人生最悪の忘れ物

肝細胞癌と診断された父のことでお尋ねします。
腹部エコーにより肝臓に腫瘍を認め、更に詳しい検査を受けましたが
担当医の説明が不明瞭だったので画像診断結果の開示をしたところ、
以下のような診断結果となっていました。この検査結果からわかること
すべてを教えてください。

[肝門付近に6cmを超える腫瘍を認め、このメインの腫瘍の
背部には13mm以下の多数の腫瘍有り。その一部は下大静脈を
取り囲むように存在する。タイプとしては未分化型と思われる。
左葉にも多数の微小腫瘍有り。]

以上がCTとMRI検査後の所見でした。この検査結果から
今後予想される病態・余命などなんでもいいです、教えてください。
担当医からは肝予備能力は残っているものの、手術をするには場所が
悪く、TAE治療となるとの説明を受けただけでそれ以上は何も言わ
れませんでした。今のところ、命に別状はないと捉えてもいいので
しょうか?

A 回答 (3件)

今すぐとはいいませんが、1年以内ではないかと思います。

未分化型であれば、半年未満、3ヶ月ということもありえると思います。
TAE治療でもおそらくは根治は期待できませんし、多発病変であれば、TAEも不可能(肝臓全体を塞栓することになりかねない)かも知れません。RFAやPEITといった治療は適応外でしょう。
また気になる記載では、下大静脈を取り巻く腫瘍が、下大静脈に浸潤していけば、もっと予後を縮めることになると思います。

http://www.pref.aichi.jp/cancer-center/200/210/s …
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/live …

この回答への補足

腫瘍の出来た場所、分化度が致命的だったということでしょうか?
また、下大静脈に浸潤するとどうなってしまうのでしょうか?

手術可能であっても肝臓癌は再発しやすいだけに3年生存率でも
他の臓器に比べてかなり低いとある程度の認識はありましたが、
父のようなタイプの癌で手術不能な場合はこんなにも予後不良
だとは思いもよりませんでした。
不調に気付いた時には遅かった…という典型的なパターンとなって
しまい、ただただ残念です。

補足日時:2007/11/21 18:42
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/05 23:22

>腫瘍の出来た場所、分化度が致命的だったということでしょうか?


>また、下大静脈に浸潤するとどうなってしまうのでしょうか?
 分化度です。未分化なタイプは浸潤性が強く、あっという間に肝臓が腫瘍に置き換わってしまうことが多々あります。また、こういう腫瘍はTAEが効かないことが多いですし、TAEが追いつかないことも多いです。
場所については、下大静脈に浸潤すると、心臓にめがけて腫瘍塞栓が伸びていきます。心臓機能へと負荷をかけるだけでなく、その腫瘍塞栓がちぎれてしまうと、肺へ行く血管に詰まってしまい、「肺塞栓と」いって、いわゆるエコノミークラス症候群に似た状況になり、突然死の原因となりえます。

この回答への補足

度々申し訳ありません。
もし、TAEが追いつかない場合でも、施行しないよりは幾分延命出来る
かもしれないという程度なのでしょうか。
担当医師からは病期など告げられていませんが、父の病状からすると
治療可能な段階ならば末期ではないにしろ、限りなく末期に近い状態
だと考えたほうがよいのでしょうか。

補足日時:2007/11/28 20:44
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/05 23:22

こんにちは。


確かに今すぐに命に関わる、という状態ではないと思います。
TAE療法とは、癌に行ってる血管を塞いでしまって癌を兵糧攻めにして飢え死にさせよう、という治療法です。
現在の肝臓の癌では手術が使えない場合は代表的な治療法方の一つです。
血管の中にカテーテルという管を通して薬を流すだけなので、体力の消耗は非常に少なく、治療を繰り返す事もでき、わりと重宝な治療法です。
病巣が一つだけじゃないので、繰り返す事になると思いますが、患者さんの体の負担は通常の化学療法よりも少なくてすみます。

その後の経過や治療成績などは、どの位癌があっちこっちに散らばっているかによりますので、以上、ちょっとだけの情報ですが、これだけわかってれば医師の説明のわかりやすさが全然違うはずですので、再度、医師に説明を貰うといいでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/11/28 19:47

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