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ファプレス(Fabless)経営は、製品ライフサイクルが短い業界(部品産業など)において資産効率の高い経営が強みですが、問題点はどのようなものがありますか。

A 回答 (5件)

No.1です。




質問をよくされているようですが、何の目的のために質問をするのか。卒論のため、ゼミ発表
のためなど、使用目的が分かれば、具体例を入れてお答えすることもできます。それが分かれ
ば、的確な答えも増えると思います。効率の良い回答を心がけたいので、ぜひよろしくお願い
します。


>>ファブレスに頼りすぎると売っても売っても儲からない、豊作貧乏になってしまいますね。

>これはどういうことでしょうか。

パソコンの主要部品とOSはインテル社とマイクリオソフト社がほぼ独占しています。日本の
メーカーは、台湾などのファブレスメーカーに部品を委託または製造委託して、パッケージと
社名を変えれば、性能自体差別化ができない組み立て屋さんです。

そこで需要が落ち込むと、パソコンは3ヶ月で新製品を販売する商品サイクルなので大量の在
庫(不良資産=銀行の不良資産と同じ構図)を抱えることになり、黒字部門が一転して利益の
上がらない部門になります。ソニーのバイオが良い例です。日本の株価が暴落したのもソニー
ショックといわれています。

>キ-エンスがファブレスの代表的な企業らしいですね。

すみません、私はファブレス企業を利用するPCメーカーの例を出しましたが、日本のファブ
レスメーカーについては知識がありません。キーエンスについてはよく分かりません。商社機
能をもったメーカー、またはメーカー機能をもった商社だと思います。

ファクトリーオートメーションに関して、お客と対話してオリジナルなシステムを設計して、
ファブレスに製造委託するキーエンスと、顔の見えないユーザーに対して大量生産・大量販売
型のPCメーカーとでは、付加価値創出に関して際立った違い(前者は高い利益が得られる)
があると思います。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。キ-エンスとパソコンメ-カ-のファブレスについてのご説明納得できます。

キ-エンスは自己資本比率90%以上の超優良会社です。ファブレスでも2種類あることがわかりました。

なお、お礼が遅れてどうもすみませんでした。

お礼日時:2003/07/09 12:31

#2です。

補足です。

PC特にデスクトップPCのハードウェアの構成は、CPU,マザーボード、ハードディスク、筐体などが、モジュール、つまり標準化されています。そのために、商品を作るためにはそのモジュールを組み合わせれば完成してしまいます。メーカーが違っても同じモジュールを使っています。

このようなことが可能になったのは、製品アーキテクチュア(部品、工程間のインターフェース)をオープンにすることにより、それぞれの構成要素がモジュールになっているからこそ可能になっています。
これをアーキテクチュアがオープンになっているということでオープンアーキテクチュアと呼ばれています。

ファブレスは、このような世の中のオープンアーキテクチュアの流れに沿って発展しているといえます。
特徴としてご指摘のように効率的である反面、標準化した構成要素の組み合わせのために、差別化が難しいことが第一に挙げられます。また、要素が多くなればなるほどその、調整が難しくなります。

これとは別に、クローズなアーキテクチュアとは、製品の構成要素を自社独自のものとし垂直統合するモデルです。自動車を上げたのは、部品点数が多いのと、それぞれの自動車によってオリジナルなものが比率的に圧倒的に多い。たとえば、バンパーひとつとっても、カローラとカムリではちがいます。エンジンもちがいます。メーカーをまたいではなおさらちがいます。自動車を例にあげましたがこのような複雑な要素によって成り立ってかつ構成要素間の調整が必要な商品、サービスは、垂直統合モデルのほうが適しており、そのためにファブレス経営とは本質的に相いれない部分があるということです。
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この回答へのお礼

お礼が遅れてどうも申し訳ございません。要は標準化できるかどうかの問題ですね。パソコンなどは中身はどれも一緒というのはおもしろいですね。だから台湾、韓国の業者に発注するわけですね。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/07/09 12:26

1)80年代まで、日本企業は垂直統合型の経営で成功したが、世界では「水平分業」への動きが加速していた。

PC業界では、OSはマイクロソフト、CPUはインテル、アプリケーションは多くのソフトウエアベンダーなど。
2)ファブレスも、「水平分業」の一つの典型例である。半導体は、3年で技術世代が入れ替わる、変化の激しい製品である。半導体の設計を請負うデザインハウスでなく、自社ブランドの半導体製品を開発・設計して、製造を外部の企業(ファウンドリー)に委託するのがファブレスメーカーである。
3)事業上のパートナー選びが生き残りのカギである。ザインエレクトニクス社のケースでは、増資の引き受け先として、川崎製鉄、ヤマハ、加賀電子、日立、NECなどを選び、役割分担を図っている。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2003/07/02 10:30

短所のみあげます。



1.製造を外部に委託せざるを得ないため、垂直統合モデルと違い、バリューチェーンのコントロールが効かない。
PCなどのようにオープンアーキテクチュアを前提とした商品については有効。自動車のようなClosedな設計開発が必要な商品には向かない。

2.製造に関する、つまり「モノつくり」のノウハウが社内に蓄積されない。

3.外部製造への依存は、設計、デザイン、基幹部品、ビジネスモデルなどにコアコンピタンスがなければ商品の差別化が難しく安売りにさらされる。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってすみません。

>PCなどのようにオープンアーキテクチュアを前提とした商品については有効。自動車のようなClosedな設計開発が必要な商品には向かない。

これは具体的にどのようなことでしょうか。

お礼日時:2003/07/02 10:33

nadaさんへ



市場の変化が激しいパソコン、デジカメなどでは、1,2週間で勝敗が決してしまうことも
あるそうです。ですから、高級品などは市場の動きにすぐ対応できるように日本で生産し
ています。

パソコンのファブレス企業と言ったら台湾の会社が世界市場を席巻していますよね。台湾
企業がこぞって中国に進出、製造規模の拡大競争をしていました、ところがIT不況(パ
ソコン不況ともいます)になり、パソコンがだぶついて完全なデフレ商品です。

資産効率を追い求めるあまり大量生産はファブレス企業に任せる分業生産が行われるよう
になりました。パソコンが典型ですが、ファブレスに頼りすぎると売っても売っても儲か
らない、豊作貧乏になってしまいますね。

日本の汎用品では中国品に圧倒され競争力を失いました。電機メーカーを見れば分かります。

すみません、怪しい解説でした。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

大量生産からファブレスへの移行は理解できます。

>ファブレスに頼りすぎると売っても売っても儲からない、豊作貧乏になってしまいますね。

これはどういうことでしょうか。

キ-エンスがファブレスの代表的な企業らしいですね。

お礼日時:2003/06/17 09:26

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