A 回答 (20件中11~20件)
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No.10
- 回答日時:
zakky74でございます。
>丁寧なご説明を賜りまして、嬉しく思います。
>因みに折角の貴重な機会に恵まれました訳で御座いますので、追加の質問をさせて下さい。
>『私は日本古来の謙譲の概念を活用した技術の存在可能性を模索したい、と望んで参りましたが、オーラ視とそれとは関係性が御座いますか?』
これはどういった事でございましょうか?
すみません。質問の意味が今ひとつ分かりかねます。
オーラ視が何の事だか僕には分かりません。KusunokiYuuさんが、謙譲の文化について想いがある事は受け取れるのですが、一体どこからオーラ視が出てきたのか僕には見当が付かない為に、ご質問にお応えする事ができません。
僕の投稿した文章と何か関係があるのでしょうか?
>『王権神授説』が否定された結果に起因して、王政は打倒されたのでしょうか?
僕は、王権神授説というのに詳しくありません。
もし宜しければ、KusunokiYuuさんから解説を頂ければ、そこについてお応えする事ができるかとは思いますが。とりあえず現段階で、王権神授説の概念を省いた状態で、王政が打倒されたのかについてお応えしようかと思います。
人間は考える存在です。
そんな中、人間には分からない事だらけで、愛する人が死んだり、元気だった人が急に病に倒れて亡くなったりする事で、不安・恐怖が生まれたり哀しみ・苦しみが生まれたりします。
心をどこに置いておけば良いのか分かりません。
あれこれ考えてしまって、考えが分散する事で、団結する事が出来ません。
だけど、自然の猛威も動物の強襲も突如として起きる事ですし、自然・動物との闘いに勝利する様になってからも人間との戦いが起こる事によって、とにかく人間は団結して勝利する事が大事でした。
そうでないと、自然にも動物にも敵対する人間にも負けてしまい、死んでしまうか奴隷にされてしまうかという悲惨さを味わわなければなりません。
心をどこに置いておけば良いのか?
何をどの様に考えれば良いのか?
そんな追求に終止符が打たれたのが神という概念です。
神という概念が生まれてからの人間は、不安・恐怖・哀しみ・苦しみがあっても、不毛な考えにエネルギーを使わず、心の拠り所を神に置いておけば集中も団結も生まれ易いんですね。
人間は、考える存在です。
神の啓示が一番あるところが、聖書や教会や牧師です。心の拠り所として、そして理解方式・認識方式として多くの人に大ヒットしました。それくらい、不安・恐怖・哀しみ・苦しみを解消したかったんですね。
一方、昔は天の動きを観察しながら、地の動きを洞察していた頃がありました。
星が生まれたら誰かが生まれたとか、星が消えたらあの人が亡くなったとかしながら。そうして、天の動きを観察する事はとても自分たちにとっても意味がある事だと考えていました。
そんな中で、天の動きについての理解方式・認識方式とは、地球が宇宙の中心であり、全ては地球の周りを回っているという天動説が通説でした。
そうこうする内に時代が進むに連れて、神の供給過剰が起こります。
供給過剰は、時代に閉塞感をもたらします。こんなにも神に溢れているのに、世の中が乱れてきて未解決問題が沢山生まれてくるのは、やはりどこか納得がいきません。理解できず、納得もいかないのに、解決する方法はまた神ですから正直なところウンザリしてきます。
ちょうどその頃、天を睨む人たちの間でもおかしな現象を発見します。天動説からは理解不能な動きでした。ここに対して、地動説が登場して、地動説が理解不能な動きまでも説明して見せた事によって、天動説が崩れます。
天動説が崩れる事によって、天動説の宇宙観が崩れ、その宇宙観を描いた神・聖書・教会・牧師などの理解方式・認識方式も崩れてきます。同時に、ニュートン・デカルトは直交座標系を導入し、これによって全ての現象を捉える新しい理解方式・認識方式が登場します。
ちょうどウンザリしていた頃だったので、地動説や新しい理解方式・認識方式はとても大ヒットしました。今まで、宇宙自然を理解するのは神の啓示が溢れているところしかありませんでしたが、直交座標では誰もが皆、理解・認識ができる為に、個人一人ひとりの知的好奇心に火を注ぎます。
これが結果的に、個人の目覚めに繋がります。
神を中心においていた理解方式・認識方式が、直交座標を中心においた理解方式・認識方式へと変わります。個人一人ひとりが、自ら追及する事ができる点がとても嬉しいんですね。今までは考える事をせず、ただ信じなければなりませんでしたから。
個人は考える存在としての機能が益々高まります。
そんな中、一体どうしてお前だけが王様をやるんだ?との疑問が出ます。そうした流れで王政は倒れます。
この回答への補足
『観術』の情報を検索しますと、優先的に『オーラ視』とか『占い』とかの怪しい非科学的な詭弁が登場してきますが、そもそもそれは何故の事ですか?
他の方々からの雄弁な回答から大きくずれておりますので、気になります。
度々の御協力を賜り、有り難う御座います。
偶然の御縁で、『QNo.6454425』番への回答をも拝見させて頂けました。
『色・即・是・空』の4文字を分割されているのが、非常に奇妙だったので、追加で教えて頂きたい事が引き出されてまいりました。
畏れ入りますが、『無』と『空』との科学的な違いは何なのでしょうか?
No.9
- 回答日時:
認識と言うものは、客体の初動を掌握してこそ成り立つ訳ですので、自分自身の様に、自力で初動を認識させてくれ得ないものを認識するのは無理ですね。
実際に合気道等は、自分の動きの起点を接触点から乖離させて、相手側からの察知を防ぐ御蔭で、たとえ弱い力が使われていようとも、不意打ち的に相手側へ其の威力を十分に伝えられますので、効果が上がっています。
そういう技術は言葉に置き換えられ難かったものの、東洋の科学(OrientalMagic)として伝承され、研究が続けられておりますし、理論的には鍼灸技術が確立されております。
具体的な事例の参照を若し希望なさるのでしたら、誠に御手数を御掛け致しますが、『筋診断法』の情報を学ばれると、宜しいのではないでしょうか?
漸く本格的な回答が出始めましたね。
直ぐに締め括らなくて良かった、と思います。
処で、追加の質問が出て参りましたので、伺います。
『仰った情報を踏まえまして、筋診断法協会への問い合わせを試みましたら、「筋診断法」の検証結果と従来の鍼灸理論の診断結果とが食い違う場合が少なくない、という奇妙な現象の存在を知りました。実際の臨床では、両方の手段の施術の相乗効果を利用しているそうですが、それ等が干渉し合わないのは、両方の階層が違っているからなのでしょうか?』
執拗に聞いて畏れ入りますが、教えて下さい。
No.8
- 回答日時:
観術が登場しているので、今からの時代は明確に変わってくると思います。
ここでは、一体どうして近代科学が生まれたのかについて触れたいと思います。人間は考える存在です。
昔々、人間が自然の猛威や動物たちと戦ってきた頃から、人間は考えてきました。愛する人や身近な人の死や病気などに心を傷め、不安や恐怖があると平常心でいられなくなってしまいます。
一体どうすれば不安や恐怖から解放されるのだろう?
人間は、考える存在です。
人間にとって、自然の現象も生老病死の現象も、とにかく分からない事だらけでした。
分からない事だらけの現象をそのままにしておいたら、とにかく不安で怖くて平常心を保てず、闘いの時にも力を発揮できません。心が散ってしまうと、とにかく大変です。心をどこに置いておけば良いのでしょうか?
そこに、大きな突破口を見出した知恵者がいました。
それが神様です。
自然の猛威、動物たちの脅威、天体のダイナミックな動き、非力な人間から見た時には、「スゴイなぁ」の一言です。凄くて偉大な何かを生まれる様にさせている原因・・・それが神様です。
神という概念を開発してからの人間は、分からない現象はとにかく神様がやった事であり、神様に対する畏敬の念や偉大さを感じる事によって、恩恵を蒙ったり、悲惨な目にあったりする、と考えたら非力な人間にとって、それはもう理解・納得の世界でした。
心を、神に置いておく事によって人間は平常心を保ち、団結力を益々高めます。
神は大ヒットしました。
そうして神の啓示が与えられるものとして、聖書・教会・牧師となり、益々広がります。
ところが、ずっとこればかりやり続けると神・聖書・教会・牧師の供給過剰となります。供給過剰は、閉塞感をもたらすだけではなく、やがては未解決問題が多数生まれてきます。
代表的なのが、星の動きでした。
天動説では説明のつかない星の動きが多数ありましたし、その頃の時代には、神・聖書・教会・牧師が伝える事だけでは解決されない多くの問題がありました。
正直、ウンザリしつつあった人間にとって、大きな突破口が見えます。
それが地動説です。地動説によって、天動説が説明できなかった星の動きを完璧に説明できてしまいました。
人間は考える存在です。分からない事がたくさんあって、不安・恐怖と如何にして向き合うかが大事でした。
地動説は、そこをとても満たしてくれる美しい概念でした。
神の概念よりも、地動説の概念の方が勝った瞬間です。
この時、いい加減、神の供給過剰に飽き飽きしていた人間たちでしたから、地動説やニュートン・デカルトによる直交座標系などは大ヒットをかましました。直交座標によって、多くの現象を理解・説明できる事は、神による理解・説明をする必要がなくなるの意味ですし、聖書・教会・牧師でなくても構わない訳です。
そんな風にして、王様が倒されます。フランス市民革命が起きます。西洋では、産業革命が起きたり、他にも多くの革命や変革が起きて、とにかく天動説(神中心)の理解方式・認識方式から地動説(人間中心)の理解方式へとパラダイムが転換します。
西洋のルネッサンスは、こうした理解方式・認識方式のパラダイムから始まっています。
今まで神中心の理解方式・認識方式でしたから知的好奇心はそこまで育ちませんでしたが、次に人間中心の理解方式・認識方式へと移行し、直交座標という道具まで手に入れた人類にとって、個人一人ひとりの知的好奇心はいっせいに火が付きます。
それくらい、逆に申せば神からの抑圧が酷く、供給過剰のパンパン状態からスッキリ爽快の状態へと移動が起きたという事ですね。それ以降は、個人一人ひとりの時代ですから、かなり研究や開発が進みます。
一方、東洋ではパラダイムの転換が起きていません。
まだ、王様が社会の中心です。
ですから、個人一人ひとりの知的好奇心に火が付いたり、爆発的な変化・変革が起きるには至っていませんでした。この国、日本においても、西洋ほどの熾烈な争いや闘いなどがあった訳でもなく、神に対する絶対視や供給過剰が起きている訳でもございませんでしたから、そうした圧迫からの解放という動きには至っていませんでした。
西洋では、神から裏切られたショックも大きかったと思います。
ですから、自分と自分以外が一体どうして生まれる様になっているのか、その仕組み・メカニズムに対してとても貪欲です。今までは、自分と神の関係だったものが、自分と自分以外の関係に置き換わり、自分以外を分けて分けて、分析する事で真実は何なのか、自分とは何なのかを知ろうとしてきました。
以上、大雑把ではございますが、近代科学を生み出し発展する様になった背景について触れてみました。
如何でございましょうか?
丁寧なご説明を賜りまして、嬉しく思います。
因みに折角の貴重な機会に恵まれました訳で御座いますので、追加の質問をさせて下さい。
『私は日本古来の謙譲の概念を活用した技術の存在可能性を模索したい、と望んで参りましたが、オーラ視とそれとは関係性が御座いますか?』
若し支障が御座いませんでしたら、畏れ入りますが、何卒御回答を御願い致します。
No.6
- 回答日時:
『囚人のジレンマ』とか『共有地の悲劇』とか『勝者の呪い』とか…
経済学の最新理論の中には、東洋哲学にも酷似した考え方が存在していますよ。
No.4
- 回答日時:
「生み出せなかった」、という解釈に違和感を覚えます。
と申しますのも、『止揚』ではなく、『中庸』の発想が有った御蔭で、素晴らしい鍼灸技術等もが確立してきた訳です。
つまり、責任対象物を排除する分析によらない技術体系は、過去に既に出来上がっていた、と言えましょう。
確かに技術が相対的な度量で表される故に、再現性の乏しさが批判の根拠にもなっていて、現代社会では、それらの技術の価値が色褪せている様に見えるのかも知れませんが、安易に洋の東西やら時代やらの違いに起因する文化の優劣を評価する事は避けられないといけないでしょう。
因みに私にも他の方々の御意見を伺いたい心境が御座いますから、もう少し御待ちになったら如何でしょうか?
実は安易に締め括られると勿体無いない課題だと思われましたので、引き伸ばして頂きたいと願い、投稿をしました。
No.2
- 回答日時:
『謙譲』という発想の原点を探って頂くべく、先ず『尊敬』という概念が何を意味してるのかについての説明から始めましょう。
西洋近代文化圏では、”Respect”の概念が有りますが、たとえ英和・和英辞典へ掲載されている訳語がそうなってるとは申しましても、”Respect”は日本的な尊敬とは全く違う意味で使われています。
東洋哲学的な意味合いでの『尊敬』は、相手の言動を目的に据えておりますが、西洋近代文化的な”Respect”は、個人を対象にしており、其の相手を集団の中から分離して、特別扱いにしている訳です。
そもそも個人をRespectの対象に据えたがるのは、対等な自己主張による議論の価値を重んじてからですので、勿論乍ら、其の考え方にも異常に優れた部分が含まれており、実際に其の御蔭で、有り難い事に、現代社会が成り立っている訳ですから、現代人が別の考え方の見直しを望むのは的外れなのかも知れません。
この回答への補足
古代日本の作家達が自分の作品の登場人物達への敬意を文章へ盛り込んでいる奇妙な現象の妥当性の根拠もが、どうやら此処に絡んでいるようですね。
補足日時:2011/02/05 15:10有り難い御説明です。感謝します。
自己の個性の存在価値を認めて貰うべく、その準備の為に、認識客体群を安易に環境から分離させてきたんですね。
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