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化政文化の文芸に

 これ小判たった一晩いてくれろ

 白河の清き魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき

というのがありますがこれらはそれぞれ何でしょうか?

A 回答 (1件)

これ小判たった一晩いてくれろ


の方は、川柳です。
庶民がとても貯金をできるような状態でなかったため
せめて一晩くらいは今手に入った小判も
支払いに使わずにすまないかな。
という気持ちをよんでいます。

白河の清き魚のすみかねて もとの濁りの田沼こひしき
の方は、狂歌です。
当時の有力政治家、松平定信(白河藩の第3代藩主)の
改革を目指した、清く正しいかも知らないが、
質素倹約の非常に堅苦しい、暮らし辛い政治よりも、
前代の有力者である田沼意次の汚職や賄賂だらけの濁った政治の方が、
まだましだった。という気持ちを歌っています。

両方とも現在の政治に批判的でありながら、
辛い現在の状況を笑い飛ばそうとしています。
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この回答へのお礼

ってことは、化政文化の文芸には川柳と狂歌があるのですね。参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/20 00:03

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