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英字新聞の翻訳記事の?
Wall Street Journal の記事と、その日本語訳リンクの記事(共にネット版)です。
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2010/06/28/th …
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2010/06/29/「バリーとナオト」の関係成立は?/

原文2行目からの
It was tensions with the American president after all ーand a perceived slight at a global summit ー that helped undo Mr. Kan’s predecessor, Yukio Hatoyama.

結局、鳩山前首相の失脚につながったのは米国との緊張関係と、世界の首脳会合でほとんど重要視されなかったことだ。
と訳していますが、適正な訳だと思いますか?
私はハイフンで挟まれた部分の取り扱い、つまりthat以下の節の掛かりが、日本語訳は原文に沿っていないと思うのですが。

大学レベル以上またはネイティブに近い方、見解をよろしくお願いします。

A 回答 (7件)

質問者の疑問は訳し方の手法以前にかかり具合,解釈の仕方ですよね。



ダッシュ(―)ではさまれた部分は無視して文の構造をみると,
It is ~ that の強調構文になっています。
Tensions with the American president helped undo Mr. Kan’s predecessor, Yukio Hatoyama.
という文で,主語 tensions with the American president を強調したものです。

そして,ダッシュの部分は思い出したかのような追加的に
and ~と言っています。
tensions with the American president and a perceived slight at a global summit
と並列になっています。

「米国大統領との緊張関係,ついでに言うと,それとサミットでのあからさまの軽視が」
と主語になって,
鳩山前首相を失脚させることを促進した
とつながります。

学校文法の手法では強調構文は後ろから訳して,「…なのは~だ」とするので,
「~失脚したのは」として,「~と~」とまとめています。
「結局」の位置が気になる以外はおおむね正しく訳せていると思います。
英語通り前から読んでいくと,

米国大統領との緊張だ,結局は,ついでに,サミットでのあからさまの軽視も。
(これらが)鳩山前首相の失脚を促進させた。

「~なのは」とするのが強調の意味で必ずしもふさわしいとは思いません。
逆に英語の流れ通り,最初に訳す方が強調と言えるかもしれません。

この回答への補足

強調構文についての特に最後の方のコメントはとても興味深く、参考になります。

ところで、あからさまの軽視 という表現は、それでいいのですか?
私見ですが、ハイフンで囲まれ、更に、なぜか不定冠詞がついていること、それとperceiveの意味を考慮すると、原文の筆者のニュアンスは「あからさま」ではないとおもうのですが。。。強調構文にしている中に、不定冠詞のa、これはもっと目をつけるべきではないでしょうか?
どうですか?

補足日時:2010/06/30 23:52
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こんにちは。


「鳩山前首相の失脚につながったのは、結局、米国大統領との緊張関係だった。ああ、それに某首脳会合で重要視されなかったこともだ」
というのが原文の意味合いでしょう。原文の記者は失脚の原因をいったん「米国大統領との緊張関係」に限定しています。原文の 'after all' は、そのために使われています。それから、思わせぶりに「某首脳会合で重要視されなかったことも」と付け加えています。これがこの文の面白さだと思います。

一方訳文では、失脚の2つの原因を一括して提示しています。原文に示される原因は、
結局、「緊張関係」、それに「重要視されなかったこと」
つまりは、
結局、「緊張関係」と「重要視されなかったこと」
ということなので、訳文は原文と内容が矛盾してはいませんが、原文の面白さが充分に伝わっていないようにも思われます。また、一括して提示することで、すでに「結局」という言葉は使用される目的を失っているので、訳出しなくてもよかったかもしれません。

新聞には限られた紙面で内容を豊富にしようとする性質があり、少ない文字数で多くの事実を伝えようとします。この新聞本来の性質が記事に特有な文体を作り上げています。具体的には、

接続詞や副詞を多用しない。
体言止めを多用する。
文字数が少なくなる表現を好む。(「において」「によって」「にて」→「で」、「における」→「の」、「しかし」→「だが」、「である」→「だ」)
カタカナ言葉を嫌う。(「ゴールデンウィーク」→「大型連休」、「アメリカ」→「米国」)

といった特徴です。媒体が紙ではなくインターネットでは事情が異なり、変化している点もありますが、基本的には変わらないようです。そういう視点でこの文を見ると、以下の点で洗練されているとの印象も受けます。

接続詞が使われず、副詞が「結局」と「ほとんど」に絞られている。
「米国大統領」が「米国」に置き換えられている。
「菅氏の前任者である鳩山由紀夫氏」が「鳩山前首相」にまとめられている。

接続詞や副詞を多用して文字数も増やせば、原文の面白さがさらに反映されたでしょうが、そうすると新聞記事らしくない文体になっていたかもしれません。翻訳者は文体に統一性を保つ中で、この思わせぶりな部分を最後に回し、他では副詞の使用を控えながら原文にない「ほとんど」をあえて付け加えて強調することで、この文の面白さを表現されたように思います。
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普段みない、つかわない言葉で。

(最近新聞のこういう部分は読まなくなったから、もっぱらローカルで)

 slight は、名詞だし、反抗的とか、敵意的とか、そういう意味のようで。

 a perceived slight で、おそらく、サミットでの 反友好的な態度が見えたこと  とでも訳せると思うけれど。

 あなたがおっしゃりたいのは、おそらく、重要視されなかったことではなく、日本の態度がアメリカにたいしてかあるいは、

 アメリカの態度が日本にたいしてか、あるいはサミット自体において、日本にたいして、好ましい態度は見られなかったという

 ことを重要視されなかった

 と訳すのはおかしいと言いたいのかな?

 と受け取りました。

 サミットが日本にたいして好ましい態度をとらなければ、まあ大きく言えば、重要視されなかったことになるだろうし、

 前後の文章もよまなくちゃだめですよね。

 で、最初から読みました。まあ、直訳ではないけれど、大意として問題ないかと思います。

 微妙ないいまわしを練習するには、良い英文かとは思いますが。

 
 私はそういうことよりも、アメリカの中国人(どっちかっていうと日本政府が昔から嫌いなタイプ)が、

 日本の首相が次々にかわるのは、日本の経済力が弱っているからだ、と思っていることのほうが気になるけれど。

 そうじゃなくて、日本人が嫌っているから、すぐかわるんだと言ってはおいたけれど、
 たとえそうだとしても、外には、あんまり良い印象はないからね。 ころころかわるの。

 けれど、すぐかわるってのは、柔軟だから、独裁されてないっていう印象を持つ人もいると思う。

 まあ、首相は、役職であって、独裁者ではないってことで、いいのかもしれないけれどね。

 日本のことは、知られにくい。原因に、英語で日本のことを知らせられなかったという新聞の役割不足に加えて、

 やっとこさ、英語で書き始めて、まだ数年2年くらいだから。

 以前から少しはあったものの、まだまだ興味を持って深く読まれるまでそういうのも知名度が高くない気がする。

 なんでか知らないけれど。

  ウオールストリートもたまに、ぽかやちょっと変なの訳あるけれど、他社ほどじゃないと思うけれど。

  
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#3にいただいたレスポンスを拝見しました。

つまり、質問者さんとしては「世界の首脳会合でほとんど重要視されなかったこと」という訳語に問題があるというよりは、例えば「というのも、鳩山前首相の失脚を招いたのは米国との緊張関係だったからだ。もちろん、世界の首脳会合でほとんど重要視されなかったのも見逃せない」のような訳だったら構わない、ということでしょうか。だとしたら私も賛成です。抜粋の訳文はいわゆる“こなれていない”日本語ではあると感じます。“原文から離れきっていない”とも言います。ただ、世の中に出回っている翻訳って、結構、こんなもんではありますよね。一応、意味は間違っていませんし。
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「was to」から直訳すると「(管首相の目標のひとつは)バラク・オバマと仲良しになることだった。

何しろ、管首相の前任者、鳩山由紀夫をチャラにしたのは、アメリカの大統領との緊張関係だったと言ってもいいのだから。ついでに言うと、とあるグローバル・サミットにおける、とある非礼とおぼしき一件も一因だ」です。「make nice」という表現からすでに、この英文のトーンが決まっています。

これを日本の新聞の文体にふさわしい日本語にすると、ウェブの翻訳文のとおりになろうかと思います。週刊誌やニュース番組などなら、もう少し「もちろんサミットで袖にされた一件も見逃せない」みたいな表現にして、面白おかしく読者を惹きつけようとするかもしれませんが、それを新聞でやっちゃうと何かと面倒なことになります。それに「世界の首脳会合でほとんど重要視されなかったこと」といえば、あのことだな、と新聞の読者ならわかるはずです。

この回答への補足

>もう少し「もちろんサミットで袖にされた一件も見逃せない」みたいな表現にして、面白おかしく読者を惹きつけようとするかもしれませんが

私はそのような表現の方が、ハイフン部分の、ハイフンの意味を考慮した訳としては普通だと思うのですが。。。もちろん、ついでに言うと~という言い方もいいと思います。

補足日時:2010/06/30 22:18
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slight(無視されること、屈辱的な非礼)とは国際的会合の際に大統領とまともな形では2者会談の機会を持てなかったことですね。

perceived slight で(皆が)非礼に気付く、みたいなことです。

訳は「重要視されなかった」ですか。確かに原文に忠実ではなく意訳されていますね。まあ意味はわかりますが。丁寧に訳すと長くなるのではしょったのでしょうか。
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この回答へのお礼

どうも。
というか、その部分と、そのハイフンの前の部分を、同等に取り扱って、両方に「結局」「鳩山前首相の失脚につながったのは~だ」をひっかけているところの訳に疑問を感じたわけですが。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/30 22:15

 ハイフンで挟まれた部分は、いわば括弧に入ったというか、付けたりで、ハイフンの外が主流だと思います。

この程度の事はそう珍しくはありませんが、、、
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この回答へのお礼

私もそう思うのですが、訳が、2つのフレーズを同等に配置しているので、変だと思い、質問した次第です。
どうも。

お礼日時:2010/06/30 22:11

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