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キャッシュフロー作成の際に、PL為替差損(益)という言葉が出てくるのですが、そもそもPL為替差損(益)とはどういう仕組みで発生するのでしょうか?
また、BS為替との違いは何でしょうか?
初心者なものですみません。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

為替差損益はBS項目との関係によって生じます。


例えばドル建て売掛金$10,000を計上した時(発生時)の$/円レートが120円だった場合には、売掛金には1,200,000円と計上します。

翌月、$10,000が入金した時のレートが125円だったら、外貨預金の勘定には1,250,000円で計上されます。
この場合の仕訳は

売上時 売掛金1,200,000/売上1,200,000
入金時 現・預金1,250,000/売掛金1,200,000

となり、ここで為替差損益が発生します。
つまり、売掛金が発生した時とそれが入金した時とで5円のレート差がありますから、その分の差額を計上することになります。

この場合は入金時のレートが円安になって差益となりましたから、上の仕訳に加えて

入金時(貸方)......../為替差益50,000

となり、これでバランスすることになります。
為替差損益は、いったん認識した外貨建資産・負債の円換算額が、決済時に異なった円換算額となった場合に生じます。
これは売上などの損益取引だけでなく、借入れや貸付、立替、仮払いなどの損益取引以外でも、それが外貨建てで決済される場合は同様に為替差損益が発生します。

ご質問のPL為替差損(益)という用語は、私の経験にはありませんが、為替差損益そのものがPL勘定なので、ただ単にそう呼んでいるのかも知れませんが、私の推測では上の例のように損益取引で生じた為替差をPL..と称し、損益取引以外での発生をBS..と称しているのではないかと思います。
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PL為替差損益は既に先の方がご回答されていますので、ご質問の後半のBS差益に着いて回答いたします。


恐らくBS差益といわれているのは累積為替換算差額のことと考えられます。
これは連結会計を適応した時に発生します。
連結対象子会社が海外の会社である場合は連結財務諸表を作成する為に親会社の財務諸表で使用する通貨ベースに子会社のベースを合わさなくてはなりません。(換算を行う必要がある。)
子会社の機能通貨(ビジネスの主を占める通貨)が現地通貨(子会社の在籍地の通貨)の場合は換算に決算日レート法が使用されます。
このルールのBS項目の換算に関するあらすじは
1.資産および負債項目は、決算日レートで換算する。
2.株主持分項目は取得日レートで換算される。
です。資産と負債が決算日レートなのに株主持分だけ取得日のレートで換算されるので、調整を加えないとBSがバランスしなくなります。
ここでその調整としてでてくるのが
累積為替換算差額です。簡単に言いますと1と2を行った後ででてくる差額です。
この差額を株主持分に加減することにより最終的にBSをバランスさせてやるわけです。
以上のように、この換算差額はPLを通すことなく直接BSに反映されます。ですからBS為替差損といえるかもしれません。
私が説明したのはアメリカの会計基準であるGAAPの一部ですが、恐らく日本も同じではないでしょうか。この筋で調べられると回答にたどり着くのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2002/11/07 12:38

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