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教育の世界、現場にいらっしゃる方々に質問させていただきます。

私は、学校教育について専門課程を学んできておりませんが、以前にご
縁があり、市教育委員会に一年間おりました。
担当は、試験や学習テキストの作成・運営、自然体験学習の実施・指導
です。

ここで質問いたします。学校教育、野外教育などに関わる方々でお力を
貸していただけませんか。

学習、体験プログラムなどで使われる「目的」と「ねらい」の用語の
違いを教えてください。意味合い、定義や使い方など教育用語として
のあつかいでご回答・意見交換できませんでしょうか。

A 回答 (3件)

この場合、学習主導要領に基づきますね。



目的と言うのは「主題」であり、
「ねらい」はその背景や内面と言う感覚です。
例えば
運動会の「目的」が
「子ども1人1人の健康と団結を目指す」
とすると
「ねらい」は
「特に不得意なことも含めたことに対する妥協の無い行動力、
精神を身につけ生きる力を育む」なんかです。

こういう単純な質問ほど答えるのは難しいですね。
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目的はpurpose,ねらいはaimの訳です。

意味合いや定義のちがいはほとんどありません。同じように使われています。
 ただ,ねらいの方が的がしぼられ,ある方向性を示しているような意味合いがあります。弓道で的にねらいを定めるのと同じイメージですね。
 目的はもう少し広い意味があります。何かをする理由のようなベースに流れる考えといえるでしょう。
 どちらを使うかは好きずきで,それぞれの研究会や学校などで使い方が決められることもあります。
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目的とねらいはほぼ同じ意味合いですが、学習指導案等では使い分けされることもあります。


また、地域や学校ごとに使い分けされている場合も多いと思います。
こちらの使い分けは私の地域での例ですので参考までに。
(私の地域では目標・ねらい・めあてを使い分けています。)

簡単に言ってしまえば、目標は単元や題材、教科全体を通した子どもの望むべく姿を書き出す事が多いです。
その上で、各時間ごとに設定するものがねらいであり、ねらいは目標をより細分化・具体化したものであるとします。

ちょっと分かりにくいので例を出します。
例えば、小学校理科の『てこの働き』を全10時間で学習する指導案を立てるとします。

まずは、国で定めた学習指導要領では各教科・各学年ごとに指導目標がありますのでこれを一般的な目標としてとらえ、その上で学校の教育目標であるとか地域の実態・特性、児童の実態を考えた上で単元全体の目標を定めます。
目標は単元(全10時間)を通して、どのような資質・能力を身につけるかを総括的に。
また、目標を定めると同時に評価規準を定めます。

その後、学習計画(全10時間のそれぞれの予定)を作り、それぞれの時間のねらいを定めます。
各1時間ごとのねらいですので「どんな学習・活動を通してどんな仕組みや考え方をとらえる」のか具体的に書き出します。

ですから、1つの目標に向かって具体的に示されるものが10のねらいであり、10のねらいを学習したことによって単元全体の目標を達成できるように計画するわけです。

<一般的な指導案の一例>
理科科指導案
【単元名】 てこの働きを調べよう
【単元の考察】(省きます)
【目標及び評価規準】
・てこの働きを、力の加わる位置や大きさと関連付けて計画的に調べる活動を通して、てこを傾ける働きやてこの釣り合う時の規則性についての見方や考え方をもつ。
(評価規準は省きます)
【学習計画(全10時間)】
(省きます)
※ここまでが全10時間を通してのものです。以下、各時間ごとに作成します。下記の本時とは、全10時間の中の1つの例です。

【本時の学習】
1、ねらい てこの支点から力点までの距離を変化させることによって、てこを傾ける働きがどう変わるのかを調べる活動を通して、てこでは支点から力点までの距離を離していった時、力を加える大きさが小さくなっていくことをとらえる。
2、準備(省きます)
3、展開(具体的な授業内容や時間配分など)
 (1)前時を振り返り、本時のめあてをつかむ。(導入)
 本時のめあて「支点から力を加える位置までの距離を変えたとき、加える大きさがどう変わるか調べよう。」
(以下省きます。)

以上のように各時間ごとねらいを定めていくわけです。

また、同じような意味合いで紛らわしいのが「めあて」です。
これは学習指導案での展開の部分や、授業の導入の部分で児童が目的意識を持てるように「学習のめあて」として使う場合が多いです。

また、学校によっては「本時の学習のねらい」を「本時の学習の目的」と言ったりもします。
この場合、ねらいと目的は同じ意味になります。
(小学校では「ねらい」、中学校では「目的」としている場合もあります。)
また、授業で導入後に提示する「めあて」を「目的」としている学校もあります。

なんだかややこしいんですが…
『目標』は教科・単元・題材を通した総括的なものであり、
さらに各時限ごとに具体化したものが『ねらい』である。
『ねらい』を達成するために児童が目的意識を持つよう掲げるのが『めあて』である。
地域や学校によって、『ねらい=目的』や、『めあて=目的』としている場合もある。
という感じでしょうか。

これは私の地域での使い分けですが、目標に関しては国が出している学習指導要領にあるので同じ様に使われていると思います。
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この回答へのお礼

詳しく教えて頂きありがとうございました!
もう一度解釈をし直して理解を深めたく思います。

お礼日時:2009/04/04 20:22

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