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 こんにちは。
 作業療法士、理学療法士、について質問させていただきます。

 24歳女性です。福祉系の大学院生です。
 自分の進路選択にあたって、思うところがあり、もう1度専門学校へ通うことを考 えています。
 
 作業療法士か理学療法士で迷っているので、みなさんの意見を聞いてみたく、
 この質問箱を使わせてもらうことにしました。以下質問を箇条書きにならべます ので、答えられる方、答えられる範囲で結構ですので、意見をお願いします。


 (1)作業療法士・理学療法士と養成校
  現在、この資格養成校の乱立が問題になるとともに、4年制大学/学校が
  主流となっていると聞きます。私は年齢のこともあり、3年生の学校を希望した  いのですが、3年制の学校でもしっかりとした教育をうけることはできるのでし   ょうか。それとも、4年制の大学/学校のほうがいいのでしょうか。

 
 (2)作業療法士、理学療法士、脳性麻痺
  私はとくに、脳性麻痺の子どもたちのリハビリに関心をもち、自分の進路の
  転換を考えました。この場合、理学療法士と作業療法士、どちらのほうが
  幅広く関わることができるのでしょうか。
  もちろん、作業/理学によってアプローチがちがうのは承知しているのです   が、脳性麻痺児とのかかわりにおいてはどうなのか、ということが聞きたいと
  思っています。

  また、この職種を希望するにあたって、脳性麻痺の子どもたちに関心がある
  とするのは、関心の幅が狭いことになるのでしょうか・・。

 
 (3)国際認定?
  学校の検索をすると、「本校は国際的な認定基準を充たしている」とある
  場合がありますが、これはなんですか?
  逆に、そういった記載のない学校については選ばないほうがいいのか、
  とも思ってしまいます。
  

 以上、3点です。1点でもいいので、反応がもらえると助かります。
 
 進路転換はわたしにとって、勇気がいるというか、ちがう分野を1から学びなお 
 すことになるので、それなりの覚悟をもって臨みたいと思っています。
 
 なんでもかまいませんので、ご意見お願いします。
 



 

 

A 回答 (5件)

理学療法士として10年以上の経験がある者です。

現在博士課程です。教員経験もあります。
>(1)作業療法士・理学療法士と養成校
現状では国立、公立、”比較的”偏差値的な難しさのある「大学」が有望でしょう。それ以外は全部同じと考えています。きちんと科学的な思考で学門を修めた人たちは臨床で尽力されるか、大学教員になります。専門学校教員という選択肢はほとんどありません。
また専門学校を選ぶのであれば理学療法の教員をしている知り合い、または在校生が居なければ環境の良い学校を選ぶのは難しいでしょう。養成校の情報はそこに居る人でなければ正確には分りませんから。2ちゃん等の情報は間違っても参考にされないことをおすすめいたします。
  
>(2)私はとくに、脳性麻痺の子どもたちのリハビリに関心をもち、自分の進路の転換を考えました。この場合、理学療法士と作業療法士、どちらのほうが幅広く関わることができるのでしょうか。

現時点で理学療法士になって、脳性麻痺の子どもを扱う病院、きちんとした指導者が居る病院に勤めること自体が非常に難しいです。理由は就職先が少ないこと、社会的に脳性麻痺児に対して理学療法を受けさせようという通念が存在しないためです。脳性麻痺児への理学療法は対処療法が中心で、何か大きな改善を理学療法で得ることには、医療的にも難しさがあり、現場で推進されないのです。むしろそういうことよりも、彼らは社会的なハンデが決定的ですから。(脳性麻痺の子どもたちは身体的な問題よりも社会的な問題を多く抱えることはご存じと思います。私は貴女には個人的には社会的援助を行う資格を目指すことをおすすめしたいです。)

>脳性麻痺の子どもたちに関心があるとするのは、関心の幅が狭いことになるのでしょうか・・。

いいえ。全くそんなことは無いと思います。むしろそのような具体的な方向性が見つかったのは貴女がきちんと勉強された結果と思います。ただ、”理学療法・作業療法”という選択肢について再考された方がよいのではないかと思います。看護師の方が良いのでは…?

>(3)国際認定?
学校の検索をすると、「本校は国際的な認定基準を充たしている」とある場合がありますが、これはなんですか?

Revised Minimum Standards for the Education of Occupational Therapists - 2002
の事でしょう。国際的に作業療法士の資格の価値を下げないようにしようという取り組みの一環です。しかしながら現時点では養成校の乱立に対して何か影響力があるとは思えません。このような包括的な基準を守ることなど現在の理学療法・作業療法士の現状を変えるにはあまりにも小さい努力です。

>進路転換はわたしにとって、勇気がいるというか、ちがう分野を1から学びなおすことになるので、それなりの覚悟をもって臨みたいと思っています。

厳しいことばかり書いていますが、私は個人的には貴女の進路選択は非常に険しいものになると思います。日本における理学療法・作業療法は意図的か?あまり優秀でない方がよいのです。(医者の仕事を奪うことになるからですかね…)アメリカの理学療法士は最低でも修士課程修了が用件だそうです。アメリカのPTが召還されているセミナーに行きましたが、彼らは日本における「リハ医」と同等かそれ以上のレベルです。日本の教育レベルは低すぎて(理学療法士になるのにハードルが低すぎる)医学的な理学療法や作業療法の提供場は残念ですがあまり期待できないのです。いまも提供されていないのが現状です。英文を全く読めず、科学を解釈できない人間が、先進的な医療を提供できると思いますか?しかしそういうレベルのPTが圧倒的大多数を占めている、それが現状の日本のリハビリテーション医療です。
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この回答へのお礼

bbnさま

回答ありがとうございます。「私は貴方には個人的に社会的援助を行う資格を目指すことをおすすめします」とありますが、まさに、bbnさんが、アメリカと比較し日本のリハ医療の質の低さを指摘したような問題が、社会的援助の専門職のなかにもあります。むしろ私はそのような現状に嫌気がさして、どうにか違う道をと模索していたのでしたが、なるほど、これは福祉だけの問題ではないようですね。

厳しい現状を教えていただき、とても参考になりました。
ありがとうございます。

2点、質問があるのですが。

脳性麻痺にかかわるPTが少ないとのご指摘でしたが、これは、発達分野(で、いいのでしたっけ・・?/要は児童に関わるリハビリ)全般にもいえることですか?

また、脳性麻痺にかかわるのは、PTだけでなくOTでもその機会が少ないという理解でいいのでしょうか。

勉強不足で申し訳ないです。
時間のあるときに答えていただけたら幸いです。

お礼日時:2009/11/22 21:33

社会人の方であれば、夜間部4年もあります。


大学院生であれば、単位認定も可能です。学校に問い合わせてください。
教員を調べて、小児領域の専任教員がいる学校を選択してください。
小児領域の専任の教員がいない学校もたくさんあります。
国際認定は、WFOT認定のことです。(世界作業療法士連盟)
WFOT認定校の方が、質が高いと思います。
いくつかの学校訪問して、決めた方が良いと思います。
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PTとして働いているものです。


残念ながら、小児の分野での勤務経験が無いので、そちらのほうはあまり役立つアドバイスは出来ないのですが・・・。

>作業療法士・理学療法士と養成校
内容だけで言えば、4年でも3年でもどっちでも大差ないと思います。自分は3年の大学を出ました。確かにカリキュラムは詰まってます。ですが、大事なのは「4年制だからと言って、余裕があるわけじゃない」という点ですかね。
3年制の場合、1年生の前期から専門的な授業は始まる場合が多いと思います。ですが4年制だと、専門的な授業はどんなに早くても1年生の後期からです。ですので、差は半年くらいですかね。
後は最終学年でのカリキュラムに差はあるかもです。PTOTは7週~12週程度×2回くらい(学校によって違う)という長期の臨床実習が最終学年にあります。4年制だと、3年生の後期にかぶる感じで行なわれることが多く、二回目の長期実習が終わるのが夏前後となり、その後ゆっくり(?)国家試験・卒論に取り掛かれます。一方3年制だと、二回の長期自習はともに3年生で行なわれます。すると二回目の実習が終わるのが秋を過ぎる頃になり、それから国試・卒論に取り掛かる羽目になりやや大変です。
ちなみに国試に関してだけ言えば、非常に合格率が高いため、真面目に勉強すればまず心配は無いと思われます。
それと私の場合は、三年生の長期実習の直前までアルバイトはしてましたし、サークル活動もしてました。一般の大学生と同じくらい遊びましたよ。

>作業療法士、理学療法士、脳性麻痺
ここに関しては別の方の回答のほうがよろしいかと思われます。
ですが現場で働く立場から言うと、そんなしっかり区別してない場合も多いかと思います。「PTだから・・・」「OTだから・・・」と枠にとらわれないほうが良いセラピストになると思います。
私の同僚は養成校の願書だったか試験日だったか忘れましたが、直前までOTにするかPTにするか迷っていたようで、最終的には鉛筆を転がしたようです。
現在はOTとして働いておりますが、PTでもどっちでもあんまり関係ありません。自分の職場が、そういった分け隔てをしない方針だからという事もありますが・・・。
当然PT・OTそれぞれに得意分野はありますし、特色もありますが、一番大事なのは患者(患児)にもっとも必要なことをしてあげられるか、だと思います。うまく言葉に出来てませんが。
あと、関心の幅が狭いことはありません。専門的なスペシャリストもいいじゃないですか。ですが、PT・OTの世界は非常に広い分野ですので、小児だけにこだわってしまうと、就職先があまり無いかもしれません。
最近は養成校が乱立しすぎてて、就職難のようです。

>国際認定
なんですか?それ。初めて聞きました。すいません。

こんな感じです。ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>作業療法士・理学療法士と養成校
の回答は具体的で大変わかりやすかったです。特に実習に関することなど。

>作業療法士、理学療法士、脳性麻痺
について、「PTだから」「OTだから」と枠にとらわれないほうがよいと言っていただき、勇気づけられました。他の方への補足に書いたように、現在私は海外にでており、そこでこのような職種の存在(プライマリー・リハビリテーション・ワーカー)を知りました。しかし、日本で勉強しなおそうといざ調べてみると専門枠組みがあり、OT/PTの選択がまずその第1歩ということで、戸惑いを感じていました。現職の方から、そのような言葉が聞けて、少し安心しました。

>専門的なスペシャリストもいいじゃないですか。ですが、PT・OTの世界は非常に広い分野ですので、小児だけにこだわってしまうと、就職先があまり無いかもしれません

という意見も、参考にしたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/12 22:09

donbei_cpです。



> 現在、私は海外にでています。
なるほど、そうでしたか。
事情も分らぬまま、偉そうな事を書いてしまい失礼しました。

> 私のいまのイメージは基本・初期:理学療法⇒応用:作業療法という感じです。
脳性痲痺児の場合は、そのイメージは必ずしも当て嵌まらないと思います。
理学療法は「障害によって損なわれた機能の回復をはかるもの」であり、また慢性期には機能維持を目的とすることもあります。
一方、作業療法は「主に残存機能を最大限に引き出して少しでも日常生活の中の不便さの軽減をはかるもの」です。
ですから、それらは段階的に行われるものではなく、(必要ならぱ)同時に並行して行われる事もあります。

> 実際どのくらいの期間をかかわるのか・・
実際にPTやOTとして関わる期間は病院か養護施設かで違ってくるでしょう。
病院の場合は医療制度や病院の受け入れ体制の関係もあり、数ヶ月から長くても一年までです。
養護施設の場合はもっと長く関わる事になるでしょうが、今のところ養護施設でPTやOTが常駐しているところは少ないのではないかと思います。

(以上の中で間違いがあれば、どなたか訂正をお願いします)
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この回答へのお礼

donbei_cpさん

2度目の回答、ありがとうございます。


>脳性痲痺児の場合は、そのイメージは必ずしも当て嵌まらないと思います。
理学療法は「障害によって損なわれた機能の回復をはかるもの」であり、また慢性期には機能維持を目的とすることもあります。
一方、作業療法は「主に残存機能を最大限に引き出して少しでも日常生活の中の不便さの軽減をはかるもの」です。
ですから、それらは段階的に行われるものではなく、(必要ならぱ)同時に並行して行われる事もあります。

が特に参考になりました。
自分なりにも調べていたのですが、まだまだ基本的なことがわかってないのだなと痛感しました。
けれど、質問をしてみて、PT/OTどちらかはまだ決めかねていますが、この職種につきたいという気持ちは強くなりました。

回答していただき、ありがとうございました。

お礼日時:2009/11/12 21:59

私はPTでもOTでもなく、それらの方々のお世話になった側の脳性麻痺者です。


ですから、専門的な事は分りませんが、自分の経験と見聞きした事を元にお答えします。

(1)作業療法士・理学療法士と養成校
一般的に言い換えれば「大学がいいか?専門学校がいいか?」という事と同じか、似ていると思います。
一般に専門学校はその名の通り「主として専門知識と技術(だけを)を習得するところ」です。
大学は言うまでもなく、「人材を育てる」という観点から、より幅広い知識を深めるため一般教養から学ぶところです。
(oshubiさんの場合は既に大学院まで進学されてるのですから、一般教養から学ぶ必要は無いのではないかと思いますが…)
また「3年製か4年製か」ですが、多分、学ぶ専門知識と技術の量はあまり変らず、期間が短ければ、その分だけ授業の中身が濃く、進み方も早く、勉強は大変になり、遊びやアルバイトとかやってる余裕もないかも知れません。

(2)作業療法士、理学療法士、脳性麻痺
「幅広く関わる」というのはどういう意味で言われてるのかイマイチ分りませんが、仮に「どちがより役に立てるか」という意味だとすれば…
PT・OTのアプローチの違いは認識されてるようですが、それらは相手が脳性麻痺児であろうが、脳出血や脳梗塞後のお年寄りであろうが、変りはないと思います。
それに、一口に脳性麻痺児と言っても障害の程度や部位は個人差が大きいですし、それによってPT・OTそれぞれの必要性や関わり方も違ってくるので一概には言えないと思います。

(3)国際認定?
これは私には分りません。

(蛇足かつ老婆心ながら言わせて頂くなら)そもそも、これらの質問をなぜ直接学校に行って聞かれないのか?…私には不思議でなりません。
まずは電話やメールで聞かれるのもいいでしょうし、出来れば実際に学校に行って、見学し、説明を聞き、雰囲気を知っておく事は必要かつ大切な事ですし、学校側も志願者の訪問は歓迎してくれると思いますよ。(昨今は少子化の御時世ですから尚更でしょう)

この回答への補足

donbei_cpさん

早速の回答をありがとうございます。
答えていただいて、ああ、わかりづらい質問をしてしまったなと反省しました。

現在、私は海外にでています。
なので情報収集はネットのみです。
帰国時期と、進路転換をするのであればその準備とのかねあいが少し難しいので、できることは今のうちにしておこうと思い、この質問箱もそのような意図でつかわせてもらっています。

(2)の質問補足ですが、なにぶん素人ですので、PTとOTの方がどのようなかかわりをするのか(「一概にはいえない」とあり、まったくそのとおりですが)、少しでも知れたらと思い、質問しました。

理学療法は、初期の体の機能回復を、作業療法はその後の生活にかかわる動作を、といろいろなところに書いてあります。
私のいまのイメージは基本・初期:理学療法⇒応用:作業療法という感じです。

この説明は、たとえば事故にあった方のリハビリを想定すると、私にとってはわかりやすいのですが、

脳性麻痺の子どもとのかかわりの場合は、基本・初期⇒応用なんてきれいに
わかれているのだろうか、いやそんなことなさそうだ・・・。
実際どのくらいの期間をかかわるのか・・
といった疑問がでて、(2)の質問をしました。


補足でますます分かりづらい質問になってしまったようで、申し訳なくおもってます。すいません・・・。

補足日時:2009/11/08 10:40
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