunet/2-6-13-06=mansiongototatekaejiken(kouda).htm

逆のパターンで、耐震偽造実験をきっかけに構造計算書をチェックしたところ、姉歯氏の設計であったので検査したら、構造設計上は問題なかったが、施工上のミスが発覚したという例もあります。
http://www.gotemba-oyama-kouiki.jp/rdf/

これらは素人（後者は公共建築物なので役人ですが）の発見がきっかけで、専門家による調査結果に発覚したものですので、最終的には専門家の協力が必要です。

reiho-fuji · Answer

よほど建て付けの悪い建物でもなければ出来上がった建物を一目見て「これは耐震偽装だ」といえる人は構造を専門でやっている人でさえほとんどいないと思います。

偽装の場合は外から見えない部分でインチキしているので見つけるとしたら躯体（配筋など）を工事している時でもないと難しいです。しかもそこで例えば鉄筋を多少細い物に変えたとしても一般の方が指摘できるかというとまた難しいと思います。

noname#78261 · Answer

新築ですぐひびが入れば怪しむ事はできますが、一般人が怪しんだ事を専門家が検証しなければ信頼性のない「うわさ」になってしまいます。
裏を取っていないゴシップ記事のようになってしまっては実は耐震偽装ではなかった時に名誉毀損で訴えられかねません。

建物を見て怪しむ事はできても「判る」(判断する）ことは一般の方には出来ないでしょう。

もともと耐震偽装は、まず書類上偽装した、という事ですから書類を見る機会すらない方には見抜けるものではないですし、みてもわかりません。それに設計がちゃんとしてても施工が悪く、耐震性の低い建物もあります。

見分けるには柱の太さやひびの入り方がきっかけにはなるでしょうが鉄筋の量やコンクリート強度などは仕上げ材があると早々見えませんのでそれなりの調査が必要です。結局専門家でないと判断できないという事ですね。

tatsu01 · Answer

イーホームズ藤田東吾氏が書かれた、「月に響く笛 耐震偽装」をお読みください。

「素人が見ても解る」と豪語していた役人が、偽装された構造書（書類の名前は失念）
を見て、「どこが偽装なのか教えてくれ」とイーホームズのスタッフに泣きついています。
それほど巧妙にごまかしているから「偽装」なのです。
たとえ、件の書類を見る機会があっても、一般の人にはわかりません。

>やたら声が漏れるホテル
壁が薄いだけじゃないですかね。

youko12002 · Answer

一般人がというのは設計書などを入手しないといけないので内部告発でないと難しいのではないでしょうか。ただ市場価格より異常に安いマンション等や施工が早い例、完成後数年でヒビが入っていたりやたら音が響くということで有る程度、ヤバい物件は見分けることができます。

耐震偽装を一般人が見つける方法

今話題の耐震偽装というのは、昔からあった手抜き工事や設計・施行ミスなどとは異なり、構造計算書を偽造したものです。

よほど建て付けの悪い建物でもなければ出来上がった建物を一目見て「これは耐震偽装だ」といえる人は構造を専門でやっている人でさえほとんどいないと思います。

新築ですぐひびが入れば怪しむ事はできますが、一般人が怪しんだ事を専門家が検証しなければ信頼性のない「うわさ」になってしまいます。

イーホームズ藤田東吾氏が書かれた、「月に響く笛 耐震偽装」をお読みください。

一般人がというのは設計書などを入手しないといけないので内部告発でないと難しいのではないでしょうか。

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