プロが教えるわが家の防犯対策術!

病院で処方箋をもらい薬局で薬をもらうことって、必ず必要なことでしょうか?
大半の国民は、余計な代金(薬剤師に払う報酬)を払って損してると思います。

確かに複数の疾患を持ち、複数の病院で薬を多種類使用している患者の薬の確認という意味では、必要だと思います。
重症患者が入院する病院には、薬の専門家はいろいろな意味で必要でしょう。

しかし、医者が薬を処方するわけで、それなりに知識に基づいて選択されてるわけですし、大半の方は、体調の悪いときに病院にいって、短期間だけ薬を飲むという感じだと思うので、今のシステムは無駄だと思うのです。以前みたいに病院で処方してもらえればいいのにと思います。
あと、薬剤師にこの薬は・・・?って質問してもすぐ答えられない人、多すぎです。すぐ、本で調べます。私は医療関係者なので、それぐらいきちんと知っとけよなーと思うことが多々あります。
こんな薬剤師不信を一新できるような、厳しい意見お待ちしてます。

A 回答 (16件中1~10件)

kiyonoridaさんへ


日本における現在の薬剤師法と医師法に不備があるのでこのような意見があるのは仕方ないと思います。これ以上ここで書いても無駄だと思いますよ。

医薬分業の歴史を調べればわかることですが、完全に医師から調剤権をなくして、医師は処方のみを書き処方箋発行を義務付け、医師とは利害関係の無い薬剤師が適切な処方内容であるか判断して調剤する。そうしないと本来は無意味なんですよね。
院外処方のミソは、医師とは利害関係の無い薬剤師にチェックしてもらうことにあります。

医師に処方権も調剤権も全権を与えると、暴走することもあります。
医薬分業の歴史は気に入らない人や殺したい人を他人に分からないように故意で薬殺することが可能になることから、調剤権を薬剤師に独占させ、医師は処方のみを書き調剤することを禁止したのが始まり。
だから院外処方にして全て処方をオープンにしない限り意味が無いのですね。
    • good
    • 1

 皆さんの意見と重複する部分もありますが、現場の薬剤師としてコメントしたいと思います。



 まず、「今日はどうしましたか?」「今日はどこか痛めましたか?」と聞くことに必要性がないとおっしゃっている方へ。確かにその通りかもしれません。ただ、薬剤師というのは処方箋の内容からドクターの治療の意図や患者の状況をを汲み取ります。ドクターはどういう目的で薬を出しているか、この患者はどういう症状かということですね。同じ「痛み」でもどの程度の痛みなのかも判断します。 従って、処方箋から読み取れる内容と、患者の状況が一致しているかどうかを確認するところから患者さんとの会話が始まります。
 私の経験ですが、処方箋の内容から「怪我かな?」という内容の処方がでていました。従いまして、怪我という観点から患者さんとお話をしますが、全く話がかみ合いません。内容からすると、胃が痛いというのですね。結論としては似た名前の薬をドクターが間違えていたわけです。 他の例としては、処方箋に書かれている薬の内容からして患者の痛みが軽いと判断するも、患者の訴えを聞くとかなりつらいという内容。この薬だと効果が薄いと考えた場合ドクターと相談します。すると、ドクターがついついいつもの癖で、普段よく出す薬を機械的に書いてしまったということもありました。 このような間違いは少ないのですが、年に数回はあります。そういう観点から、症状のことを簡単にでも患者さんと話すことは意外に必要だと考えています。
 
 あと、ドクターが薬の説明や服用方法を説明する時間にどれくらいかかるか想像したことがありますか? ドクターと直接話す機会が多いので、いろいろな話をすることがありますが、正直、ドクターは自分の出している薬を見たことが無いということが少なくありません(開業医のぞく)。ドクターというのは、患者の症状がどういう状況であるということを患者に伝え、それを改善する確率が高いであろう薬を選択するわけですが、多くの場合「文字」でしか認識していない場合がおおく、その薬の形状や色を知らない人もいるわけです。ですので、ドクターが得意な薬なら良いのですが、知らない薬の説明をするわけにはいきません。それに、薬の説明に5分かかるとして、20人の患者がいれば、100分の時間が薬の説明にかかってしまいます。その時間を薬局に任せて、ドクターは診察に専念でき、診察できる人数が増えるということも、院外処方箋の存在意義はあるのではないでしょうか?
 実際に薬局で実物の薬を見てから、患者が(特に高齢者)飲めそうも無い大きな錠剤であることを初めて知ることもあります。そういった時はドクターと連絡して同等薬効の剤形の異なる薬に変更してもらうような相談もしますし、もしくは薬の使用方法などを時間をかけて納得するまで説明することもあります。 薬に知識のある方からすれば簡単なことに時間とお金をとられると思われると思います。しかし、世間には薬の知識が全くない方もおられますので、そういった方の味方に薬局はなって行けると思っています。

 その他に私が数回経験したことといえば、このような話。頭が痛いということで受診したところ、緊張性頭痛と呼ばれる筋肉の張りや緊張からくる頭痛であると診断されました。それで安定剤が処方されていました。 もちろん、薬局としては他に飲んでいる薬がないかと確認します。すると目薬を最近使いだしたと話すわけですね。ただ、その患者さんは目薬だから飲み薬とは関係ないと思っていたのでドクターに話してなかったわけです。しかし話を進めると、1週間前に急激な眼圧上昇で眼科にかかっていたのですが、その症状と今回出ていた薬との飲み合わせは禁忌であり、ドクターに連絡して薬を変えてもらったことが何度かありました。
 患者さんの多くは、診察時に自分の症状や状況を100%ドクターに伝えることができないもので、後から「あ、あれ聞いておけば良かった」と思いだす方が大半です。その内容をもう一度薬局で聞き直せば、薬局で解決することもあります。それと、以外に自分の判断で大丈夫だと思っていたものが、大事なことだったり...  そういった意味では、ワンクッションをおいて改めて薬局で確認しなおすこともできるのではないかと思います。それに、大きい病院では薬が準備できるまで時間がかかることもありますが、利便性のある薬局へFAXで処方箋を送っておいてもらえば薬の受け取り時間がわずかで済むというメリットもないでしょうか?

 ご指摘のように、薬剤師の勉強不足はあるかもしれませんが、そういった薬剤師はわずかであり、多くの薬剤師はいろいろと日々勉強しているとおもいます。残念なことに、たまたまそういった薬剤師にあたってしまった回数が多いのではないかと考えています。 現在は薬の種類も多く、入ってくる情報も多岐にわたります。患者様のニーズに100%答えられれば理想ですが、たまには答えるのに時間を要することもあるかもしれません。 そういった側面から、薬局を利用するメリットがないと考えている方は、院外処方箋を出していない医院さんを選択すれば良いと思いますし、どうしても病院から出してほしいとドクターに嘆願すれば法律上、出してもらうことは可能です(後は病院のシステムの問題ですが)。逆に、薬局で満足して帰ってくださる患者さんもおられるわけですし、一概に現在のシステムが無駄とは言いがたいと思っています。
 

この回答への補足

現職の薬剤師の方から、ご意見ありがとうございます。

医者のミスをフォローするという意味で現状制度が意味ないとは思いません。
当り前のことだと思いますが、医者にとっての仕事は、診断と治療です。そして治療の中心は薬なわけです。医者は病院内で薬に責任持つべきであり、それを院外に持ち出すのは無責任だと思います。医者のフォローをしてくださる薬剤師は重要ですが、院外薬局は以前記載しましたがデメリットも多く感じるので、それ以外の方法がいいと思います。


本当に自分を治したいなら、病院は医者のうで(直接的な治療)と病院の雰囲気(心理的な治療)で選ぶべきだと思います。ただでさえ、選ぶのが大変なのに、嫌なら院外薬局をしていないところにいけというのは、病院選びを困難にします。ですので、その意見は、到底指示できません。このことは、何度か補足ランに書きました。

補足日時:2009/10/21 00:50
    • good
    • 2

貴方こそちゃんと理解してください。




>院外処方の医療機関を選択肢から外せばよいと書いたのであって

このことが医師を選ぶ選択肢を狭めています。薬剤師の今のシステムをよ
り良いものにしようという主旨の質問ですから、貴方の仰っていることは
論点がずれています。


>私は医師が処方後、投薬完了するまでの意味でずっと言っているので
すがね。

要するの話がかみ合っていないのですよ(笑)
ま、文字だけのやり取りなのでしょうがないですが。



>ちなみに根拠があるので自信ありを選択しています。

根拠のある専門家だからこそ、憶測の部分や個人がどう解釈しているな
んか分かりませんので、あらゆる可能性を考えて“参考意見”とするの
です。そもそも既存の法律やシステム不満があるという質問なので、そ
れを根拠に持ち出しては話がおかしくなります。


>根拠も自信もないのにそれだけ食って掛かってくるのは、

あら?食って掛かってきたのは貴方です。忘れましたか?よくご覧下さ
い。これ以上かかわらないで下さい。
    • good
    • 2

きちんと理解されていないようで困ったものです。



医師メインで選ぶ。最もなご意見です。現状は殆どが医療機関毎に院内か院外か決めているので、院外処方の医療機関を選択肢から外せばよいと書いたのであって、o120441222さんが言う薬剤師で病院を選ぶという事ではありません。
また、院外処方にしている病院医院でも、患者さんから院内処方をしてほしいと言えば、院内処方に出来ます。

出来ないと言っている医療機関は、医療機関の都合だけです。

法的根拠ですが、
まず医師法第22条には医師は処方箋を発行する義務がありますが、質問者様に回答した歴史上、薬剤師法の但し書きと共に、医師法も但し書きが加えられて、「患者又は現にその看護に当つている者が処方せんの交付を必要としない旨を申し出た場合は、この限りでない。」とされています。

あと薬剤師法第19条です。
薬剤師でない者は、販売又は授与の目的で調剤してはならない。ただし、医師若しくは歯科医師が次に掲げる場合において自己の処方せんにより自ら調剤するとき、又は獣医師が自己の処方せんにより自ら調剤するときは、この限りでない。
1.患者又は現にその看護に当たつている者が特にその医師又は歯科医師から薬剤の交付を受けることを希望する旨を申し出た場合
2.医師法(昭和23年法律第201号)第22条各号の場合又は歯科医師法(昭和23年法律第202号)第21条各号の場合

もちろんご存知でしょうが、医師ご本人が調剤しなければいけません。

自己の処方せん(A処方医)が自ら(A処方医)調剤した場合にしか調剤業務は認められていません。

処方した医師(A医師)とは異なる医師(B医師)が調剤して患者に交付したとしても、薬剤師法第19条違反です。もちろんそれ以外資格者や無資格者はいうまでもありません。

>またお薬も医師が処方して、受付等がチェックしています。チェックは
多い方がいいでしょうが

o120441222さんがこう仰っていたので、「受付で何をチェックしているのでしょう?」と書いたのです。医師が処方する前の事だったのですか。
それならば分かります。私は医師が処方後、投薬完了するまでの意味でずっと言っているのですがね。
ちなみに根拠があるので自信ありを選択しています。根拠も自信もないのにそれだけ食って掛かってくるのは、ある意味たいしたものだと思います。
それ以外のご意見もちゃんと私の返信した内容を見ているのだろうか?と疑問をもちました。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

私の質問への回答、ありがとうございました。
下に書いてあることも全部読みました。知らないデータの公表は興味深いものでした。

ただ、furaisu10様、o120441222様、どちらもお気づきだと思いますが、私の満足が得られるものではございません。
私が求めているデータは、現在の医薬分業を進めたときと、以前のあまり分業をしてないときの比較を知りたいというデータではないからです。医者のミスを指摘することになるので、なかなかでない、そのとおりですが、これは薬剤師もしくは医者が医薬分業がミスをなくすのにすばらしい方法なのだというのなら、データを見たいもののです。


また、o120441222様が、うまくまとめてくださりましたが、
私の意見は、現状での医薬分業制度で、安全性を高めているのは理解できるが、デメリットも多いし、メリットも定かでないので、ほかの方法にしたほうがいいのでは、という考えです。

そういうことで、furaisu10様は、お答えいただいてると思いますが、申し訳ないのですが、どうもしっくりくるメリットは感じないなというところです。
あと、furaisu10様のおっしゃる、院外処方の病院でも院内処方をいえば、してくれると言うこと自体が、デメリットです。今の制度がなくなれば、どこの病院でも以前のように、自然に薬がもらえます。
あと、私自身、幸い大きな病気経験がないので、本格的な病院選びはしたことありませんが。実際家族が重症になったときには、あらゆる方法を駆使して、いい病院を探すと思います(私は、理系人間なので、実績で探すと思います。これも、医者じゃない人に公表する実績は都合のいい点だけしか発表しないと思うので、知人の医者に内部事情とかの探りを入れると思いますが。)という具合なので、病院は医者で選びます。薬剤の体制を気にして選ぶのはしません。ただ、選んだとこが、分業だったら、嫌だなあということです。

私も、薬剤師に治療を求めていませんので、医者なしに薬をもらいたいと思いません。それは、いまの医者で処方箋だけで出してもらうほうがましだということです。
furaisu10様がおっしゃる、軽度の疾患や継続疾患は、アメリカのように薬剤師の判断で薬剤処方できるようになるのは、反対です。大きな問題が仮に起きたとき患者は、どちらに責任を追及するのでしょうか?今でしたら、責任は医者のみなのです。その辺でたらいまわしになることのほうが、デメリットです。

申し訳ございませんが、よろしくお願いします。

補足日時:2009/10/01 00:10
    • good
    • 1

下のものです。



私の話はある特定の例であり、薬剤師全てを言っているわけではありま
せん。ただこういうの例もあるので、今以上にいい制度になればいいと
思っているだけです。薬剤師をなくした方が良いなんて思ってもいません。


>薬剤師と話したくない、必要でないと思う人は分業していない医院で
処方してもらえばよい。

あの~普通、薬剤師で病院は選びませんよ。あくまでも医師メインで選
ばないですか?貴方のこの意見は建設的でありません。


>そのような流れになると思います。

はいもちろんです。だからこういう例を紹介したのです。あくまでも特
異な例だと思います。

「薬効や処方の理解が医師と大きくかけ離れている」これを患者にする
のは、医師の治療方法を否定しているのと同義です。


>受付で何をチェックしているのでしょう?私は病院での経験もあり、
診療所内の調剤もお手伝いした経験がありますが、チェックなんてして
ません。

それはあくまでも貴方の経験内の話でしょ。私の経験ではあるんです。
受付が患者の薬を管理し、お薬が切れそうな時期に処方が必要かどうか
患者に尋ね、必要であれば医師が処方します。“自信あり”の回答が全
てを物語っていますが、貴方の経験が全てだと思わないで下さい。


これ以上は水掛け論になりますので退散します。
質問者様、お騒がせして失礼いたしました。
    • good
    • 1

質問者様


>(1)現状制度で、質の高い薬剤師が少ないと感じられないこと。
痛いところです。私を含め日々精進しなければいけません。確かに、薬剤師不足である現状では、経験も乏しいのに十数年ぶりに、ろくに勉強もせず片手間にパートとして働く人を採用せざるを得ないという事も実際あります。ここ数年薬学部が急激に増加し、将来薬剤師数が飽和すると思われます。そうなれば、薬剤師も薬局も自然淘汰される時代が必ず来ます。

>(2)薬局への移動はてまなこと
確かにこれはその通りです。

>(3)薬局にいる不釣合いな人数の薬剤師の数
薬剤師の数によって、診療報酬が変化する訳ではありませんので、それだけの枚数の処方箋が来ているということでしょう。もしそうでなければ、薬局経営者が負担する事になります。質問者様が薬剤師と思っている人は実は薬剤師ではないかもしれません。白衣を着ている人は必ずしも薬剤師ではありません。

>(4)複数疾患を抱えてる人は少なくないが、多数で無いこと
どの程度を多数とするか分かりませんが、年齢層によっても違うでしょうね。複数疾患あって複数の薬剤を複数の医療機関で投薬されている患者さんは、より安全であると思いますが、複数疾患を抱えていない人にとっても無意味ではありません。

歴史から分かるように、権力というものは、1点に集中させると暴走しがちになります。
医薬分業の歴史もそういう点から始まっています。院外薬局を診療所、病院の経営者が開局することは、厳しく取り締まっています。

ただ、ヨーロッパ諸国と違い、日本の場合、太平洋戦争後、その法律を作る際、政府は完全な医薬分業へ移行しようとしたが、従来の既得権を保持するためと、薬剤師数の不足や薬局数の不足から、薬について完全に権力を医師から分離させる事が出来ず、薬剤師法に「特別の理由があり、自己の処方箋により自ら調剤するときを除き」という但し書きが追加され、現状でも院内投薬が残っている背景があります。
正直現在の門前薬局という診療所のすぐ隣にあるような薬局のスタイルは完成形と思いません。本来日本薬剤師会が目指しているものは、医院密着ではなく、地域密着形の薬局です。面分業ともいいます。
とりあえず、儲かるから話があれば医院の隣へ出店していた。というのが今までだと思います。2年に1回4月に診療報酬の改定があり、年々薬局が受け取る診療報酬は減っており、現在そう儲からなくなっています。
とりあえず、第一段階の薬局数を増やすという事は、そろそろ終焉かな。と思っています。第2段階として、どのような方向に行くか分かりませんが、アメリカのリフィル制度のようなものが出来ればと思っています。
現状個人の診療所では、混雑時など、診察無しで前回と同じ薬剤を、処方される人が結構いらっしゃいます。でもこれって本来違反ですし、医院にも余分な診療報酬を支払っていますよね。
そういった忙しい医師に代わって、薬剤師が体調変化などチェックし、問題なければ、医師の診察なしに同じ薬であれば薬をうけとれる制度です。アメリカでは簡単な処方変更も薬剤師が電話して済ませます。
信頼のおける薬剤師が居るご自宅の近くの薬局があれば、そのような制度が導入されるのがベターだと思います。そうなれば、出来の悪い薬剤師や薬局は自然淘汰されるでしょう。医院の隣にあれば利益が出る事もなくなっていきます。

>しかし、どれほどの成果なのでしょうか?
なかなかそういう資料は出てこないと思いますが、とりあえずあるものを。2004年の記事ですが。
この数値を見て、多いとみるか、少ないとみるか、見る人によって変わってくると思います。結構生命の危機につながる危なかった事も実際ありました。ただ、その患者さんはその意味を余り理解していませんでしたが。薬局薬剤師が医師のミスで命に関わる間違いなので処方変更してもらいましたとは言いません。処方した医師に対して不信になるでしょ?

2004.10.25
疑義照会率は2.91%、処方変更例の7割に臨床的意義あり、日薬が5地区で実施した実態調査結果を公表

 疑義照会率2.91%、処方変更率1.54%--。日本薬剤師会がこのほど、公表した「医薬分業における疑義照会の実態に関する研究」報告書の中で、このような薬局での医療機関への疑義照会の実態が明らかになった。

 調査では、分業が定着している地域として、東京都練馬区、長野県上田市、静岡県三島市、大分市、青森県八戸市の5地区を選定。各地区6~14軒の薬局で、2002年12月9日から22日の2週間に受け付けた全処方せんについて、疑義照会の有無を調べ、内容を分析した。

 調査対象となった全51薬局で受け付けた全5万8680枚の処方せんのうち、疑義照会を行ったのは1709枚、処方変更・中止されたのは904枚で、疑義照会率は2.91%、処方変更率は1.54%。日薬が過去に行った調査結果(1998年疑義照会率2.17%・処方変更率1.5%、2000年同 2.38%・1.6%)よりも、わずかに高めの数値となった。なお、「処方変更が必要と思われる疑義照会で処方変更されなかった処方せん」が疑義照会例の 47.1%あった。

 疑義照会の内容の内訳は、記載漏れ・判読不能19.6%、用法・用量に関する疑義30.6%、日数・回数に関する疑義11.0%、その他の安全性に関する疑義20.5%、患者QOLの改善に関する疑義16.9%など。このうち、「日数・回数」「その他安全性」「患者の QOLの改善」で処方変更された割合が高かった。

 今回は、処方変更・中止となったすべての処方せんについて、疑義照会の臨床的意義を第三者の病院薬剤師2人、医師1人で評価も行っている。その結果、臨床的意義が低いとされたのは24.4%(不明4.5%)にとどまり、7割以上は処方変更の必要性が高いか、少なくとも臨床的意義があると評価された。

以上、日本薬剤師会の調査した結果の記事でした。


>別の方から、医療費削減でこの制度を導入したという意見もありましたが、この点の成果も知りたいものです。
これについては、なかなか難しいことです。
2年に1回診療報酬改定を重ね、算定方法や種類、点数など、以前から変化しているので、本格的に導入される以前との比較がなかなかデータとして出すのは難しいと思っています。
別の人が書いているように、確かに医療費削減も行えるかもという目論見もあったと思います。
背景としては、昔、新聞などマスコミで「薬漬け医療」とさかんに書かれて批判されていたのを覚えていますか?
必要性の低い薬を大量に出されて、しかも複数の病院で同じような薬を。
そのような時代は、薬剤費はバカにならないぐらい高かったと思います。
薬を出せば、出すほど仕入れ値と薬価の差で儲かった時代です。
「薬漬け医療」からの脱却を目指し、医薬分業を進めると共に、診療報酬の改定を重ね、ここ20年ぐらいで一気に医薬分業が増えてきたと思います。
現在、昔言われていた「薬漬け医療」という言葉は、聞かれなくなりましたよね。
だからといって、医薬分業によって当時と比べ医療費が削減されたのかというと・・・。わかりません。されていないかもしれません。
厚労省は、医療費削減に取り組んでおり、薬局にはジェネリック医薬品を患者に選択させるように、かなり厳しく指導されます。恐らく、来年4月の診療報酬改定で現状よりも、ジェネリック医薬品を推進するための改定に力をいれていくものと思います。この件については、少なくとも薬局薬剤師が主導してやらないと推進されないと思います。

関係ないところもありましたが、長々失礼します。
質問者様にとって良い薬剤師さんが見つかることをお祈りしています。
    • good
    • 0

すぐ下の方へ。



>薬の在庫がなかったら「この薬必要ですか?」と必要だから処方している
わけでしょ?よく分からない薬剤師もいます。

これが本当にそのような意味で尋ねたとしたら、訳分かりませんね。たまたま不運だったとしか言いようが無いです。普通ありえません。だから憶測でしか思いつきませんでした。
殆どの薬局は、先にも書きましたが、初めての処方で至急ほしい薬の場合、できるだけ急いでその日のうちに薬剤を確保する手段を調べます。それでも間に合わない場合は、他の薬局へ行ってもらう事になります。
そのような流れになると思います。また、金曜日の夜に他の薬局が閉まっている状況で、在庫していない処方が出た場合で、猶予が許されない薬の場合は、代わりの薬があれば、処方変更依頼することになると思います。

>薬効や処方の理解が医師と大きくかけ離れてい
ることが多々あります。「薬剤師さんがこういった」なんていって、患
者さんがお薬を飲んでくれないことがあります。

これは、現状では問題ですよね。私もなんとかしたいのですが。
現在では、処方箋には病名や病状が書かれていません。また、同じ薬であっても適応症が多数あるものが少なくありません。
いきなり薬の説明を始める事が出来ない原因でもあります。
患者さんから病名、病状について情報提供してくれない、又は不足している場合には、仰るような薬効や処方の理解がかけ離れるという事が起こる可能性があります。
薬剤師は何も言ってくれない人には推測でしか話できませんから、違う薬効やその患者さんにとって不必要な情報まで提供する事になります。
患者さんが情報提供してくれた事について、不必要な情報は排除して必要な事だけを話すことになりますので、その方が効率的でもあります。

ですから、患者さん自身がしっかり情報提供することです。これが身を守って適切な治療をうける前提です。
今後こうなってもらえれば助かりますが、病状や処方意図などを処方箋に記載するようにしてもらいたいものです。

>医師の治療を否定するようなことがあってはだめだと思いますが・・・

こんな薬剤師は殆どいません。
薬剤師一人一人にも確かに薬物療法に対して色々意見はありますが、少なくとも私が出会ってきた人にはいません。もしそうでしたらこれも不運としかいいようがありませんね。
薬物療法において、薬局薬剤師も処方した医師と共にチームで患者さんの治療にあたっていると考えている薬剤師が殆どです。
それか、先ほど書いた同じ薬でも複数の適応症のうち、患者さんとのコミュニケーション不足によって、違う病名と思い込んで説明してしまった場合には起こりえると思います。

>またお薬も医師が処方して、受付等がチェックしています。チェックは
多い方がいいでしょうが、「今日はどうしましたか?」なんて聞き方は
いらないと思います。「今日はこういう症状に、こういうお薬が出てい
ます」で十分ですし、それがベストだと思います。

受付で何をチェックしているのでしょう?私は病院での経験もあり、診療所内の調剤もお手伝いした経験がありますが、チェックなんてしてません。法的責任がない人にチェックさせるのもおかしいでしょう。せいぜい印鑑漏れや保険番号記載漏れチェックがいいところです。
薬剤師の場合、事故を防ぐことができたのに、できなかった場合、法的な責任を医師と共に負うことになります。
それ以降については、さっきと同じになりますので、書きません。

色々な意見のある人がいますので、このような人は院内で投薬しているところに行けばいいと思いますよ。
まだ分業率は57%超えたところですから、半数弱の医療機関は院内で投薬しているのです。
院外処方箋を発行したくない(したくてもできないところもありますが)、院外薬局は不必要である、と考える医療機関は院内で投薬しています。必要だと思っている医療機関は院外にしています。

薬剤師と話したくない、必要でないと思う人は分業していない医院で処方してもらえばよい。現在はまだ選べる状況にあるのですから。
それだけのことだと思います。
    • good
    • 0

すいません下の者です。




>すぐに必要かどうかを確認したいのだと思います。

憶測で話をしない方がいいと思いますよ。その薬はそのとき初めて処方
されたものです。医師に在庫がない旨を伝え、処方変えてもらうのがセ
オリーではないでしょうか?患者に確認するなんてどうかしていると思
います。


>薬剤師は患者さんの安全面を第一に考えます。

安全第一は結構ですが、薬効や処方の理解が医師と大きくかけ離れてい
ることが多々あります。「薬剤師さんがこういった」なんていって、患
者さんがお薬を飲んでくれないことがあります。臨床を経験していない
からこのようなことが起こるのだとお思います。そういう面で言えば、
院外より院内処方のほうがいいと思います。それよりも根本的に、医師
の治療を否定するようなことがあってはだめだと思いますが・・・

またお薬も医師が処方して、受付等がチェックしています。チェックは
多い方がいいでしょうが、「今日はどうしましたか?」なんて聞き方は
いらないと思います。「今日はこういう症状に、こういうお薬が出てい
ます」で十分ですし、それがベストだと思います。
    • good
    • 0

薬剤師不信の人に何を書いても否定されるでしょうが・・・。



10年ぐらい前まで殆どが院内投薬でしたから、確かに分かりにくい制度かもしれませんがねぇ・・・。

必要でないと思っている医師や医療機関は現在でも院内で投薬しています。
安全面を考えると、院内より院外が勝っています。
院外にしている医院、病院は、患者さんへの安全、リスクを考えている医療機関です。

下の方の書き込みで

>薬の在庫がなかったら「この薬必要ですか?」と必要だから処方しているわけでしょ?よく分からない薬剤師もいます。

ちょっと聞き間違いしてらっしゃるかもしれません。
すぐに必要かどうかを確認したいのだと思います。患者さんが必要ないからといって、最終的に一部だけしか調剤しないことは許されていませんから。
薬局では良くあることですが、在庫が無かった場合
例えば、患者さんが普段から使用している薬で、自宅に余っていて余裕がある時は、通常発注した上、後日でも間に合うわけです。
患者さんの手持ちがあまっていなかった場合や、初めての処方で至急ほしい薬の場合、できるだけ急いでその日のうちに薬剤を確保する手段を調べます。それでも間に合わない場合は、他の薬局へ行ってもらう事になります。
これに関連して、もし院内投薬だった場合、院内の在庫コストを考えて、出来るだけ院内に置いておく種類を減らそうとします。
院外処方ですと、そういった在庫コストを考えずに、薬価収載されている医薬品を自由に選択でき、治療の幅が広がります。
隣が処方元医院なのに、薬局に在庫が無いという場合、院内では処方できなかった薬が投薬されている可能性があります。医療の質、幅が広がっています。

>薬を受け取るときは「今日はどこか痛めましたか?」と必ず聞かれる。これは法律的な問題もあるのでしょうが、はっきり言って無意味です。その症状を医師に見せて、医師が治療のために処方したのですから、薬剤師に話す必要はまったくないとおもいます。

薬剤師は患者さんの安全面を第一に考えます。処方箋に書かれている薬が、医師の記載ミスで全く関係ない薬が処方されていれば大変なことになります。経験がないかもしれませんが、そこそこ単純ミスというのはあります。医師といえど人である限りミスは起こりえるのです。
症状を聞いているのは、それを確認する為でもあるのです。実際症状を確認して疑義があれば医師に照会します。それによって、今まで何度も事故を未然に防止してきました。
処方監査や疑義照会は薬剤師として大切な仕事の一つです。

処方箋としてオープンに処方が公開されているおかげで、このような単純ミスが発覚しますが、これが院内投薬だった場合、事前に防ぐことはできません。また、ミスが表面化しない場合も多く、患者さんの知らない間にもみ消されるでしょう。院外だとごまかせません。
院外処方にしている医院、病院は、そういった安全面を考えて院外にしています。

>薬剤師にこの薬は・・・?って質問してもすぐ答えられない人、多すぎです。

これは、受け取る人の印象にもよります。
あなたが医療関係者ならば、その専門の分野はいい加減なことは言えませんよね。いいかげんに答えるなら即答できるでしょうが、薬の種類は膨大ですし、日々、副作用、相互作用などの安全性情報は更新されています。出来る限り確かな情報を調べて回答する事の方が、信頼できるのではないでしょうか。命に関わることですから。
何も見ずに、即答で、いいかげんな答えをさも知っているように答えるのとどちらが良いのでしょう。
下の方がスーパーのバーゲンセール~と書いてあるのはそういうことだと思います。

医師法によって、医師は処方箋を発行する義務があります。その処方箋に基づいて、院外の薬局が監査して調剤、投薬するという根拠になる法律は昔からあるのです。昔が異常なだけです。
欧米では院外処方は当然です。

それが嫌なら院内投薬している医院に行くべきです。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

ご回答者様のご意見は、薬剤師の再確認によるより安全性の高い薬の提供、というところだと思います。

私の他の方への回答もお読みいただけたでしょうか?

私も、安全性の高いもの提供という点は重要だと思います。しかし、今の制度は、無駄が大きいと思うのです。理由は、今までの回答でも書きましたが、(1)現状制度で、質の高い薬剤師が少ないと感じられないこと。(2)薬局への移動はてまなこと、(3)薬局にいる不釣合いな人数の薬剤師の数 (4)複数疾患を抱えてる人は少なくないが、多数で無いこと、などからです。ただ、このあたりは私の経験上、感じていることなので、正確ではないです。
ですので、私は、調剤薬局という形ではなく、病院の医師への薬に対するアドバイスなど、他の形で安全性を高めるべきなのではとおもうからです。


調剤薬局制度で、安全性はあがるのはあたりまえです。しかし、どれほどの成果なのでしょうか?
欧米では主流という意見や、法律で決められてるとの意見でしたが、それはこの制度を有用性の理由にはなりません。
必ずしも法律や欧米が正しいわけではないですから。

ですので、日本で調剤薬局が主流かされた前後(ここ20年ぐらい)での、誤処方の割合の変化などを提示していただき、その成果が十分あれば、納得できるとおもいます。
また、別の方から、医療費削減でこの制度を導入したという意見もありましたが、この点の成果も知りたいものです。
そういう成果を明確にするために、以前の回答で、後追い研究があればいいみたいなことも書きました。

ご回答者様をはじめ、薬剤師の方には、この質問や今回の補足は、自分のお仕事の信念を不快にするような、大変申し訳ないと思います。少なくとも、友人の薬剤師にこんなことは聞けません。
よろしくおねがいします。

補足日時:2009/09/28 20:57
    • good
    • 1

せめてデパートの専門店の店員の知識の有無を論じるならまだしも、


スーパーのバーゲンセールスでの肉屋の店頭で魚を論じるようなQ&A
みたいなのは止めましょう。
 このコーナーの格が落ちますよ。
医療機関でも 処方箋を出しても可 出さないで自分の所で処方も可。
いずれもメリットとデメリットは有ります。
まさか 全ての医療機関が処方箋ー>調剤薬局 だと思っての発言では無いですよね!

この回答への補足

お返事ありがとうございます。

>せめてデパートの専門店の店員の知識の有無を論じるならまだしも、
スーパーのバーゲンセールスでの肉屋の店頭で魚を論じるようなQ&A
みたいなのは止めましょう。

何が言いたいのか、よくわかりません。ごめんなさい。

>医療機関でも 処方箋を出しても可 出さないで自分の所で処方も可。いずれもメリットとデメリットは有ります。まさか 全ての医療機関が処方箋ー>調剤薬局 だと思っての発言では無いですよね!

注射薬と入院患者への内服薬の処方が病院で行われているわけですので、そのようなことはないでしょう。
ですので、調剤薬局の必要性に関しての意見を皆様から求めています。そこで、皆様はメリットデメリットをおっしゃって私のコメントに意見してくれるのではないでしょうか?

補足日時:2009/06/29 17:46
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!