投資信託をはじめました。初心者が注意すべき点など教えて下さい。
家族の投資信託を引き継ぎました。かなりの評価損が出ています。
素人ですが自分なりに分析してみました。
景気循環に少し注目しました。このある変額保険は投資信託(ウチの場合は日本株の1種類のみ)で運用されていますが、「いざなみ景気」で2006年~2007年中盤あたり1年半の長きに渡り天井付近の価格となっていました。ユニットプライスも180~200越えの間を行ったり来たりしています。
にもかかわらず全く「売る」といういことをせず、儲けをふいにしています。
またある投資信託(これも日本の株です)は上記天井付近の最後に当たる、2007年中盤以降に購入し、評価価値が下がる一方になっています。
バブル景気までは、好景気不景気を繰り返しながらも景気は上昇していましたが、バブル景気以降は好景気不景気の波を繰り返しながらだんだん後退していると思います。ですので、損を取り返すのは難しいと素人ながら思いました。
底や天井を見極めるのは難しいとは言いますが、今回のように1年半以上も高値が続けば、それなりに気づくと思います。これに気づけば、「売った」でしょうし「買わなかった」と思います。
全く景気循環を無視したために失敗した例だと思います。
ここで質問なのですが、では逆に景気循環をわきまえて、景気後退期に購入し、景気拡大期に売るという原則を守れば、素人でもそれなりの確立で利益を出すことも可能なのかとも思いました。どうでしょうか?
リーマンショックという100年に一度の不況だったからというのを言い訳にしていましたが、リーマンショックはいざなみ景気が終わったあとの景気後退期に引き続き起こったもの。確かにクイックな動きをしてますが、その当事者ではなく、長中期の投資信託をしている人にはそれほど大きな問題ではなかったということも言えるのではと感じました。
また、新興国やその他の外国などの場合は景気循環がよく分からず、素人には国内の投資信託の方が向いているような気もするのですがどうでしょうか?
また、初心者では、株の急な上がり下がりなどの個別事象の予測や理解は難しいので、理解できる原理原則を元に中長期の投資信託が向いていると言えるのでしょうか?
質問1.景気循環を考え、景気後退期(安いとき)に買い、景気拡大期(高いとき)に売るという原則で中長期に運用すれば投資信託は初心者でもそれなりに利益は出せるでしょうか?
質問2.リーマンショックは上記のような理由で、その当事者でなく、投資信託などの中長期投資の場合はそれほど影響を感じない人も多いのではと思うのですがどうでしょうか?
質問3.景気循環等が分かり易い国内の信託投資の方が初心者向きと言えるでしょうか?
質問4.個別事象の判断が難しい株よりも投資信託などの中長期投資が初心者向きでしょうか?
まったく間違いだらけだと思います。質問もたくさんありますが、宜しくご回答をお願い致します。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
質問者さんは,論理的に投資を考えられているようですが,次の2点を見ると
ちょっと違うと思います。
>底や天井を見極めるのは難しいとは言いますが、
>今回のように1年半以上も高値が続けば、それなりに気づくと思います。
>これに気づけば、「売った」でしょうし「買わなかった」と思います。
たぶん,その時(その瞬間)に投資をしていた人は「気づけなかった」
と思います。
「それなりに気づく」とは,後になってから,昔のチャートを見れば,
ある程度の規則性があるように見え,だいたいそれが1年半ぐらいの
期間に持続しているから,「だいたい,この時に気づけるんじゃないか」
という結果論を述べているだけで,その当時,現場にいた人は,
「これだけ上昇してきたから,この勢いがもうちょっと続けば,
もうちょっと上昇するんじゃないか」という気持ちが大多数だったと
思います。
>リーマンショックという100年に一度の不況だったからというのを
>言い訳にしていましたが、リーマンショックはいざなみ景気が終わった
>あとの景気後退期に引き続き起こったもの。
>確かにクイックな動きをしてますが、その当事者ではなく、
>長中期の投資信託をしている人にはそれほど大きな問題ではなかった
>ということも言えるのではと感じました。
景気後退期とリーマンショックは関係ないです。
ただ,たまたま時期的に重なったかもしれません。
これも,ずいぶん後になってから,昔のチャートを見てみると,
チャートの形状からそのように見えるだけで,当時は,サブプライムローン
の問題をなんとか持ちこたえれば,ダウ平均最高値を更新し続けるだろう
(日経平均は18000円を超えて,20000円に到達し,トヨタ自動車は1万円に
到達するだろう)という予想が大多数だったと思います。
>また、初心者では、株の急な上がり下がりなどの個別事象の予測や理解は
>難しいので、理解できる原理原則を元に中長期の投資信託が向いていると
>言えるのでしょうか?
初心者は初心者でも,投資信託の構造を勉強せずに手を出すようでは,
向いているとは言えません。
株式でも投資信託でも値段は上下するので,個別事象の予測や理解が
難しいのは変わりありませんし,リスク分散の意味で,投資信託を
中長期に「投資し続ける」ということが理解できないのであれば,
投資信託を保有する意味はないと思います。
以上を踏まえた上で,質問に対する回答をするならば・・。
回答1:「景気後退期」「景気拡大期」が把握できる超人であれば,
そのタイミングを捉えることで利益は出せると思います。
「景気後退期」の始まる瞬間,と,「景気拡大期」の始まる瞬間
をリアルタイムで分かるのであれば,その手法をご教授ください。
回答2:リーマンショックは,総じた総称ですから,相場の下落によって,
株式保有者も投資信託保有者も影響を受けています。
投資信託を中長期に渡って保有し続けるのではなく,中長期に
渡って小口に買い続けることがリスク低減のために必要なので,
投資信託ではなくても,株式を小口で買い続けることによっても,
同じ結果が得られることになります。
回答3:国内の投資信託が景気循環が分かりやすいという根拠を示して
くださらないと答えられません。
景気循環が随時把握できるのであれば,初心者でもそうでなくても
どの投資手段でも儲けることができると思います。
回答4:「個別事象の判断が難しい株」と「中長期投資の投資信託」は
選択尺度が違うので,比較できません。
ご回答をありがとうございます。
当時の営業マンは「もう少し上がります。」と言ったそうです。おっしゃるとおり、確かにその時点では、誰もが景気の天井を確信することなどはできなかったのではと思います。
しかし、現時点より先にはチャートはありませが、現時点までのチャートはいつでも見ることができると思います。高値のボックス状態が1年半続けば、天井かどうかは分かりませんが、その価格帯で1年半も上下しているなという即物的な情報は手に入ると思います。
その時点で価格は購入時の倍になっていました。でも、売るかさらに上を目指すかは人によって違いますし、そういう点から考えてもやはり結果論という感じになるのでしょうか。
また、チャートもどの範囲(期間)を選択し、どういう縦横の比率で見るか等によって全然見え方が違ってくるので、後になって分析が付いた後で見るように見えるわけではないことは理解できました。
期間の長い(バブル以降からの範囲)ものと景気のワンサイクルぐらいのものを組み合わせて見ると少しは改善できるのではと思いました。
おっしゃる通り「景気後退期」と「リーマンショック」はたまたま時期が重なった、という趣旨で話をしていた評論家がいたのを思い出しこう書きました。景気後退期に更に後退が急激に加速した格好になっているということで、安定期や上昇期などに急に下降に転じた訳ではないので・・・という内容だったと思います。
回答2.は少しずつ、例えば同一の金額でコツコツ購入というのはいわゆる「ドルコスト法」で、予想できない価格の上下の中で、少しでも安い平均購入単価を実現する方法のことでは、と思います。こういう方法が必須という記事も読みましたが、金融機関に質問すると、それでは比較的富裕の場合は稼げる時期に十分稼ぐ機会を逸するという趣旨の答えが返って来ました。
回答3については、私の書いた文章が少しおかしかったようです。インデックス的な動きになると思われるファンドを運用している変額保険(ウチでは日本株ジパングファンド1本のみを選択しています)の2002年~2010年の基準価格の動きと日経平均の同じ期間の動きを見ると、非常に類似していたということです。ですから、今後インデックス的な国内の投資信託を買えば、景気循環を踏まえれば、原則論で判断できるので管理監視がし易く初心者向きかと思ったということです。但し、その時点で景気循環をキチンとチャートから読むのは簡単ではないかも知れないということは一応分かったつもりです。
No.6
- 回答日時:
質問1への回答。
まず儲からない。
景気循環の波の判断を厳しくしてよほどの大底と熱狂だけに反応すると、投資機会が減る。リーマンショックのような大波を待っていたら数十年に1度しか投資できない。そこで1.5倍や2倍に資産を増やしても、数十年で2倍程度にしかならない。分散投資で市場にい続けた方がリターンが高い。
景気循環の波の判断を緩くして、ちょっとした変動にも反応すると、上昇チャンスも逃す。先の景気の波ならサブプライム債券の問題は2006年くらいから言われ続けていた。ここで市場から降りてしまうとリターンは小さい。そして、2008年の下げ相場でもリーマンショック以前に資金を投じてリーマンショックで資産を減らしただろう。最終的には市場にい続けた場合とリターンはあまり変わらないか不利になる。
1年半ボックス相場が続いていたとしてもそこから上抜けするかもしれない。
No.5
- 回答日時:
NO4です、回答1に対する一部訂正:
利益は出せると思いますが、どのようにそれを捉えるかが重要です。
NO4では私の考え方を書きましたが、質問者様が考える景気拡大、後退期をどう考えるのかが重要です。
回答としては利益は出せるとしておきます。
最終的な判断は自己責任でお願いします。
ご回答をありがとうございます。
自分なりに信じられる指標を持つということなのでしょうか。
今のところチャートを見る(期間の違うものを合わせて見る)ことによって拡大後退を判断するというぐらいしかありません。
ご回答者様のようないろいろな指標的な事象を全く知りませんでした。
No.4
- 回答日時:
質問1に対する回答:
日経平均株価を20年程度見てもらえば分かると思いますが、株価が上がったり下がったりしながらも、長期的には下落トレンドが続いています。
まずは、景気に先だって最初に大きく上昇するのは株価です。
製造業の派遣切りが社会問題の最中に数ヵ月後には株価は大きく上昇しました。
つまり、株式の買いのタイミングとしては「派遣切りだ!失業だ!賃金が大きく下落した!」と世間が大騒ぎし始めた時が買いのチャンスと言えます。
そして、景気が回復し始めると最初に上がるのは経営者の役員報酬です。
最後に上がるのは賃金です。
つまり、賃金が上がり始めたころには株価は相当上昇しているので、売りのタイミングはこの頃でしょう。
この頃には物価も上昇傾向になり、長期金利も上がっている筈です。
ですから、注目すべきは労働者の雇用情勢や賃金に注目する方法も一策です。
質問2に対する回答:
リーマンショックでは私の場合はETFを含めて安値で色々買えました。
仮に配当利回りが10%超と言う状態で買えたとしたらどうでしょうか?
ずっと持ち続けて長期的な配当成長を狙うのはどう考えますか?
重要な事は『配当は成長してこそ真の投信(ETF含む)』と言えます。
全然怖くないですよ、仮にギリシャショックで株価が大暴落したら「配当利回り10%得られるのならば買ってやるよ」ぐらいですね。
長期で配当利回り10%って嬉しくないですか?
質問3に対する回答:
ケース・バイ・ケースです。
できる限りコストが安くて、分かりやすい投資対象をお勧めします。
質問4に対する回答:
個別株式よりもインデックス投信の方が無難でしょう。
個別株式だと企業倒産や不祥事などのリスクが有りますが、インデックス投信だと物によっては銘柄分散が効いてリスクを低減できる物が有ります。
ただし、日本株式はここ20年では日経平均株価が長期トレンドで下落していますから、長期投資が正しい訳では有りません。
最終的な判断は自己責任でお願いします。
ご回答をありがとうございます。
おっしゃる通り、バブル崩壊後1990年以降は日経平均株価も右肩さがりになっていますよね。
昔は日本では10年以上持っていればきっと上がると言っていたそうですが、今ではワンサイクル(5年ぐらい)が長期という感じになっているのではと思いました。
No.1
- 回答日時:
結果を見てから評論するというのは賛同はしませんが、そうだと思うなら、やってみることです。
投資は自己責任でするものなので、何をどうしようと自由です。株価が上がって来ると買い、株価が暴落すると売り、ほとんどの人はこのパターンで資産を減らします。
ご回答をありがとうございます。
評論をしようと思ったわけではなく、任されたものの、素人なので、まずは敗因を少しでも理解しておくことは重要かと思いました。
>株価が上がって来ると買い、株価が暴落すると売り
入門編(ネットのHP上)に全く同じことが書いてありました。初心者、素人はとかく上がり下がりに一喜一憂し、このようなことをしてしまうと・・・。日ごろの価格の上下を黙って見ているストレスに耐えかねるのだとも書いてありました。
おっしゃること肝に銘じます。
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