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座位姿勢をとるときに、なぜ麻痺側に体が傾くのでしょうか?

A 回答 (2件)

#1の者です。


どうして倒れないのか、ということですが、
麻痺していない方の筋力で体幹を維持しているのです。

本人としては、傾ききって止まった状態がバランスが取れている状態なのですから、自分の体勢が傾いているという意識もないかもしれません。
鏡を見ながら筋コントロールをする必要があるのはそのためです。
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健常の方が座位を取る場合、意識的にではなくても体全体で重力を感じて抗重力姿勢を取ります。


この「体全体で」というのが大切で、それは前後、左右、上下の3次元においてバランスを上手に取ることで、初めてある程度バランスの取れた座位が取れるわけです。
(ある程度というのは、骨格の歪み、筋力のばらつき、長年の座り方のクセなどによって、誰でも何かしらの傾きがあるからです。)

そのようなことを前提として、なぜ麻痺している方に体が傾くかというと、麻痺している方の筋肉というのはコントロールが難しく、反対に麻痺していない方の筋肉はコントロールが容易であるわけです。
座位を取る際、体全体の筋肉に「座位を取るぞ」という信号が行くわけですが、仮に右半身麻痺の方の場合、右側の筋肉にはこの信号が届かず右側の筋肉は脱力状態、体の左側の筋肉には正常に「座位を取るよ」という信号が行き、そうすると左側の筋肉には何かしらの力が入ります。
この左側の筋肉のつっぱりの結果、脱力状態である麻痺側に向けて体が傾く、という現象が起こります。

そのため、麻痺がない側のボディイメージを高めたり、鏡を見ながら筋力のコントロールをする練習を重ねたりすることで、ある程度の傾きは改善できます。

この回答への補足

分かりやすい説明ありがとうございます。
しかし、脱力状態であるならば、バランスを保つことができずに麻痺側に倒れてしまうと思うのですが、どうのように維持しているのでしょうか?

補足日時:2008/01/05 20:42
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