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今現在、海水等を注水し、温度を下げてるみたいですが、
最終的にはそれによって温度をどんどん下げ、
原子炉を完全に停止させたいって事なのでしょうか?

A 回答 (2件)

>今現在、海水等を注水し、温度を下げてるみたいですが、


>最終的にはそれによって温度をどんどん下げ、
>原子炉を完全に停止させたいって事なのでしょうか?

原子炉としては現時点ですでに役立たずになっていると思われます。現在行っていることは原子炉の停止ではなく、原子炉内の核反応を停止させることなのです。

ウランは、中性子を吸収すると分裂して別の原子にかわります。そしてこの際に複数の中性子とエネルギーを放出します。そうすると中性子が他のウラン原子にぶつかり、またエネルギーと中性子が放出されます。そしてまたその中性子がウラン原子にぶつかり・・というのが連鎖反応です。連鎖反応が短時間に進んで膨大なエネルギーだす、これが原子爆弾です。

原子爆弾になっては困りますので、このウラン核分裂のこの連鎖反応を調整して、一挙に反応が進まないようにする、じわりじわり進むようにしてその熱を利用して発電するというのが原子力発電です。

ほっておいたら、爆発的に中性子がふえます。これを防ぐために、中性子を吸収する制御棒を使用します。それだけではなく、ホウ素がはいっている冷却水を循環することにより、中性子を吸収するのです。また水をいれることにより中性子を減速させ、制御棒に吸収させやすくするということもあります。

もし冷却水がなければ、中性子を吸収させて核分裂を抑制するということができなくなります。ほっておけば核燃料はどんどんどん高温になり、ついには燃料棒がとけて炉心にたまります。これがわゆるメルトダウンです。さらに、熱のため炉の容器をとかしてしまい、非常に高い濃度の放射能を爆発的に外界に放出するという最悪の事態になります。(セシウムが観測されたということは、すでに燃料棒を覆っている被覆がとけているということです)

冷却水に海水を使用すると言うことは、事実上原子炉としては二度と使用できないということを覚悟しての対策でしょう。というより、そこまで事態は切迫しているということです。なんとかこの時点でおさえないとチェルノブイリ原発事故の二の舞になります。今まで原子力は安全だなどといっていた東京電力の欺瞞が白日の下にさらされたとは思います。
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原子炉は既に停止したので、あとは燃料棒の温度を下げることでしょう。



もちろん、その後は、周辺機器の点検・修理の後に再度稼働させることが最終目標ですが。
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