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公立高校の授業料が無償化されるそうですが、どうせなら同じ予算をつかって国立大学の授業料を無償化、もしくは低減したほうが良いではないでしょうか?
公立高校の生徒といっても、苦学している優秀な子もいる一方で、ほとんど勉強する気もなく遊びほうけいるような子も大勢います。
前者を社会が助けるというのはもっともなことだと思いますが、後者のような怠惰な生徒のモラトリアム生活を社会が金銭的に支援するというのは、もちろん無意味なことではないかもしれませんが、どうにも効率が悪いような気がします。

ならば同じ予算を国立大学に投入したほうが良いのではないでしょうか?
国立大学ならばどんな田舎にある大学であろうと、ある程度努力しなければ入学できませんし、卒業後、大学で学んだ知識を社会に生かせるような職業につく人間の割合も多いと思います。お金持ちの子弟ばかりが通う東大の学費が無償化されてもしょうがないかもしれませんが、国立大学の大半をしめる地方国立大はそうではありませんし。
現実問題、高校までいかせられないほど困窮している家庭というのは少ないですが、優秀だが大学まで行かせられないという家庭は珍しくありません。

どうも公立高校を一律で無償化するよりは、国立大学を無償化したほうがより効率的に社会に良い影響を与えられる気がするのですが、あまりそういう声が聞こえてこないのが疑問です。
みなさんはどのようにお考えですか?

もちろん理想的には両方無償化したほうが良いと思いますが。

A 回答 (6件)

国が無償の何かを生活の上で保証するというのは、社会主義の概念ですね。

教育でいうと、個人のためではなく、国のための教育を行うということですね。なので、「両方無償化する」というのは、必ずしも理想ではないのですが。
理想は、有償でも教育費に困らないだけの社会を作るということですね。

それはさておき、大学の無償化には、いくつかの問題点があります。(基本的には賛成なのですが)
日本の高校生が進学をしない理由は、学力と費用がほぼ半数で、大学に将来の夢がないから、別に将来の夢があるから、という人は少数なんですね。これは異常な状況だとは思います。

現在、学費が最も安いのは、大学では東京大で、平均的な収入の世帯では学費は無料です。
ただ、学生の親の平均収入が最も高い大学も、群を抜いて東京大なんです。

教育制度についてはあえて触れませんが、小中高の公教育だけで国立大に届く人は、むしろ少数で、国立大合格者の親御さんの平均像は、進学に困らないという層なんですね。
ここ数年、いろいろな調査で明らかになってきてますが、学力と親御さんの収入には、明らかな相関があるようになりました。学習時間など、本来学力と直結しそうなアンケート項目より、相関性が高いんです。
もちろん、頑張っている高校生も多いのは事実ですが、塾・予備校に通うためアルバイトをし、家庭内に勉強できる場所がないからと学校の図書館での限られた時間でしか机では勉強できない、という人たちと、幼いときから塾・予備校とお受験を勝ち抜いた人と、対等かというと、大きな不利が最初からあるんです。

なので、もし、国立大を無償化して喜ぶのは、教育費に大金をかけてこれた世帯の人たち、ということで、けっして努力に対しての「平等」な状況にはならないんです。

本質的な部分でもし改善をするのであるなら、公立高校で、学力別編成の授業を行い、学力や生活習慣に劣るものをフォローしない、ことです。
勉強したい生徒は、とことん勉強できる環境を、公教育で作ることです。とても単純で分かりやすいことだと思うんですが。
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知らない人が多いですけど、いまは公立高校で就学援助、国立大学で学費免除など、(年収350万円以下と言われる)は学費を払ってません。

無料です。これを利用してるのは全体の20%と言われています。

また私学の中高、大学もも全体の50-70%は私学助成金、つまり税金です。別個に民間の奨学金なども沢山あります。

上記から無償化する必要は無いのです(「お金が無いから大学へいけないと言う事が不可能だから」)。
あと最近は地方国公立のレベルがすごく下がってて、余り勉強してませんよね。倍率も2倍を切りますし推薦をガンガン入れてますし。
はっきり言えばアホ増えてますよね。

平等にするために、無償化してもいいと思いますけど、そういうざっくりし過ぎた切り口はおかしいと思いますね。
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 重箱の隅を突くような指摘ですが、東大には貧しい家の学生もいますし、授業に出ずにバイトやサークルにかまけている学生もいます。

大学で括って無償化するよりも、奨学金を充実させて個別に対応した方が効率的です。

 学費の無償化の議論を見る時常に思うのですが、学費が無償になっても大学に行けるとは限りません。高卒で就職して生活費を稼がなければ生活できない、という人もいるのです。学費が無償になれば確かに大学に通う費用は掛かりませんが、フルタイムで働けなくなる事で収入が減り、結果として家計にマイナスになる事もあります。
 ちなみに「経験者」としたのはまさに私が上記の境遇にあったからです。親が倒れたので働く必要が生じ一時的に休学した、という経験です。
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 考え方としては、こども手当と似ていると思います。

お金持ちを含めた対象者全員を給付対象にするが、本来のターゲットは貧困層です。また、高校進学率は90%を超え、高校を卒業していない者への評価が低い現実が背景にあります。
 経済的苦境で高校に進学できなかったり、高校を退学に追い込まれたりする子は、現実に存在します。参考URLは、高校中退率の統計があるサイトです。表にはありませんが、不況に突入した一昨年後半や昨年は、2007年より増えているのは、ほぼ間違えないでしょう。

 ちなみに、どの国立大学にも、授業料免除制度があります。日本学生支援機構の奨学金制度もあります。優秀であれば、進学する道は開かれています。多くの国立大学では、それらの制度はホームページでも紹介されているはずです。

参考URL:http://manabi-subete.com/cyutai/contents/keyword …
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「公立高校を」無償科するんですよね。


あなたが親なら私立と公立、どちらに行かせるでしょう。
ろくに勉強もしやしない子供に、私立の学費を払いたいでしょうか。
すると、先々高校のランク表はどうなるでしょうね。
必ず公立高校が底辺から抜け出せる、とは限りませんが。

まぁ仰ることは判りますが、やはり高校が先でしょう。
高校進学率はほぼ100%。
大学進学率は50%。
大学が只だから大学に行きますと言ったところで、受け皿もありませんし。
ただし、無償かどうかはともかく、国立大学の学費値下げは賛成です。
大学の場合は、学費が仮に只でも、通えない大学であるなら、生活費やら何やら要りますんで、高校の無償化とは土俵が違うように思います。
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ぼく自身が国立大学教員であるというバイアスをのぞいても,「まったく同感です」。

ただし,別の質問でつけた回答をここに再び書きますが,「卒業後に多めの税金を払う」つまり「出世払い制度」も抱き合わせのほうが,社会の了解は得られやすいかと思います。
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