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励起光と蛍光の違いってなんですか?どちらも光エネルギーで基底→励起→基底に戻る時に出す光ではないのでしょうか?

また、励起スペクトルと蛍光スペクトルもどうして別物として扱うのでしょうか?

A 回答 (2件)

>どちらも光エネルギーで基底→励起→基底に戻る時に出す光ではないのでしょうか?



ここを根本的に勘違いされています。励起光は(基底状態から励起状態へ移すために)“入れる”光で
蛍光は“出てくる”光です。

励起スペクトルというのは実は蛍光を測っていますが、励起光を変えた場合に蛍光の強度がどう変わるかを測定したものです。
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>どちらも光エネルギーで基底→励起→基底に戻る時に出す光ではないのでしょうか


おっしゃる通りです。
違い一。励起光は勝手に強くできるが、蛍光は濃度、吸収効率(≒励起効率)、発光効率の積になり、上限がある。
違い二。蛍光は励起光のレイリー散乱光を排除しないと観測できない。
違い三。蛍光には寿命がある。
違い四。蛍光は「消光剤」で消すことが出来る。
違い五。蛍光は励起光より波長が短くなれない。

>励起スペクトルと蛍光スペクトルもどうして別物として扱うのでしょうか
上記の理由を除いた後で、さらに、
違い一、二の付加的な理由として、蛍光は励起光より強くなることは出来ない。
ので、普通励起光と90度の方向から励起光遮断直後に観察します。
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