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母が数年前から、膝や他の関節の痛みに悩まされています。
整形外科にも行くらしいのですが、年齢的に仕方が無いことという感じで、これといって決定的な解決法にはなっていません。
整体や針灸などもしているようですが、これもだましだましといったところです。

ここ数年、こういった年齢からくる関節痛に効くというサプリの宣伝を数多く目にしますが、本当に効くのでしょうか?
「効く」というのは、個人差があることなので難しいことだと思いますが、少なくとも医学的に根拠のあることなのかが知りたいです。
サプリメント流行といえる現代では、中にはあやしいサプリも少なくないですから、まったく根拠のないものであったり、逆に健康に悪いものであったりしないか気になります。

A 回答 (6件)

 生体のしくみというものは、ヒアルロン酸を食べたからコラーゲンを摂取したから、あるいはコレステロールを食べたから、それらの物質が増えるということではありません。


 食べたものはすべた最小限の分子に分解され、単なる栄養素として、体の隅々まで運ばれ、それぞれの細胞が、その部位に必要な物質を生成します。
 したがって、基本的には、ヒアルロン酸を食べたから、ヒアルロン酸のまま血管を運ばれ、膝に到達するということではないと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまいましたこと、お詫び申し上げます。
例え話がとてもわかりやすかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/07/02 14:34

No4さんの意見に賛成です。



長文ですが、お許しください。
膝関節を科学すると・・・
『膝関節の構造は、大腿骨と頚骨を取り持つ蝶番&クッションが、膝関節だと考えてください。
軟骨の構成成分は次の4つです。
1.軟骨細胞 
2.プロテオグリカン(コンドロムコ蛋白)
3.コラーゲン 
4.水 
これら4つの物質がバランスよく存在して、軟骨の健康が保たれます。このうちどれが不足しても故障につながるのです。
例え話しですが、納豆に卵を入れてかき混ぜた状態で、大豆の粒が軟骨細胞で、その周りを粘々物質のプロテオグリカンが取り囲み、流れ出せない豊富な水分に覆われ、コラーゲンが強化している。そんな状態で軟骨をイメージして下さい。
膝関節の構造ですが、大腿骨と頚骨を取り持つ蝶番&クッション、と考えてください。

軟骨の4つの構成成分とそれを作る栄養の話です。

☆軟骨細胞も寿命を迎えると死んでしまい、また再生されますが、その細胞自体一個の生き物なので当然のことながら、十分な栄養や酸素が供給されなくてはいけません。そして、再生される為には、細胞が生まれ変わる為の材料(栄養)が十分に補われる必要がありますので、蛋白質・ビタミンA・ビタミンB群・ビタミンE・ビタミンC・亜鉛等々の補給が大切です。

☆プロテオグリカンは蛋白質の一種で、組織に柔軟性を与えている物質です。その生成には、グルコサミン・ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸・ケラタン硫酸が不可欠です。グルコサミンから、ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸・ケラタン硫酸が作られますが、作られていく過程の複雑さを考えると、グルコサミンとコンドロイチン硫酸と蛋白質を経口摂取することが一番の近道です。

☆コラーゲンは体が作る蛋白質で、細胞と細胞の間を埋める補強繊維になっています。コラーゲンを食べれば、体の中でコラーゲンになるというものではありません。食べた蛋白質を材料にして体が自ら作る物質なのです。そして、このコラーゲンが弱いと軟骨に限らず、臓器全般が脆弱化してしまいます。
壊血病と云う病気がありますが、これはビタミンC欠乏でコラーゲンの劣化が起こり、体中の臓器が壊れて出血を起こす病気なのです。また、女性は知らない間に体にアザを作ることが多いですが、これは、鉄の欠乏からコラーゲンが劣化して、毛細血管が破れる現象なのです。丈夫なコラーゲンを作るためには、蛋白質だけを食べれば良いというものでもなく、蛋白質と鉄とビタミンCが不可欠です。それによって軟骨のコラーゲンだけに限らず、全身のコラーゲンも強化されるものなのです。

☆軟骨成分の70%は水なのですが、体に存在する水には体液のように流れる遊離水と、身体の組織が捕まえて放さない結合水があります。軟骨成分の水は、全てこの結合水で、常に入れ替わるのですが、流れ出せないように働いているのが、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などです。水を吸い寄せる磁石と思えばイメージが楽かなと思います。そうした働きを維持するために求められるのは、水の補給ではなく、グルコサミンやコンドロイチン硫酸を栄養として摂る事です。

そうした全ての栄養は、体の中で消費されるものなので補充を待っています。常に入れ替わりが繰り返される訳ですから、至適量の栄養を食べなくてはなりません。
医療では、血流の無い軟骨が壊れるとそれは治らないもの! と決め付けていました。血流のない軟骨にどうして栄養が届くのか? それは確かに疑問ですね。それを踏まえて、栄養補給の意義を考えてみたいと思います。

軟骨と軟骨の間に隙間があり、これは関節腔(かんせつくう)と云います。また軟骨と軟骨を繋ぐ十字靭帯(コラーゲン物質)と云うのもあって、これは骨同士が離れないように、大変強固に骨と骨を結んでいます。関節腔を囲むように、関節包(滑膜)があります。その中は滑液と云う非常に軟性の強い液体が存在して、軟骨と軟骨がぶつかり合わないようにクッションの役割も果たしています。
確かに軟骨には血管がなく、したがって栄養も届かないように思いますが、実は滑膜に血流から届いた栄養や酸素が滑液中に放出されて、滑液から軟骨に栄養や酸素は供給されていることが解ってきました。滑液の成分も血管を流れる血漿成分とほぼ同じに保たれているのです。ただ、総蛋白濃度は血中より低いのですが、栄養運搬役のアルブミンは多いのです。したがって栄養状態が悪くなると、滑液の栄養状態も低下して、すなわち軟骨にも十分な栄養が届かないことが理解されてきました。
分子栄養学的な意味での低栄養状態になると、当然の結果として、関節は壊れだします。

運動は積極的にお勧めしたい療法です。関節の中には滑液包(かつえきほう)が30個も付いていて、その役割は関節に運動負荷がかかると、滑液包が圧縮されて軟骨に滑液の栄養が届くシステムになっているのです。
日々、軟骨も栄養を消費して、その失われた栄養を補う為の自動注油ポンプのような役割を滑液包はしています。折角の優れたポンプ機能も滑液、すなわち体に栄養が満たされていないと、十分な栄養が軟骨に供給されません。』

そして、慢性膝関節症に一番お勧めの運動はウォーキングです。肥満を抱えているとすれば、減量効果もありますし、一石二鳥なのです。ウォーキングの目安ですが、関節に痛みがあっても歩き始めると痛みの消える人は、ウォーキングをしても全く問題ありません。

また、歩き出して痛みが軽くなる人、変わらない人には歩くことを薦めます。

そして、歩き始めたら痛みが強くなる人は、ウォーキングはいけません。歩行困難な患者には、水中歩行をお勧めします。
これが、ヨーロッパの整形外科医の判断基準だそうです。
それからストレッチも、関節の可動域を維持するためには有効なのですが、自己流は弊害になることも多く避けてください。必ず専門家のプログラミングが必要です。

科学する心を持ちながら、お母様の膝をケアしてあげてください。悪いサプリ売りが多いので要注意です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまったこと、お詫びします。
とても丁寧にお答えいただきありがとうございます。
母は、農作業をしますし、大型犬と1日2回計3時間、じっくり散歩をしているので、運動面では十分なように思います。

お礼日時:2007/07/02 14:37

とてもいい疑問の持ち方だと思います。



関節だけにこだわらず、何らかの疾患、あるいは、痛み、不調というものが
何かが不足して起きるという現象はわかる。
ただし、その不足を補えばいいというのはすごく理論として短絡しているのはわかるでしょうか?

一番なのは、水分。
年よりは枯れている。
赤ちゃんはみずみずしい。
では、がばがば水を飲んで体内の水分が赤ちゃんと同様に70%ぐらいまで
保水率が高まるか・・・・。

自明ですね。
不足はわかる。
不足を補えばいい、
しかし、どうして不足するかというとことがわからないと、ただの無駄です。
それでも、乱射して、どれか一つでも当たれば結構という「療法」も医学的にもあるのは確かです。

ただ、重要なのは補ったはず、口から入ったものが体のどこかに必ずいくかという、デリバリーということで言えば、「肉」を食べて、その肉が直接
人の肉にはならないのはわかりますね。
でも、関節の・・・・というと、口から入って、直接、関節に・・・届くと思うから不思議です。

実際に、なにがしかの疾患があって、薬を飲む。
確かに効く(仮定)。
そうだとしても、全身に運ばれて、てもお届け先としてのターゲット・患部にのみ有効なのです。
それ以外は、無駄。
この場合はまだ、薬として、患部に届くということが必ず、
口から入って、身体に吸収されて、血液にあるということが前提です。
その場合でも有効に機能するのは、「患部」だけだというのはわかりやすいでしょう?
薬でもその程度です、今は。
だから、あたり以外の部分は全部余分な働きを勝手?にしてくれるので
副作用もターックサンあるものなのです。

口から入ったものは、吸収可能なサイズに細かく分解されるのは
誰でも知っている。
グルコサミンはそのままで行くでしょうか?
ヒアルロン酸は?

関節だけにいくでしょうか?

厳密に言うと、ひざにある、グルコサミンの「そのまた原料」が
とれば、なにがしか増えているとはいえる。
ひざにも、いく可能性は「0」ではない。

効くというのは、・・・宝くじは買わなければあたらないという、確率では、移行すると言うのはそれぐらい口から入れて、そこにいくかなの話。

嘘ではないが、ほとんどありえないという確率です。
実際に、立証はされていない、効果です。
純粋な原料を取れば、もちろん効くだろう・・・です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりましたこと、お詫びします。
丁寧に回答いただきありがとうございます。
口から入ったものが、ストレートに全部効くわけは無いということ、納得しました。

お礼日時:2007/07/02 14:35

 私個人的な感想なので色々な意見があると思います。

その辺をご注意ください(整形外科医でないので)。
 サプリメントによる効果は全くないとは思いませんが、絶大ということもないと思います。
 質問で表記がありました膝関節の痛みを軽減するのに効果がある運動療法です。説明したいのですが、長文になってしまいますので、URLを参考にしてください。
 現在関節痛などでおこなわれている治療法です。URLを記入しておきますので参考にしてください。
「薬剤の種類」
関節痛の治療に用いる薬剤には以下のような種類のものがあります。
1.関節内注入薬
(1)ヒアルロン酸ナトリウム
(2)ステロイド剤
2.抗炎症薬
(1)ステロイド製剤
(2)非ステロイド性抗炎症薬

参考URL:http://e-square.web.infoseek.co.jp/kansetutuu_ya …
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
運動法、参考にさせてもらいます。

お礼日時:2007/07/02 14:33

前の回答が行き届いていなかったようで、申し訳ありません。



「維持する」というのは、もちろん正常な状態を維持するという意味ですから、現状で悪化している状態なら、良くなる可能性もありますよ。
じつは、家族で腰痛持ちがいるのですが、コンドロイチンとグルコサミンのサプリメントを飲んでいました。現在は自分が腰痛持ちだったのを忘れてしまうくらいになっています(たまに無理をすると、痛くなって思い出すようです)。
個人差もあるかもしれないし、宣伝っぽくなるので、前回答では触れませんでしたが、良くなることも期待できるとお考えいただいていいように思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりすみませんでした。
再度ご回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2007/07/02 14:32

鮫軟骨に含まれると言われるコンドロイチンや、サプリメントとして販売されているヒアルロン酸は、いずれもその保水性を活かして、軟骨の弾性を保ち、柔軟な動きを維持するために役立つ物質です。


関節では、骨の先端の軟骨同士がこすれあっているので、この軟骨がすり減ったり弾力がなくなると、痛みを感じます。これに対して、コンドロイチンやヒアルロン酸の摂取で、軟骨の柔軟性を保とうとするのは、全く根拠のないことではありません。
特にこれらの物質は、加齢とともに体内では減少していくとされているので、年齢とともに生じてきた関節痛には有効である場合も、少なくありません。

もちろん、サプリメントでは、効能だけを謳い、実際の成分にはそれほど含まれていない場合もあるので、よく比較検討して購入することが重要でしょう。
また、整形外科によっては、ヒアルロン酸注射を行っているところもあるので、サプリメントでは不安な場合は、そういった治療法を選択するのもいいかもしれません。

日本整形外科学会の変形性膝関節症についてのパンフレット:
(末尾に、ヒアルロン酸注射の記述があります)
http://www.joa.or.jp/jp/committee/iryosys2003091 …
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この回答へのお礼

早速、丁寧が回答ありがとうございます。
重ねて質問させていただきたいのですが、
>軟骨の弾性を保ち、柔軟な動きを維持するために役立つ物質です
ということは、あくまでも現状維持、現状より悪くならないようにすることを目的としたもので、現状よりも関節のクッション成分増やすというわけではないのでしょうか?
宣伝などをみていると、クッション成分が増えるといったニュアンスなのですが・・。

お礼日時:2007/06/19 13:42

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