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二級建築士試験の床伏図についてお聞きします。私は独学で製図の勉強をしているのですが、先日、某資格学校の無料ガイダンスで床伏図の講習を受けました。
床梁の断面(梁せい)について、講習では大きな荷重のかかる梁は120×360、それ以外の梁は全て120×240にしてしまうという大胆な方法を紹介していました。
ところがその後、その資格学校が出版している参考書を購入すると、そこには梁せいをスパンや荷重から計算するように書かれていました。
講習通りの簡単なやり方で問題ないのでしょうか?それとも無駄に大きな梁ばかり使っていると減点などもあり得るのでしょうか?
少し不安になりましたので、よろしくおねがいします。

A 回答 (4件)

#3です。


梁スパンに対して極端に大きな断面の梁を書き込むと減点対象となります。
建築コストの経済概念が無いという理由となります。
また、梁スパンに対して小さい断面の梁を書き込むと、これも減点対象となります。
建築構造の知識が足らないという理由となります。

参考に実際の設計での梁断面
梁スパン2.73m(1.5間)105*210
梁スパン3.64m(2.0間)105*240 二階床梁は105*270
二階床梁で上階柱又は梁スパン2.73mの梁を受ける合計荷重負担面積1坪以下の場合
梁スパン3.64m(2.0間)105*300
上階柱や大梁の合計負担荷重面積1~2坪の場合
梁スパン3.64m(2.0間)105*360
上階柱や大梁の合計負担荷重面積2坪以上の場合
梁スパン3.64m(2.0間)105*450
が実設計の梁断面です。
建築士試験でもこの感じで図面作成すれば合格しますよ。

梁材の製材規格寸法
150 180 210 240 270 300 360 450 の8種

構造用集成梁材は、150から+30刻みで約900まで可能ですが、製造メーカーによって製造機械の関係で900まで造れないメーカーもあります。

ご参考まで
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北国の設計屋さんです。


昔の大工さんから教わった事ですが、覚えておくと便利です。
実戦でも非常に役に立ちます。

梁背の決め方
小屋梁1間4寸(梁スパン1間毎に4寸必要)
床持ち1寸増し(床を支える梁は上記に1寸増し)

算定例
小屋梁スパン1.5間なら1.5×4=6寸(180mm)
小屋梁スパン2.0間なら2×4=8寸(240mm)
二階床梁でスパン2.0間なら2×4+1=9寸(270mm)

実際に構造計算してもこの寸法なら安全です。

上階柱や大梁を受ける場合は、荷重負担に合わせて上記に割り増しします。
目安は、荷重負担面積1坪毎に2寸増しすれば一応安全です。

ご参考まで
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。実践にも役立つ方法を教えて頂きありがとうございます。
構造計算しても安全と言うのは心強いです!ありがとうございました!

お礼日時:2010/07/22 06:40

単純に大きければ良いというものではありません。



その講習の内容の考えは間違いではありませんが、その考えならすべて120×360でなければいけないと思われます。
仮に240の部材に360が架かった場合、下に柱がないと荷重が受けられません。
プレカットならエラーが出ます。

現実的には机上の空論であり試験には落ちると思われます。

やはりバランスが大事であり、現実的な図面を書くべきでしょう。
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この回答へのお礼

確かに、教わったことをそのまま考えずに使ってしまうと重大なミスを犯してしまいそうですね・・・
鵜呑みにせず、慎重に検討しようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2010/07/22 06:43

スパンから計算するのは最低の寸法ですから、大きくても問題ありません。


柱でも3.5寸でなくても、最低3.5寸は必要ですが
4寸、5寸を使用した家はいくらでもあります。
時間を節約するテクニックです。
スパンから計算すると基本がわかっていれば大丈夫です。
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この回答へのお礼

なるほど、実際にも大きめの梁を使用して建てているのですね。。
時間を節約するために、あまり考えすぎずに、大きめの梁にしておこうと思います。
その上で、不都合な構造になっていないか、時間が許す限り検討するようにしてみようと思います。
ありがとうございました!!

お礼日時:2010/07/22 06:47

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