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不透明水彩と透明水彩の違い、
アクリルとアクリルガッシュの違いを教えて下さい。
又、それぞれの適した用途も良ければ教えて下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

違い…ですか。


不透明水彩と透明水彩は使い方から違います。小学校では主に不透明水彩を使うと思いますが、パレットにチューブからだしたら、その場で使えますよね。ただし、粘度が高く、色味がすぐ濁ってしまう、という欠点、下に描いたものが塗りつぶされる(なにせ、不透明ですから)のが大きな特徴かと思います。
適する用途としては、主に「むらなく均一に平坦な塗りが出来る」、ということでしょうか。透明水彩で同じ事をやるのはけっこう難しいです。
透明水彩はパレットの仕切りにチューブからだした絵の具をおいたら、その場で使えません。乾燥するまで1週間ほど待つ必要があります。
乾燥したものを筆に含ませた水で溶かして使用します。
不透明水彩がパレット上で色を作ってから紙に載せるのに対して、透明水彩の場合は色を重ねていくことで別の色を作るという特徴があります。
黄色を載せて、そのうえに青を載せて、緑を作る、というような。
透明なので、下の色が透けて見えるためにこのようにして色を作れるのです。
不透明水彩よりやわらかく奥行きのある色味の出せるのが特色です。
似たような画材でカラーインクがありますが、カラーインクの方が発色がよいです。

アクリルとアクリルガッシュの違いも透明か不透明かの違いです。(ガッシュは不透明の意味だったかと)ただし、アクリル絵の具は乾くと耐水性をもつので、透明水彩のような使い方は出来ません。また、使用する際には透明水彩や不透明水彩のようにプラスチック・金属製のパレットを使うのではなく使い捨ての紙製パレットを使用します。(かたまるととれなくなるため)
使用する筆も違います。
アクリル・アクリルガッシュが適しているのは、紙以外のものにも描ける、ことですかね。ガラス・布などに使用できます。
ただ、アクリル画材は割高です。それに、いろいろテクニックが求められます。

こんな感じでよろしいでしょうか。
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ご質問の四種の絵の具は全て水彩絵の具の仲間です。



透明水彩と不透明水彩は、いずれも顔料をアラビアゴムと水で練ったものです(市販のものはその他に腐敗を防ぐための添加物等も含まれます)。
アラビアゴムは完全に親水性のバインダーなので、この二種の絵の具は乾燥後でも水によって再溶解します。ですからそれを考慮に入れた使用が必要です。
二種の違いは顔料とアラビアゴムの比率です。顔料の比率が高いものを不透明水彩と呼んでおり、被覆力が高い(紙の地や下の色を隠す力)のが高いのが特長です。対し透明水彩は支持体としての紙の白さを生かし、透明感を生かした描画に用いられます。基本的には白は紙の地を残すことで表現しますので、ホワイトの絵の具はあまり用いられません。

続いてアクリル絵の具とアクリルガッシュですが、この違いも顔料とアクリルエマルションの比率によるものです。前の二種と大きく異なる点は、アクリルエマルションが乾燥後には水で再溶解しないということです。上の絵の具を塗る際に下の絵の具が溶解しないので、色が濁りにくいのが特長です。
アクリル絵の具は、アクリルガッシュと比べて顔料よりもアクリルエマルションの比率が高くなっています。水で薄めずに使用すると透明感とツヤ感のある強靱な皮膜を形成します。また、水で薄めることで油絵のグラッシに近い透明な塗り重ね効果を生むことも可能です。また、乾燥速度を調整するようなもの、ツヤを増すものなど多種のメディウム類が市販されており、大変汎用性の高い画材です。さらに、水彩絵の具としては希有な特長としてある程度の厚塗りにも耐えることがあげられます。また、油絵の具の下地として用いることも可能です(油絵の具の上に塗り重ねることはできません)。
アクリルガッシュは顔料の比率が高く、被覆力の高い絵の具です。乾燥後の表面はザラザラしたツヤ消しの画面となるため、薄めに数層塗り重ねることでムラのない平滑な色面を作ることができるのが特長です。この特長と、乾燥後は再溶解しないという特長を生かし、主にポスターのような色面分割の画面を描くのに使用されます。一方、水で薄く溶くことで透明水彩のようににじみを生かしたような表現も可能ではあります。
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