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NHKラジオ英会話講座より
There 's no limit to the amount of money you can spend on a new house.
新しい家にはいくらだってお金がかかる。
(質問)noとnotがまだ吹っ切れません。お尋ねします。
(1)[There's no limit..]と[There's not a limit..] とした時の、語感の違いを教えて下さい。
(2)○This isn't any pen. ×This is no pen.
  ○She isn't any teacher. ×She is no teacher.
  ○I don't play baseball. ×I play no baseball.
  ○I haven't any pen. ○I have no pen.
  ○There isn't any pen. ○There is no pen.
上記notとnoを並べて見ました。×の文は私はおかしいと感じています。間違っていますね?何故でしょうか? noを使うときには何か条件があるように感じています。たとえば、数量に関する事とか、有無に関する事とかにnoを使うとか・・。考えすぎでしょうか。ご意見を賜りたいと希望します。宜しくお願いいたします。以上

A 回答 (3件)

こんにちは。

12/16のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

ご質問1:
<(1)[There's no limit..]と[There's not a limit..] とした時の、語感の違いを教えて下さい。>

否定の仕方がnoは弱、notは強、という語感の違いです。意味は同じですが。

1.この例文では、文法的にはnoは名詞を修飾する形容詞、notは動詞を否定する副詞になります。

2.否定した名詞を動詞で肯定するnoの用法よりも、「文の中心となる動詞」を否定するnotの用法の方が、強い否定のニュアンスが生まれます。


ご質問2:
<×の文は私はおかしいと感じています。間違っていますね?何故でしょうか? >

1.○This isn't any pen. ×This is no pen.:

(1)どちらも文法上???な表現です。英語の教養のない人の用法になります。理由は、thisという代名詞に「特定のものに限定する用法」があるからです。

(2)not~any=noは、「多様な選択肢の可能性がある名詞」にかかり、「いかなる(種類の)~もない」というニュアンスで使われます。

従って、多様な選択肢のない、予めその名詞が特定されているthisやsheなどの代名詞の用法では、通常not~any、noは使われないのです。

(2)ただし、このbe動詞を完全自動詞的になニュアンスで捉えると、be動詞が「実存」にかかわる表現として使われることも可能で、そのような表現は「洒落た」と解釈されるこのもあり得ます。そのニュアンスで訳すと

例:
This isn't any pen.
(直訳)「これは、いかなるぺんでも、あることはないのだ」
→(意訳)「これは、いかなるペンとしても存在しないのだ」

This is no pen.
(直訳)「これは<ぺんでない>というものなのだ」
→(意訳1)「これは、ペンとして存在しているのではないのだ」
→(意訳2)「これは、絶対にペンではありえない」

となりますが、状況をわきまえないと相手は引いてしまいます(笑)。

2.○She isn't any teacher. ×She is no teacher.:

(1)どちらも文法上???な表現です。上記の「実存」理論に従えば、使えないこともないですが、やはりどちらも通常は使わない、教養のない用法です。

(2)ただし、文脈・状況により、以下のような場面では使うことも可能です。
例:
A:「彼女高校教師だったよね」
B:「いいえ、確か中学教師よ」
C:「まさか、どの教師でもないわよ」

とCの用法で使うこともあり得ます。

つまり、その名詞に多様な選択肢の可能性がある場合は、「いかなる(種類の)~でもない」というニュアンスで使うことも可能なのです。この場合のnot~any、noは「否定の強調」の用法になります。

3.○I don't play baseball. ×I play no baseball.:

(1)この判断で合っています。

(2)noの用法は、やはり通常は使われず、実存的に訳すと
(直訳)「存在しない野球を、プレーする」
となります。

(3)が、通常は「野球は、しない」と動詞を打ち消すのが一般です。

(4)ただし、これも上記の理論にあてはめれば、野球を「多様な選択肢の可能性」があると考え、noの使用も無理ではありません。
例:
A:「あなた、会社の同僚と野球やってるよね」
B:「え、地域の社会人野球じゃなかったっけ」
C:「まさか、どんな野球もやらないよ」

とCの用法で使うこともあり得ます。この場合のnoも「否定の強調」になり、多様な選択肢の中から、「いかなる(種類の)~もない」というニュアンスで使われます。

4.○I haven't any pen. ○I have no pen.:

(1)この判断で合っています。

(2)haven'tには=don't haveの用法があり、現在完了のhaven'tとは違う意味で使われることがあります。ここでは前者の使用ですから正しい用法になります。
例:
I haven't any time.
=I don't have any time.
「時間がない」

(3)どちらの用法にも違和感がないのは、penは明らかに「多様な選択肢」のあるものという認識が、私達にあるからです。

つまり、上記の理論に従い、「いかなる(種類の)ペンも、持っていない」と一般に考えることができるので、違和感なくnoが使えるのです。

5.○There isn't any pen. ○There is no pen.:

(1)この判断で合っています。

(2)There is構文は特定の名詞には使われません。つまり、初めから「多様な選択肢の可能性」が示されているわけです。そこから、noやnot~anyを用いても、どちらも違和感なく感じられるのです。


ご質問3:
<noを使うときには何か条件があるように感じています。たとえば、数量に関する事とか、有無に関する事とかにnoを使うとか・・。>

1.上記の説明でご理解いただけたと思いますが、noは基本的に形容詞として名詞を修飾するので、その名詞の選択肢・種類の多様性がゼロ、という認識になります。

2.その意味で、no=not~any…「いかなる(種類の)…も~ない」という強調のニュアンスで使われることもあります。

3.ただ、動詞に否定の照準を合わせたい時は、一般には動詞を打ち消すnot~at allにするのが通常の使い方です。

I don't play any baseball.
「どんな(種類の)野球もしない」
I don't play baseball at all.
「野球はまったくしない」


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

いつも心温まる熱意あるご回答に心より感謝申し上げます。過去の質問で「noは名詞を修飾する形容詞、notは動詞を否定する副詞である」と学びましたが、何か納得できないものを感じていました。
 >(2)not~any=noは、「多様な選択肢の可能性がある名詞」にかかり、「いかなる(種類の)~もない」というニュアンスで使われます。
今回のご説明ですべて疑問が解決しました。
This is no pen./She is no teacher./I play no baseball.
何故おかしいのか、noを使ったときのニュアンスまで説明をいただき、たくさん学びました。超単純なno/notのように、語感を掴む難しさを感じています。でも教えていただけるのでとても楽しいです。今後とも宜しくお願いいたします。敬具
 尊敬と感謝を込めて!!!

 

お礼日時:2007/12/21 12:47

(1)


there is no limit = 制限はない
there is not a limit = 制限というものは存在しない

というトコロでしょうか。意味はほとんど同じで、別に間違っているわけではありません。微妙な感覚の違いです。

(2)
次のが間違ってます。
This isn't any pen. これは使いません。 This is not a pen がよいです。 She isn't any teacher も間違ってますが、意味によって微妙に違う、しかしまったくメッセージの違う文章になります。She isn't a teacher(彼女は先生ではありません); she isn't any of the teachers(この中の教師に彼女はいません), she isn't just any teacher(彼女はそこいらの教師とは違います). I haven't any pen の have not は「~していない」という意味で、「~を所有していない」ではありません。間違いです。I don't have a pen などに変えましょう。There isn't any pen は There isn't a pen に。

She is no teacher と This is no pen と I don't play baseball と I play no baseball と I have no pen と There is no pen はOKです!!

no はアメリカではよく使われます。洒落たというか、珍しいい方ですが、とくにアメリカの黒人がよく使う方言にたくさん含まれます。This isn't a pen より this is no pen は 「これは絶対ペンではない」「こんなペンありえない」などと、絶対否定断言。もっと強い感じが出ていて、気の強い人によく好まれます。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。not any=noという単純な考えから可笑しな文章になりました。お聞きしたかったのは「副詞のnotと、形容詞のnoとの置き換えについて」です。自分の間違いを指摘していただいたお陰で、疑問の解決を得ました。有難うございました。でも言葉は柔軟性があり変化し捕らえどころの無いものですね。人々の生活が絶えず変化してゆくからには当然かもしれません。できるだけ楽しく英会話の勉強を続けて行きます。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/12/21 11:57

 詳しいことは他の回答に任せるとして、「noとnotの違い」については、次の通りです。



● no の用法

 これは、全ての否定を表す。つまり、目の前の現象のみでなく、あらゆる時間帯に及ぶ全面的な否定を意味する。抽象的な否定を意味します。英語で言えば、「Not at all」といったところでしょう。

● not の用法

 これ、それ、あれ、といった指示のものだけの、個別的な、一時的な、具体的な否定を意味する。たとえば、「This is no pen.」という文で、「それ」と指示しているのに、「それは、あらゆる面でペンでない」という、抽象的な否定になり、おかしい言い方をしていることになるわけです。

 not の t が「the, this, that」の同じ「t」を意味していると考えればいいのです。では、参考までに。
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この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。お陰様でnoとnotの語感の違いが見えてきました。「noは形容詞で名詞を修飾する/notは副詞で動詞を修飾する」ではなかなか納得できないものがありました。「noの全否定/notの個別的、一時的、具体的な否定」を教えていただき、理解できました。有難うございました。勝手なお願いですが、もう少し初心者のためにフォローがいただければ分りやすかったと思います。この文面を理解するにはNo.3様の説明の助けを借りました。こんな超単純な言葉にも語感を掴む難しさを感じます。でも皆様のお陰で英語を学ぶ楽しさを実感しています。今後とも宜しくお願いいたします。敬具

お礼日時:2007/12/21 11:42

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