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心肺蘇生法について質問します。
http://www.jrc.or.jp/study/safety/airway/index.h …

医療系の専門学校に通っています。
先日、授業で心肺蘇生法について、人形を使いながらのデモも少し交えながら習いました。
教えてくれたのは救急医療の専門家ではなく、学校の先生です。その先生は教職員の為の講習会で救急法の専門の方を呼んで過去に1回講習を受けたようです。
その中で、本当にその手順は合っているのか?と疑問を抱くものがありました。
先生の説明では「呼吸の確認、人工呼吸は省いても良い」というものでした。その理由は、1、慣れない人には呼吸の有無はわかりにくいから。2、普通はフェイスシートなどは携帯していないだろうから、感染を防ぐため。とのことでした。
とにかく、血液を循環させて脳へ送らなければいけないから、心臓マッサージをすることが大事だという説明でした。
なぜそういう説明をわざわざしたかというと、「最近、医療が進んできて、方法が変わってきているから。いろいろな資料にあたったがそう書いてあるものが多かった。」とのことでした。
(ちなみに、その先生は人体や病気などの知識をすごく勉強されたり、新しい情報もどんどん身に付けて真面目に先生をされていて、普段は間違った知識を教えない方です。でも、先生は健康な人体に心臓マッサージの練習をしても良いか?という質問に答えられなかったので、心肺蘇生法の知識は薄いと思いました。)

でも、おそらく人工呼吸をして酸素を供給しなければ、心臓マッサージだけをして血液を回しても酸素が脳に届かないため意味がないと私は思います。

私は6年前に日本赤十字社の主宰している救急法の講習を受けたことがあります(4日間まるまるがっつりやるタイプのもの)。また、当時プールの監視員を長くやっていて、日常的に心肺蘇生法の練習をしたり、先輩が人を蘇生させた話を聞いていました。その中で、人工呼吸はしなくていいという話は聞いたこともなく、むしろ感染を気にするよりもとにかく人工呼吸をして、心臓マッサージも必死にしてやっと人を助けられるんだという印象が強いです。(現在の医療の常識だと、感染は気にした方がいいと思いますが)。
でも、私は古い情報しか知らないため、新しく変わったところがわかりません。

2005年に心肺蘇生法のガイドラインが変わったとのことですが、そういう流れで人工呼吸についての考え方も変わっているのでしょうか?
(例えば、1番初めの呼吸の確認、循環サインの確認は省いて、次の心臓マッサージをやった後の人工呼吸はやる、という考え方に変わったのでしょうか?)
正確な情報を知っている方、教えてください。
また、どの資料にあたれば人工呼吸を省いても良い(もしくは省いてはいけない)ということに関する正確な情報が得られますでしょうか?

間違った情報が学校で多くの人に提供されることによって、救われるかもしれない命が救われなくなるかも、と思ったらいてもたってもいられなくなって質問しました。
どうか、よろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

wikipediaより 人工呼吸不要説について



国際的に人工呼吸は必要なものとして認識されていたが、
国立循環器病センターや駿河台日本大学病院などが、人工呼吸を行わなくても、
蘇生率は同じか、むしろ高いという研究結果を報告している。

人工呼吸を行わなくても脳に酸素が届く要因としては、
 1. 血中酸素濃度が呼吸停止後十数分は変わらないこと
 2. 胸骨圧迫により肺が動くこと
が挙げられている。

参考:日経オンラインより
心肺蘇生に人工呼吸は不要 アメリカ心臓協会も声明
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/2008 …
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http://www.jlsa.jp/g2005.html

こんなサイトで2005年以降も呼吸の有無の確認、人工呼吸はするという結果でした。

私はダイバーで、PADIの免許の海で溺れた人を救助できる資格まで取ってますが、
2005年以降の講習でも
・意識の確認(大きな声で呼びかけ)
・周りに救急車の要請とAEDがあれば持ってこさせる
・呼吸、心拍の有無
・無しの場合人工呼吸、心臓マッサージそれぞれ行うと習いました。

ただ、医師も人間ですから人それぞれ様々な学説を唱えます。
死ぬ可能性が高い人に感染症になる恐れがあるのに人工呼吸をすべきでないと主張する医師も居ます。

きっと学校の先生は、学生の感染症を重視なされたのでしょう。
だからガイドラインやダイビングの資格と違う事を話されても、
間違いではありません。
ただ、説明が不足してはいますね。
人工呼吸のメリット・デメリットを正しく伝え、
配偶者や実の子などどうしても助けたい場合は人工呼吸もする。
他人で最善を尽くせないのは苦しいけど感染症が心配だからできることだけやる
という選択肢を与えるべきだったと思います。
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ガイドラインは、5年ごとに変わりますので、2010年である今年に新たなガイドラインが発表されます。



実際に新しくなった心肺蘇生法になるのは、日本で検討されてからですので、1年前後の後になると思います。

ガイドライン2010では、現在の30(胸骨圧迫):2(人工呼吸)から50(胸骨圧迫):2(人工呼吸)になるようですが、人工呼吸をやらない方法も検討されているようです。

それは、15分くらいは、血液内に残っている酸素だけでも支障がないみたいです。

胸骨圧迫だけと,胸骨圧迫と人工呼吸を併用した心肺蘇生で,心停止後15分までは、生存率に差ないという統計も出ているようですし、胸骨圧迫のみを行った方が,脳障害のない救命率が高いという統計も出ているようです。

ガイドライン2010で検索してみてください。
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 2000年~2005年頃にかけてBLS, ACLSのインストラクターをやっていました。

その頃はアメリカ心臓協会(American Heart Associstation; AHA)のガイドライン2000を基にした蘇生法でしたね。現在はAHAガイドライン2005、そして今年はNo.3の方が回答されているようにガイドライン2010が発表されます。

 ガイドラインが新しくなるにつれて大きく変遷してきたのは主に心臓マッサージと人工呼吸の回数だと思います。ガイドライン2000では、心臓マッサージ15回に対して人工呼吸2回でしたが、その後「絶え間ない心マ」が重要視されてガイドライン2005では30:2、そしてガイドライン2010では50:2(これはNo.3さんの回答で知りましたが)となるようですね。

 この変遷をみて分かるように、心肺蘇生では人工呼吸よりも心臓マッサージが重要視されます。心臓マッサージを継続することで心臓の冠動脈の灌流圧を上昇させ心拍再開を図ります.この過程において短時間であれば人工呼吸は重要視されませんので、No.3でも回答されているように人工呼吸を行わない心臓マッサージでもごく短時間であれば問題なしとされています(これはガイドライン2000の頃から言われています)。

 したがって他の回答者の方々が回答されているように、感染のリスクを考えると人工呼吸に用いる器具が無かった場合の人工呼吸なしの心臓マッサージは容認されます。

 尚、最初の呼吸・循環の確認は省略されないと思います。そもそもこれらを確認しなければ、倒れている人が心肺停止状態かどうか分かりませんので。

 きちんと勉強されるようでしたら、今であればAHAのガイドライン2005(日本語版が出版されています)とプロバイダーズマニュアルなどを読まれるのが良いと思いますよ。それ以外にも心肺蘇生に関する書籍は今はたくさん出ていると思います。
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No.4です。

些細なことではありますが・・・、
AHAはAmerican Herat "Association"です。
タイプミスです。すいません。
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>現在はAHAガイドライン2005


ここが重要です。AHA、すなわち米国心臓病協会が提唱している蘇生法なのです。でも心肺停止する疾患は心疾患が原因だけではありません。窒息であったり外傷であったりするわけです。が、なぜAHAが?

実は蘇生が成功する確率が高いのは心疾患であり、それ以外の疾患では蘇生してもあまり効果がありません。実際、消防署から頼まれて毎年心肺停止例における救急隊の処置が正しかったかの検証の仕事をしていますが、私の勤務先における心肺停止症例において歩いて退院できるような疾患というのは、救急隊がAEDを使えた症例、すなわち心疾患が基礎疾患にある場合が大部分で他の原因による疾患は予後不良です。他の医療機関も同様の結果をだしています。
よって、欧米人の一種の割り切りの良さで明らかな原因がわからない心肺停止症例をみたら心臓疾患に対する蘇生法をしましょうという事になっているのです。そして、とにかく早くAEDを使いましょうと。
極端な事を言えば、AEDがすぐ使えない状況、AEDがあっても作動しない疾患においては呼吸をしようがしまいが、予後に大差はないのです。
が、小児の溺水例などうまくすれば助かる例もあるので、あきらめずに心肺蘇生を行う事は必要です。ただ、一人で行う場合は、呼吸させるために心臓マッサージを中止してしまうその時間がもったいないのも事実です。
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こんにちは。


学校や教習ではあくまで一般論でしか論じないからでしょう。
質問者さんはプールの監視員をやられているので、まず思い浮かぶのは溺者の救助ではないでしょうか。

おぼれた場合は、肺に沢山の水を吸い込んでいる場合が多く、その状態では肺の中の残存空気自体が非常に少なくなっており、質問者さんのおっしゃる事が正論になります。
肺の中に空気がない可能性が高い状況では、一刻も早く肺に空気を入れ、可能なだけ水を出して新鮮な空気と置換する事なしには、心マッサージの効果は激減するでしょう。

ある意味、一般論から言えば特殊なケースといえると思います。

私も以前、自動車免許の教習で「大出血を起こしてる患者はいちいち脈を取る必要はないのでは?」とやって教官が答えられなかった事がありました。心臓が止まってれば出血は起こらないからです。

救急蘇生の一般理論と、特定の環境下での経験・知識による処置は異なる点があるのは確かだと思います。
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私は、消防の救命講習を受けました。


1・人工呼吸を省く理由について
  まず、普段からフェイスシートを持っていないので感染リスクがあ  る。また、胸骨圧迫で肺が動く。
2・健康な人に胸骨圧迫をしてはいけない理由
  心臓は電気信号によって一定のリズムで動いています。心停止はこ  のリズムが不規則になったり(VF)、停止することで起こります。
  正常なリズムの心臓の鼓動の状態で胸骨圧迫をすると、正常なリズ  ムに違うリズムが外部より働くので心室細動(VF)が起こる可能性が  あります。ある例では、胸にボールが強く当たり、心室細動(VF)を起  こした例があります。

参考URL:http://www.jrc.or.jp/study/safety/airway/index.h …
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人工呼吸の是非についてはみなさんが仰るとおり、


胸骨圧迫の中断時間を短くする重要性のほうが強調されており、
2010のガイドラインでは変更される可能性もあります。


呼吸と脈の確認についてですが、普通救命講習で一般の方へ講習を行う場合
呼吸の確認はしなければなりません。
ただし『正常な呼吸でなければ呼吸無しとする』という考え方で講習が行われています
さらに脈の確認については現在省略されています。
これは一般の方が緊急時に脈の確認を行うことが非常に難しいと考えられるからです。
http://www.fdma.go.jp/html/life/pdf/oukyu2.pdf


ちなみに救急隊員が行う三人法の目撃なしの心肺蘇生法では
(1)呼びかけ→痛み刺激でJCS桁数で意識を確認
(2)下顎挙上で気道確保し、呼吸・脈(総頚動脈)の確認
(3)胸骨圧迫開始を指示
(4)AED取り付けを指示
(5)1サイクル(30回)後、BVMを用いて2回の人工呼吸
(6)AEDの心電図モニターを見て波形を確認
(7)2サイクル目の人工呼吸時に聴診器で換気の確認
(8)3サイクル目実施の間に瞳孔の確認
(9)5サイクル終了後、AEDによる解析
(10)除細動の実行
(11)胸骨圧迫の再開

・・・なんていう風に続きます
これを一般の方にいきなりやれというのは無理な話です。
たった数時間の講習ですから、いかにそれだけの時間で
要点を押さえながら、上手く世間一般に広めていくか
ということも考慮されているんですね。
そして要点さえ押さえれば十分な救命効果が期待できますから
心配することはありません。ベターなのです。
もしもあなたがベターでなくベストの心配蘇生法を身につけたいのであれば、
短いスパンで講習を受け続け、トレーニングを重ねる必要があります。
胸骨圧迫の位置・角度・深さ・リズム・圧迫の解除
最も効果の高い手技を身につけるのは大変ですし、期間が開けば忘れてしまいます。
さらに言えば生体に対し頻繁に実施できる環境にいなければ最高の胸骨圧迫はできません。
そこまで言うとあれなのですが
しかし今後学校を出られて医療従事者として働かれるのであれば、
身につけていて損は無い技術です。


質問者さんのお話にも出ている通り、医学は日進月歩です
どんどん新しい情報を取り入れて頑張ってくださいね
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応急手当普及員です、皆さん少し誤解されているみたいですね~、普通救命講習(3時間)での講習内容で議論されています、上級救命講習(8時間)と、応急手当普及員(24時間)貴方も私と同じ資格を保有しているのですね?


心肺蘇生法わ別名、脳蘇生法とも言われています。
1.意識確認
2.助けを求める、AEDの要請、119番要請
3.人工呼吸
4.心肺蘇生法実施(AEDの操作を含む)
5.救急隊員への引き継ぎ
以上が一連の流れです。が応用編として考えて下さい、交通事故による心肺停止、持病による心肺停止、スポーツ事故、自殺未遂、殺人行為と簡単に考えただけで結構あります。
又、侍病には血液感染(HIVの他にまだまだあります。)が怖いので人工呼吸を無理にしなくても良い、としています。ハンカチ等を口に当てる事お進めています、救助者が患者になってわ意味が無い事です。
後、肺の中に少し酸素が残っているのも理由の一つです、水に潜る際に息を数分止めても大丈夫てすよね?
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