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先日、ネットの掲示板で見た論調に違和感を覚えています。

東京理科大は1881年設立で126年の理学教育の歴史があり(東大卒業の1期生達が設立。初代学長は東大天文台の所長が兼任。)、
これは京都大学の理学部よりも歴史が長く
また国立研究所長級の教授陣も名を連ねる教授陣を見ても、研究教育施設の規模や、教授陣の厚み・多様性を見ても、
理学の研究教育機関として名門であることは言うまでもありません。
一方、慶應大学の文科系は名門ですが、理学系といえば1981年にできたばかりで、特に40歳代以上にはなじみが薄いのではないでしょうか?
(私が知らないだけかもしれませんので、慶應の理学系生え抜きの方が書かれた論文で有名なものがあれば教えて下さい。)
理学系の研究教育では東京理科大とは単純に考えても100年の歴史の差があるかと思います。

このような状況であるのに、何故か東京理科大の理学系よりも、慶應の理学系の方が格上であるかのような論調があったのです。
その大学に所属する個人個人は実力もそれぞれなので同格であるという議論であればまだ許容するにしても、
何故、東京理科大学の理学系よりも慶應の理学系の方が格上になるのか、甚だ疑問に思うのですが、いかがでしょうか?
(勿論、慶應の経済などの文科系が名門であることは私は認めています。また慶應の理学系が名門ではないとは言っていません。)

これは理学系の状況を知らない文科系人間の戯言なのか、
それとも偏差値で大学の格を判断する偏差値至上主義の弊害なのか、
判断しかねています。
そもそも、偏差値などというものは、推薦やAO入試、あるいは付属の枠を多くして、
一般入試の枠を狭めれば上げることができますし、
このような偏差値で大学の格を語ること自体ナンセンスなのです。
東京理科大学は入試では門戸を広げるが、しかし卒業は難しくするとい伝統は周知の事実ですが、
このような伝統のある大学を入試偏差値で計ることができないのは、言うまでもないことです。

東京理科大の東大・東工大大学院への進学者数や大企業への就職者数、あるいは理工系分野の国家一種合格者数を見れば、
いまだに理工系の名門であると判断できますが、しかし私が見た不当な論調には違和感を持つのです。

私からすると、東大に入る学力がなく落ちてしまい私立になる場合は、
理学系では東京理科大というのが自然なのです。(勿論まじめに勉強する場合)
理科系は大学院に行くことが普通ですので、東京理科大でまじめに勉強して、東大・東工大に進学するというのがよいと思うのです。
私の考えは間違っているでしょうか?

皆様、いかがお考えになりますか?

A 回答 (2件)

あなたの東京理科大に関する意見には異論はありません。



六大学という言葉も、大学野球そのものと思っていたら、
いつの間にか、私立大学の格付けを意味する用語になっていますね。

国立大学で、例えば東工大は、旧制大学出身者の中には、
職人養成大学に近い感覚で捉えている人もいました。
今や旧帝国大学に並ぶ、もしくは、これをもしのぐ難関大学に
位置づけられています。

ブランドイメージが出来、つられて学生の質も上がってしまう傾向はあります。
一方では、財力を背景とする子弟が幼少の頃から入り込んでくると、
経営も安定してきますね。

しかし、東京理科大も慶應大学も卒業生は多いので、自分の周辺の人物を
取り上げても、一般的事象として敷衍出来るかどうか、はなはだ疑問が
多いので、あえて、慶應大学と比較して論ずることは差し控えた方が
良いと考えます。

ここは、理科大OB/OGの方々に奮起して頂き、更に、実を上げるべきと
考えます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私も、東京理科大、慶應大学の卒業生について、能力や人柄など人それぞれであると思っており、画一的に判断することには大反対です。
ですので、東京理科大を画一的に見なす論調に違和感を覚え、ご質問させていただきました。
両校とも全国屈指の優良な大学であり名門であることは言うまでもありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/02/19 12:54

偏差値至上主義というのがあるのなら、あなたは歴史至上主義でしょうね。


どうして古ければそれだけで格上なのか、その方が理解できません。

その某国立大学院大学にいた人間の目から見ると、理科大出の学生の多くは、やっぱり中身が足りません。
そつなくやっていてももの足りない感じだし、バカなことばっかり触れ回っているような迷惑な奴までいたりします。
大学というのは学生がいてナンボですから、学生の質が高くないところは評価も高くない、それで良いと思います。
それに対して早慶なら東大に惜しくも落ちたような連中が実際にいますから。
研究をする、といったときに、その頭の差は結構大きいように思います。
理科大はそりゃぁ真面目に教育をしている大学だと思うのですが、残念ながら学生の思考力までは鍛えられていないようです。
そりゃそうですよね。日本の大学の指導者の能力なんてそんなもんなんで。
教える側に力がないのですから、入試でしっかり振り分けられてしまえば卒業後も概ねその通りになってしまいます。

文系の感覚と違うのは、理系は設備が重要ですので、設備が充実した国立が偏差値以上にずっと有利だということでしょう。
例えば文系で阪大蹴って早慶はあり得るようですが、理系ではまず考えられません。教授名を指定してのことならまだ解りますが。
早慶と理科大はランク表を見るとたったのワンランク違いのように見えますが、実はその間に、旧帝大下位や首都圏国立大や地方有力国立大がごっそり割って入っているのではないかと思われます。
それに、一般に文系ではセンター「数学」が鬼門でしょうが、理系の方は国語と社会です。
旧帝大ならともかく、それより下なら(あるいはそれでも)いくらでも誤魔化せる科目です。
入試問題、理数も、理科大なら入試標準レベルのことができたりできなかったりという辺りが合格ラインでしょう。
どこかで見たような問題、すぐに解りそうな問題が多いです。
しかし早慶になると、特に数学は一捻り二捻りした物です。
入試標準レベルのことでまごついているようでは。
理科大卒の学生を見ていると、やっぱりそんな感じがします。
学習範囲の上限がきっちり高校の範囲。

> 理科大学は入試では門戸を広げるが、しかし卒業は難しくするとい伝統は周知の事実ですが

と言うほどでもないでしょう。
半分しか卒業できませんというわけでもないんですし。
しかも、トップレベルだって最初からたかが知れているんですから。
それに、理系はどこも留年率は高いでしょう。理科大は高め、くらいのことで。
大サボりしなければどうにかなる程度ではあるんでしょう。
留年率が高いことだって、元のレベルが低いことが原因であることだって十二分に考えられるのですよ。
そのままでは使い物にならないレベルですから、どうしても口うるさく言わざるを得ない、放っておけば良い大学とは違う、というのは一面の真実ではあるでしょう。

なお、推薦だのAOだので、ペーパーテストしかできない、しかもそれだってそれほどできない連中を除外しなければならないのは、むしろ理科大の方だと思います。
ま、そういう人はそれを蹴って早慶や国立に行くと思いますがね。

大学が就職予備校を兼ねている間は、大学の本当の力だけでは見て貰えないでしょう。
それでも理科大に本当に力があるかどうかは疑問です。
少なくとも現状は、兵隊の養成所であって、士官学校ではないように思います。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

>どうして古ければそれだけで格上なのか、その方が理解できません。

格上とは言っていません。格下という論調に違和感を感じると言ったのです。
「歴史」というのはただ古いというだけでなく、
実績やそこに関わった人物、あるいは設立・教育の理念や現在までの歩みなどすべてを含んだ意味での歴史です。
私は、格というものはこの歴史を深く関わっていると確信していますし、
この考え方はごく一般的で広く受け入れられるものと思っています。
「偏差値至上主義」と比べるのであれば、余程「歴史至上主義」の方がまともでしょう。
(私は歴史が深く関わっていると言っているだけで、至上主義とは言っていませんが。)
偏差値などというものは、推薦・AO・付属枠の比率を増やして、一般入試枠の比率を下げれば簡単に上がります。
東京理科大は毎年5000人~6000人の入学者がいるようですが、
他の文型優位の私立総合大学並みに定員を1/6とか1/10の規模に縮小し、これまで合格としていた下位の5/6なり9/10をすべて不合格とすれば、
偏差値など直ちに跳ね上がるでしょう。
このように操作可能な偏差値を「格」の拠り所にするのは不適切です。
偏差値は様々に操作できますが、歴史は揺るぎません。
そもそも、東京理科大の偏差値でも、他の私大と比べられるのはB方式の偏差値であって、
A方式のセンターで合格する理科大の上位層の多くはB方式は受けません。
そんなものと比べても意味がないでしょう。

>国立大学院大学にいた人間の目から見ると、

それから、東京の大学にいる理系学生の優秀な層の多くは、
普通は東京にある東大・東工大の大学院あたりに進学することが多いと思いますが、
東大・東工大院に進学できるのにわざわざ東京を離れて大学院大学(いくつか浮かびますが)に行く学生がどの程度いるのか?
(勿論、教授自体は優秀な方なのでしょうが、学生の受験傾向です。)
あなたが見た特定の東京理科大出身の方が東京理科大の中で優秀な層だったのかどうか?ということもあります。
また、仮にその方のことをあなたが悪く言っても、あなたも同じ研究室にいるのであれば、大差はなく同類ということではないのでしょうか?

あなたはご自身が知っている東京理科大の学生のみを見て、
東京理科大出身者の全てについて何らかの結論を導きたいようですが、それは無理な話です。
あなたの話は、統計上意味がありませんし、論理的でもありあせん。
あなたの周りにそのような人がいたというだけの話です。

偏差値至上主義の弊害でもあると思いますが、
あなたは、その大学にいる学生の全てが、入試偏差値表に出ている偏差値であると思っていませんか?
言うまでもなく、それは平均の偏差値です。
早稲田、慶應、理科大、上智の全てに合格して、理科大を選択する学生など珍しくもなんともありません。
また、研究者に限って言えば、上位1%の話ですので、平均値で議論する必要もありません。

また、1浪2浪して東大に入る人間と、現役で理科大に入りストレートで東大本郷に行く人間で、
どちらが学力があるのか、研究者としての能力があるのか、これだけでは分かりません。
少なくとも早めに大学院に行った方が、研究を早く始められますし、
その意味ではその方が研究者としての能力も磨かれるでしょう。
高校レベルの受験勉強を何度も繰り返してもほとんど意味がありません。

大学の偏差値はあくまで大集団の平均値であって(しかもそれは一般入試枠のものです。)、
大学の中にいる学生の能力は人それぞれでしょう。
全体を画一的に考え、自分の周りの少数の例から、全体について断定するあなたの思考には、
同意しかねる部分が多いです。

最後に、あなたの言葉を借りれば、
全ての大学は、ある意味「兵隊の養成所」であって、
士官になれるのは各大学の上澄みです。

ちなみに、Yahooの社長は東京理科大学出身だったと思います。

補足日時:2008/02/19 12:36
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
補足の方でコメントを付けさせていただきました。
よろしくお願いします。

お礼日時:2008/02/19 12:42

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