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外国人の友人から「何故、抹茶をたてるときに竹製の茶筅を使うのか」と
質問をされました。
私は「茶道は昔からあって、そのまま伝統として残っているのでは」と
答えたのですが、「じゃあ、金属製の泡だて器でもいいのか」といわれ
返答に困りました。

私はお抹茶は好きですが、茶道はやったことがありません。
茶筅の必要性や、何故竹製なのか、などをわかりやすく説明を
したいと思うのですが、どなたか教えてくださいませんか。

A 回答 (5件)

お茶をもてなす立場の人は、この日このときのために お花やお道具を用意するのがよしとされ、したがって長持ちするものは嫌われます。

花は一日で咲いて枯れてしまうような花が最適です。身の回りにあるものを使って心からもてなすという意味で、昔はそこら辺にある竹を使って自分で削って作ってもてなしたのでしょう。金属性のものはお茶碗を傷つけますし好ましくありません。同じ理由からお茶をたてるほうも飲む方も指輪などは決してせずに、結婚指輪もはずします。 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
質問してからも茶道のもてなしにまつわる話を探して
読んだのですが、やはり日本人ならではの心遣いや
お茶会を開くことの大変さみたいなものを改めて感じました。

今更ですが、日本人として茶道を習っておけばよかったなぁと思います。
きちんと説明できるよう理解と知識を深めたいです。

お礼日時:2008/02/07 04:05

茶の道具や作法は、「五百年の伝統と文化」としか言いようがありません。

たんに飲料を摂取するだけの行為ではない、と。

たんに飲み物としか考えられない人には、緑茶を電動ミルで挽いてハンドミキサーで泡立て、電気ポットのお湯を注いでマグカップで飲ませてあげてください。(それで満足されたりして…)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですね、単なる飲み物とは違うと言う、基礎知識というか
日本人的常識とそれがないことでのすれ違いなのかと思います。

他の友人は「抹茶ラテ」しか飲まないそうで
ブレンダーに牛乳と抹茶を入れて、スイッチオンで満足だそうです・・・

お礼日時:2008/02/07 03:56

茶道では道具をとても大事にします。


特に茶碗はお茶をいれてお客様に出すものですから、お茶席などでは一番目立つ道具ですよね。お茶席を主催する側も一番力を入れているところです。
すべてのお道具にはそれぞれテーマがあり、主催する側は季節やその茶席のテーマに合わせて選び抜いた道具を用意します。招かれた方もその意図を読み取って、的確にそれをほめたり、感心したりしなくてはいけないのです。
お茶碗はその演出のメインとなるもの。ですので、高価なものは数百万円、数千万円するものすらあります。もちろん普通のお席ではそんなものは出てきませんが、それでも数十万円、ぐらいは割と普通です。また値段に関係なく、モノには魂がこもっているととらえられ、大切に扱うことが求められます。練習用のお茶碗でも、ぞんざいに扱うと叱られます。
お茶碗に金属は厳禁です。欠けたり、割れたりしては大変です。マナーとして、お茶をいただくお客様の方も腕時計やアクセサリーははずさなくてはいけないのです。ぶつかったら大変です。そしてお茶をいただく時は、そのお茶碗の正面は大事なところなので、そこに口をつけることは避けて、茶碗を回して(正面をよけて)いただくぐらい、丁寧に扱うわけです。
茶筅やひしゃく(釜からお湯をすくう)は消耗品です。永遠に使えるわけではない、いたんできたら新しい物ととりかえます。
しかし、釜やお茶碗は数十年、なかには数百年も経ているものすらあります。
ただお茶をたてればいいのであれば、確かに金属の泡立て器だっていいわけですが。お茶をたてる、だけが目的ならあんなに面倒な手順はいりません。すべての手順は道具を大切に扱い(まあ、必要以上にバカ丁寧です笑)、その大切な道具でお客様に一杯のお茶をたてる、その過程を見せることに意味があるわけです。
しかし、外国人にこれを説明するのは難しいですよね…。お茶席そのものが、ただお茶をたてるだけでない、もてなしの心をいわば目に見える形にしたショーであり、そのあらわれとしてお道具の扱い方、お茶のたて方そのものを見せるのが目的なんだ、ということでしょうか。
一番簡単なのは、お茶碗が高価だってことかもしれませんね(笑)。
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この回答へのお礼

茶道のマナーについて丁寧に説明いただいてありがとうございます。

おそらく友人は抹茶を飲むこと=茶道からきているということではなく
最近の健康ブームによる「抹茶の効果」のようなところから入っているのだと
思います。
きっとご説明いただいた茶道についてのお話をしたら、少しは理解して
もらえるのではないかと思います。

お礼日時:2008/02/07 03:53

茶筅はもともと鍋釜を洗うささら(筅)から派生したといわれています。


竹でできているのは、加工しやすく、持ちがいい、また、日本は竹が多く自生していますので利用しやすかったのでしょう。
もともとのささら(筅)も竹製のものと細い木を束ねたものがあります。
細い木を束ねたものですと、粉を混ぜるのには不十分だったのではないでしょうか、見た目もありますし。

茶筅の必要性は粉茶(抹茶)をお湯に均一に分散させるためです、均一に分散できれば、味に偏りがなく、最後までおいしく飲めます。

アウトドア用に金属の茶筅もあるそうです。

茶筅は泡だて器ではないので泡だて器で代用するのはよくないですね。

聞いた話ですが、使いたい倒して腰のなくなった茶筅で、ココアを作ると簡単に練ることができ、おいしく作れるそうです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も「昔は金属などが無く、竹は加工がしやすかったからだと思う」と
説明はしました。
茶筅と泡だて器では造りが違いますから、混ぜやすさも違うと思います。
均一にお湯と混ざることで味の違いが出ることを補足したいと思います。

お礼日時:2008/02/07 03:48

伝統であることは確かです。


金属にしないのは伝統に反する事が主でしょう。
でも金属にすると茶碗にかちゃかちゃと煩いのと傷が付くからと考えてよいでしょう。
なら?プラスチックでは?となりますよね。
情緒がなくなるということでしょうが、外人には情緒を理解できないかもしれませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かに金属音がガチャガチャしたら
侘び寂びはなくなりますね。
プラスチックも同様。
抹茶を飲むことの基本に茶道があることを理解してもらうことが
必要なのかもしれません。

お礼日時:2008/02/07 03:45

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