
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
rei00 です。
再度質問されている所を見ると,レポートじゃなかったんですね。レポートかと思ってあんな回答で済ませてしまって申し訳ありませんでした。
さて,「1-ブタノール・酢酸・水の展開溶液」がどれぐらいの pH を示すかは分かりませんが,酢酸酸性ですので pH 4付近でしょうか。この時,グルタミン酸,リシン,ロイシンがどんなイオン種として存在するかを考えます。
「生化学辞典 第3版」(東京化学同人)によると,リシンのε-アミノ基の pKa は 10.53(20℃)で,グルタミン酸のγ-カルボキシル基の pKa は 4.25(25℃)です。これから,各アミノ酸は,主として,次のイオン種で存在すると考えられます。
【ロイシン】
H3N(+) CH3
| |
H-C-CH2-CH-CH3
|
COO(-)
【リシン】
H3N(+)
| (+)
H-C-CH2-CH2-CH2-CH2-NH3
|
COO(-)
【グルタミン酸】
H3N(+)
|
H-C-CH2-CH2-COOH
|
COO(-)
これで分かる様に,極性は『ロイシン < グルタミン酸 < リシン』の順で高くなり,有機層よりも水に溶け易くなるため,展開しにくくなります。その結果,展開距離(Rf 値)は『ロイシン → グルタミン酸 → リシン』の順番になります。
いかがでしょうか。
No.2
- 回答日時:
移動相に溶解しやすい成分ほど、移動相の移動に便乗してカラム中をより速く移動します(各微小区間での平衡を考えてみると良いかもしれません)。
よって、各溶媒、各成分について
(1)極性の強さ
(2)酸性中性塩基性
を考えると、
「(1)が似たもの同士、(2)が似てないもの同士の組み合わせほどその成分はその溶媒に溶解しやすい」
です。まず(1)で大きく分類、(2)で細かく分類できそうです。
例えば(2)について、質問のように酸性の溶媒には塩基性の成分が、逆に塩基性の溶媒を用いた場合には酸性の成分が溶解しやすいですよね。
クロマトのイメージ図
http://eac01.hept.himeji-tech.ac.jp/eac/ea/gc.htm
No.1
- 回答日時:
分離モードは、順相分配です。
固定相はろ紙に含まれる水で、移動相がブタノール、
分離するアミノ酸によっては、酢酸の代わりにアンモニアなどを用いることも多いです。
要は、あるpH条件で、分ける物質が、溶媒か水かどっちに行きやすいかが、分離の機構です。
ペークロでなく、TLCはよく使ってますが、こんな回答でよかったでしょうか?
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
-
みんなに挑戦してほしい「色彩検定」
これまで多くの方々が受検したが「色彩検定」。その目的や活用法は人それぞれ。今回は、色彩検定に影響を受けた男女3名にインタビュー。
-
ニンヒドリン反応の呈色の違いについて
化学
-
化学実験について質問です! ペーパークロマトグラフィーでフェニルアラニン、グリシン、プロリン、それら
化学
-
アミノ酸のRf値
生物学
-
4
Rf値について
生物学
-
5
pHジャンプについて教えてください
化学
-
6
アミノ酸側鎖とRf値の関係についての確認をお願いします。
化学
-
7
アセトアニリンの再結晶で
化学
-
8
マンガンイオン(2)の色について(大学受験)
化学
-
9
アセトアニリドの合成について
化学
-
10
アミノ酸と移動度と発色度について
化学
-
11
アセトアニリドの合成で
化学
-
12
キレート滴定について。
化学
-
13
グルタミン酸の解離平衡反応式
化学
-
14
バーフォード反応について
化学
-
15
酵素の比活性
生物学
-
16
TLCにおける誤差の原因
化学
-
17
o-CPC法によるカルシウム定量
化学
-
18
検量線に吸収極大波長を用いるのはなぜですか?
化学
-
19
薄層クロマトグラフィーによるアミノ酸の分離
化学
-
20
調査結果は、標準誤差率が何%までなら信頼できるデータといえるのでしょうか
数学
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
人気Q&Aランキング
-
4
アセトアニリンの再結晶で
-
5
粘度法による分子量測定について
-
6
重合反応で収率が100%を超えま...
-
7
ポリエチレンが溶解可能な溶媒...
-
8
薄層クロマトグラフィーの脂質実験
-
9
わりと緊急です。再沈殿の原理...
-
10
p-ニトロアニリン中のo-ニトロ...
-
11
TLCにおける誤差の原因
-
12
薄層クロマトグラフィの結果に...
-
13
Rf値に影響を与えるもの
-
14
薄層クロマトグラフィーでTG...
-
15
再結晶に使える溶媒の条件
-
16
有機化学について質問です。 E1...
-
17
HPLCの負のピーク
-
18
還流について
-
19
有機溶媒について
-
20
ポリビニルアルコールを溶かす溶媒
おすすめ情報
公式facebook
公式twitter