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輸液ポンプの形別分類について質問なのですが、
機器を見るとCF型が多いみたいなのですが、
CF型とは、心臓に直接電流を流してもいい機器のことだと思うのですが、
輸液ポンプはなぜCF型なのでしょうか?

それともうひとつ、
医療機器の漏れ電流についてお聞きしたいのですが、
正常状態よりも単一故障状態のほうが漏れ電流の許容量が増えるのはなぜでしょうか?

A 回答 (2件)

ANo.1 です。


返信が遅くなりました。

>輸液ポンプで古いのだとおもうのですが、BF型の輸液ポンプもあったのですが、なぜなのでしょうか?
確か古い記憶ですが、BF型の規定ではミクロショックでは0.1mA以上の電流で心室細動が起こるとされています。
ME機器では厳しい漏れ電流の安全基準が定められていて、BF⇒CFに規格が改定され万が一『単一故障状態』でも患者に危害を及ぼさない数値を採用していたと思います。

古いものは、当時の電子部品・回路技術では絶縁トランス以外は適切な部品が無く実現困難な部分が在りましたが、現在は回路絶縁に有効な電子部品が豊富に入手・利用できますのでCF型の規定に適合できるようになっています。
 代表的な電子部品では、「フォト・カップラ」があり光信号で回路接続可能なので、回路絶縁に有効で漏れ電流を低減するのに役立っています。

       BF型機器 CF型機器
正常状態    0.1mA、0.01mA
単一故障状態 0.5mA、 0.05mA
*漏れ電流の規定が1/10に厳しくなっています。
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この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございました!

お礼日時:2010/11/26 14:51

>CF型とは、心臓に直接電流を流してもいい機器のことだと思うのですが、


>輸液ポンプはなぜCF型なのでしょうか?

医療機器で人体に接続される電極などでは、一般の家電製品のように漏れ電流が1mA以下などとなっていると体の部位によっては電撃を受けます。
手足の皮膚でも電撃を感じますが、輸液ポンプの場合体液とつながっていますので、微弱漏れ電流でもCF型の絶縁トランスを実装した機器で漏れ電流で電撃を受けないように設計されています。
なお入院病棟の病室に配置されている壁コンセントは、大元にこの絶縁トランスが設置されており、医療機器の不測の漏れ電流での電撃を受けない考慮がされています。

>正常状態よりも単一故障状態のほうが漏れ電流の許容量が増えるのはなぜでしょうか?
単一故障状態では「入力箱」との間の短絡などがあり、大地の間に静電容量が発生し漏れ電流が増加しますので、人体に影響しない許容値が規定されています。

下記のサイトのイラストでイメージはつかめないでしょうか。
BF/CF型機器
http://www2.oninet.ne.jp/ts0905/deeg/deeg20.htm
 

この回答への補足

とてもわかりやすいです。
ありがとうございます。

輸液ポンプで古いのだとおもうのですが、BF型の輸液ポンプもあったのですが、なぜなのでしょうか?

補足日時:2010/11/22 10:18
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