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前々から気になっていたのですが、
体が硬い・柔らかいというのはどういうしくみになっているんでしょうか?

そもそもなんで体が硬い・柔らかいという違いが生まれるんでしょうか…

また、体育座りの時は太ももがおなかにつくのに、足を伸ばした状態だとぜんぜんくっつかないという現象のしくみも気になります。

赤ちゃんの時は皆柔らかいはずなのに、成長すると体の硬い人、柔らかい人に分かれますよね。
小さい時から硬い人だっています。
足が90度も開かない人もいれば180度も開く人もいます。

なんとなく気になっていることですが、お時間ある時にご回答いただければ幸いです。

A 回答 (1件)

こんにちは。


>体が硬い・柔らかいというのはどういうしくみになっているんでしょうか?

二つ要因があると思います。一つは筋肉に関する物、二つめは間接に関するものです。
まず筋肉については、身体の柔らかさに関係するのは骨格筋(走る投げる跳ぶの様な運動に関与する筋肉)です。骨格筋は筋束(筋肉繊維の束)がいくつも集合して一つの筋肉を形成していますが、この筋束は更に細かい筋繊維に分けられます。この筋繊維はお互いに入れ子状の構造になっており、この入れ子の部分がスライドすることによっていわゆる筋肉が収縮するわけです。この入れ子の部分の動きが悪いと筋肉の伸びが悪く、いわゆる固い筋肉になってしまうのです。この可動範囲を規定する要因については、遺伝や個人の運動のヒストリー、はたまた筋肉の手入れや体温などいろいろな要因によって違ってくると思われますが、残念ながら私は運動生理学の専門家ではないのでよく分かりません(^^;。ただ経験的に言えば、この可動域は恒常的な刺激によってある程度広げることが出来るみたいです。私の場合、お風呂上がりに太股裏の筋肉ストレッチ(片脚づつ洗面台の上に脚を載せて伸ばす)を毎日やった結果、立位体前屈での記録が3cmほどアップしました(笑。
次に間接に関する要因としては、特に間接を固定している腱の能力によって可動域がかなり違ってくると思いますが、やはり遺伝等種々の要因があると思います。これもある程度訓練で改善します(例えば片手を上から、片手を下から背中に回して両方の手を背中側でつなぐ訓練とか)が、いかんせん腱や間接の可動範囲というのは加齢によってこれらの組織の柔軟性が失われるにつれて小さくなってきます(いわゆる劣化)。純粋に劣化によって失われてしまった分に関しては無理に回復するのはなかなか困難で、無理に運動すると腱を痛めてしまいますので、そこは程々にしておいた方がいいと思います。でも若いにも拘わらず身体が固いという方は、訓練によりある程度改善すると思いますのでトライするのはいいと思いますよ。子供の頃から適度に運動をして、筋肉や関節の柔軟性を高めておくのが一番望ましい方法ですね。

お役に立てば幸いです。
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この回答へのお礼

>この筋繊維はお互いに入れ子状の構造になっており、この入れ子の部分がスライドすることによって
>いわゆる筋肉が収縮するわけです。
>この入れ子の部分の動きが悪いと筋肉の伸びが悪く、いわゆる固い筋肉になってしまうのです。

今までのびの悪いゴムのようなイメージで想像していたので、入れ子という例えにはなるほど!の一言です。
単純に筋肉がのびない、というわけではなかったんですね。

>子供の頃から適度に運動をして、筋肉や関節の柔軟性を高めておくのが一番望ましい方法ですね。

おっしゃる通りだと思います。
一度硬くなると柔らかくするのは難しいですからね・・・
身を持って感じています。

お礼日時:2007/11/20 23:11

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