
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
20年以上前だったと思うんですが、テレビで法隆寺の事をやっていました。
その中で法隆寺を補修している大工さんが、
木は逆さまにしたり、横に寝かせてはならないのはもちろん、
東西南北の方向も、伐採前の状態に合わせなくてはならない。
というようなことを言ってました。
千年以上持つ建物にしようと思ったら、それだけ拘らなければならないんですね。
多分、上下をどちらにするかで、何百年もすると違いが出るのでしょうね。
「逆さ柱は縁起が悪い」というのは先人たちが、その知恵を伝えやすくするためにできあがった言葉だと思います。
難しい理屈より、恐怖心をあおる方が伝わりやすいですから。
縁起が悪いとされているのは他にも色々あります。
例えば、引き違い戸も、「左前は縁起が悪い」とされています。
これは、場所によってバラバラなると使い勝手が悪くなってしまうので、それを防いでいます。
「○○をすると縁起が悪い」というような古くから伝わる言葉には、
そのウラに先人達の重要な知恵が隠されている場合があるようです。
ご回答ありがとうございます。
きっと、風水とかにも科学的には立証しづらいけれども経験則から何かしらの意味が託されているのでしょうね。
また、サッシの左前の話にはビックリです!
今まで全然気づかなかったですが、見渡すとどの戸も右前に統一されているんですね!
常識なのかも知れませんが、面白い豆知識でとても参考になりました。
No.8
- 回答日時:
ANo.5の回答した者です。
「楊枝千貫」とは、
(1) 材木は縦に使うと、楊枝のように細くても、千貫(3.75t)は、持つよとの、たとえ話です。
(2) ∴木材は横に使う時は、注意が要ります、と教えています。
(3) 今のように土台の材料が、外地材OR積層+集製材、では重い瓦は載せると、持ちません、(にえこむ)と昔の大工達は言いました。
(4) では、重い日本瓦+屋根に土をのせ+壁に、(荒壁+裏戻し+大直し+中塗り+仕上げ)をしていた頃は、柱のホゾは土台を、貫通して、直接基礎に、持たしていました。
(5) 昭和25年以前は、柱は、直接土台石の上に、乗せ、根がらみ抜き+木のクサビ締め。
* ∴楊枝の何倍~何十倍も、荷重が持ちますから。 経年が過ぎて柱が腐ったり、シロアリでボロボロに為ると~根継ぎのためジャッキ(大+数個)を利用し、よく修理に行きましたー(大工棟梁4代目、90歳、私の父から聞きました。)
またまた興味深いお話ありがとうございます。
楊枝千貫はまさに木配りのなせる業なんですね。
また、土台の上に柱を建てるのが常識だと思っていたのですが、
かつては荷重や木材の性質を見極めていろいろ試行錯誤の工夫が考えられていたんですね。
No.7
- 回答日時:
> 一見、納得のいきそうな理屈だけれども、日本の木造建築には、かつては長い間当然として疑いの余地なく施工されてきた、和小屋や通し柱、筋交いの緊結法等の多く技術の非合理性が近年になって指摘されているのを考えると簡単に判断を下すには難しい問題なのかなと感じました。
欠点を補う方法としての考えが継手でありそれらをほとんど使わなくなった現在の工法と同一に考えるのはいかがなものでしょうか?
先人の知恵は気候風土に適したものでありそれだけではないといえます。
きちんと建てられた建築物には免震構造として優れている技術もあり、否定だけとはいいきれません。
木目が存在する以上水の浸透の差はあると思います。
参考文献があればいいのですがね。
補足のアドバイスありがとうございます。
確かに逆さ柱は工法の合理性うんぬんの問題ではなく、今のような技術、材料がない時代から問われてきたことですからね。
在来工法には古くからの経験による知恵が終結されていることを考えると、耐久性等に全く関係ないとは言い切れなさそうです。
No.6
- 回答日時:
#2さんのおっしゃるように、何百年の建物はやはり山を見て用材を取っていますよね。
言及されていませんが木材の上下は強度には関係ないかもしれませんが木の寿命には関係あるのじゃないかな。
生卵の日持ちにも上下があるように、根から水を吸い上げていたんだから逆さにするものじゃないですよね。
ご回答ありがとうございます。
もし、強度的に問題があるなら荷重試験ですぐに結果がでて周知されるだろうし、関係は薄そうですね。
耐久性に関してですが、長い年月をかけて経験的に調査する方法以外答えを出しづらいにもかかわらず、気候や地質条件などに加え、木材のカオス的な要素も強いことから、実際のところ明確な結論を出すには及ばないのが現状なのかなと感じました。
一見、納得のいきそうな理屈だけれども、日本の木造建築には、かつては長い間当然として疑いの余地なく施工されてきた、和小屋や通し柱、筋交いの緊結法等の多く技術の非合理性が近年になって指摘されているのを考えると簡単に判断を下すには難しい問題なのかなと感じました。
No.5
- 回答日時:
この頃は、大工が柱(無論、内地材)をスミツケしないので、判りにくいですね、良い桧、杉、の無節~上小節材は、材木屋と棟梁の目利き勝負が面白かったのは、もう何十年も前になりました。
売るほうは、元口を上、末口を下に柱を起てて並べ、産地の花押を上から下へ押し、節の無い元を目線の高さに、・・・今流行の産地の偽装は大流行。ホゾをつけるまでは、末と元は判りますが、立ててしまうと~完成すると、素人では判断出来ませ
ん。カンソウザイ(柱)は材木屋さんは、売りません、∵節だらけの一等材は別にして、良い柱になると、皮一枚で、節をとめているので、乾燥すると、節のケ所から、小割れがして、等級が落ち、儲かりません。
あまりに内輪話が過ぎましたので、このあたりで。
強度は、楊枝千貫ですので、関係アリマセン。あくまでも一般住宅の場合です。
面白いお話を聞かせていただいてありがとうございます。
昔はそういった文化があったからこそ、大工のものづくりへの情熱や誇りが養われていたけれでも、今は運ばれてきた部材を図面どおりに組み立てるだけで出来上がってしまうものだから、効率やコストの面しか見れなくなってしまっているんですね。
ちなみに「楊枝千貫」とは、比重が重いという意味ですか?
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