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柔道整復師です。

昨今の接骨院〈整骨院)へのバッシングに対応すべく対策会議などに参加しています。新しい形の柔道整復師を構築するための思考材料として、整形外科の保険請求の形態を、大まかにでも知っておきたいと思っています。

 接骨院では、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷で急性もしくは亜急性のものだけにしか保険(療養費)は適用されません。しかも、3ヶ月を過ぎる治療に対しては治療報酬を徐々に減らされ、長期理由なるものまで書かなければなりません。つまり、慢性の腰痛であるとか、慢性の肩こりには保険は使えないことになっています。

 しかし、以前私が勤めていた整形外科では、慢性腰痛や慢性肩こりの患者さんも当たり前のように受診されていました。そこで質問です。

(1)整形外科では、いわゆる「肩こり」「腰痛」はどのような病名で請求されているのでしょうか。
(2)その治療が長期(たとえば3ヶ月とか)にわたる場合、なんらかの逓減などは科せられるのでしょうか。

 たとえば歯科医師などは、いわゆる「ひっぱり」や「引き伸ばし」(少しずつしか治療しないで診療日数を引き伸ばす方法)を防止するために、一ヶ月あたりの治療点数に制限が設けられています。
 われわれ接骨師も基本的には2部位まで。3部位目にいたる場合は、全部位につき負傷原因を書かねばなりません。4部位以上はもう、カウントさえしてもらえません(初診時を除く)。そこで質問です。

(3)整形外科には、何らかの治療制限、点数制限のようなものがあるのでしょうか。

 私は、整形外科と柔道整復の保険請求の違いを知って、それを不公平だから同じにしてほしいなどと請求するつもりはありません。
 私は、柔道整復師をめぐる一連の問題は、接骨院での臨床現場とそれを統括するはずの制度とが、あまりにも大きく乖離(かいり)していることに起因すると考えています。

したがって、柔道整復師の資格要件をかなり厳しく是正し、それと同時に、制度そのものを一度破壊し、より実態に即したものに変革する必要があると考えます。
 そのための参考資料として、どうしても医師の保険請求の状況が知りたかったしだいです。

よろしくご返答願います。

A 回答 (6件)

柔整師にも貴方のような方がいるんですね。

驚きました。私も柔整師そのものを一度破壊しその他の資格(あんま、鍼灸)や無資格などとあわせて改革すればいいと思います。今の制度では大変分かりににくく、何より患者さんのためになりません。


>(1)

頚肩腕症候群が一般的だと思います。肩コリが伴う疾患であれば頚椎症、OPLLなどですね。腰痛はホント色々あります。変形性腰椎症、腰椎椎間板症、辷り症、LSCSなどが多いかもしれません。


>(2)

当方保険のことについては詳しくありませんが、消炎鎮痛処置であれば問題ないのだとおもいます。


>(3)

そもそも整形外科は複数部位は認めらていません。診療報酬も下がる一方ですので、点数面は圧倒的に柔整師のほうが優遇されているといわざるを得ません。


貴方の志には感銘を受けました。ぜひ初志を貫徹されてください。
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この回答へのお礼

o120441222様

丁寧にご回答下さり有難うございます。

整形の先生でしょうか? それとも柔整師の先生でしょうか?
柔整師でしたら、JBという団体のホームページから「患者と柔整師の会」のサイトをご覧ください。
これまで幾度か繰り返されてきた会議の速記録が掲載されています。

実は、私はまだ参加したことがありません。5月15日(日)の名古屋での開催が初参加です。
会議の視座や方向性にもどかしさを感じており、「喝」を入れてこようかと考えています。

さて・・・
「整形内科」と揶揄され、保険点数も減らされ、整形の先生方もご苦労されているのだと知りました。
しかし、だからといって怒りの矛先を我々柔整師に向けるのは、筋違いだと思います。
なぜ揶揄され減点されなければならなかったのかを謙虚に考えるべきです。少なくとも、接骨院が増えたからではないでしょう。

ただ、彼らの意見には傾聴に値する内容も多くあります。

(1)超音波診断が可能になるということは、それに相応する技術と責任が伴うということ。そのことを柔道整復師は理解しているのか? 医師は多くの責任を負っている。

(2)治療効果の客観的データや疫学的な統計がほとんどない。

(3)柔道整復師には学がない(私も、これが最大の問題、最大の弱点だと思います)

(4)柔整術が学問として体系付けられていない(学がないのだから学問は無理ですし、そもそも柔道整復師は柔整術を「保険を使うための免許」としか見ておらず、学問として認識しておりません。そこが学問を育む土壌としての欠格事由になっています。)

他にもたくさんありますが、ご紹介し切れません。

柔整の改革は、「100年の医療の歴史を変える」ほどのエネルギーが必要とも言われています。
根本的に変えなければならないことが、あまりにも多すぎる。

ただ救いは、WHOが世界の代替医療の一つとして認定したこと、厚生労働省が柔整を「必要である」としていること、そして何より、患者様からの篤き言葉があることです。

初志貫徹すべく、励みます。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/05 12:40

No.1です。

補足ありがとうございます。


>整形の先生でしょうか? それとも柔整師の先生でしょうか?
柔整師でしたら、JBという団体のホームページから「患者と柔整師の会」のサイトをご覧ください。
これまで幾度か繰り返されてきた会議の速記録が掲載されています。

私の身分は周りに悟られたくないのでご容赦ください。速記録は時間がある時にゆっくり拝見させていただきます。


>「整形内科」と揶揄され、保険点数も減らされ、整形の先生方もご苦労されているのだと知りました。
しかし、だからといって怒りの矛先を我々柔整師に向けるのは、筋違いだと思います。なぜ揶揄され減点されなければならなかったのかを謙虚に考えるべきです。少なくとも、接骨院が増えたからではないでしょう。

仰るとおりですね。ただこれは個人的な意見ですが、整形外科は節度があると思います。医療、医学に基づいてリハビリを処方する医師だっていますし、いけないことをしてても柔整師よりは大人しい感じがします。

また私が一番問題だと思っているのは、患者を抱えてしまうことです。受傷機転から明らかにレントゲンなど画像検査が必要なケースでも、打撲とし長期間に渡り施術してしまう。実際ここの板にも過去「頚が痛い」という質問がありました。受傷機転や治療方法をきくと、バク転かなんかで頭を強打した、整形外科に行っておらず接骨院で治療をしているということでした。私が病院受診を薦めた結果、案の定頚椎を骨折していたということでした。普通はこの受傷機転を考えれば、骨折を疑い、整形外科受診を薦めるのが本当の医療人です。完全に患者を金づるとしてみているか、知識がなさ過ぎるかのどちらかです。どちらにしても柔整師として世に出てきてはダメな人間であることにかわりはありません。これは一つの例ですが、このケースに限らず 「患者を抱え込む」 という行為が非常に多いと思います。


>ただ救いは、WHOが世界の代替医療の一つとして認定したこと、厚生労働省が柔整を「必要である」としていること、そして何より、患者様からの篤き言葉があることです。

少しお聞きしてもよろしいでしょうか?貴方のお考えになる柔整術とはどのようなものですか?わたしはテーピング、ストレッチ、アイシング、電気などだと思うのですが、そこらへんWHOは定義した上で認めているのでしょうか?

柔整師が施術可能である打撲や捻挫は骨折を伴うことが多いと思います。打撲、捻挫と骨折の鑑別は施術する上で必須です。しかし柔整師はレントゲンを取れませんよね?この矛盾を貴方はどのようにお考えでしょうか?

実際の施術はあんまマッサージ指圧師と大差はないと思います。柔整という制度をなくし、無資格である整体、カイロも法律を改正して(もしくは作り)徹底的に取り締まり、全てあんまマッサージ指圧師にすればいいと私は思います(視力障害者団体からの圧力はあるでしょうけど)。
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この回答へのお礼

 返事が遅れまして大変申し訳ございません。色々と理由(「言い訳」とも言います)があり、今になってしまいました。
 もちろん、今日までの日々を無為に過ごしてきたわけではありません。「患者と柔整師の会」という政策会議に参加し、柔道整復師(以下、柔整師)にまつわる様々な問題を浮き彫りにしてきました。
 柔整師は(柔整業界は)、変わらなければなりません。しかし、その前に、我々が現在どのような立場にあるのか、大局的に見極めなければなりません。速記録を読み、自分の日常と照らし合わせながら、色々と思索しておりました。その全てを申し上げることは出来ませんが、あなた様からのご質問にお答えする中で、自分の考えを述べていこうかと存じます。

>私が一番問題だと思っているのは、患者を抱えてしまうことです。受傷機転から明らかにレントゲンなど画像検査が必要なケースでも、打撲とし長期間に渡り施術してしまう。(中略)普通はこの受傷機転を考えれば、骨折を疑い、整形外科受診を薦めるのが本当の医療人です。完全に患者を金づるとしてみているか、知識がなさ過ぎるかのどちらかです。どちらにしても柔整師として世に出てきてはダメな人間であることにかわりはありません。これは一つの例ですが、このケースに限らず 「患者を抱え込む」 という行為が非常に多いと思います。

 この柔整師は当然失格者です。しかし私は、柔整師の資質云々の前に、このような施術者を世に排出(輩出でなく)する業界の土壌こそ、問題にすべきだと思います。
 何と言っても、柔整師は知的水準が低すぎます。基礎学力がおそろしく欠落しています。
 現在でも、この業界には徒弟制のような体質が残っており、高校を卒業するかしないかぐらいで、親方(院長)のところに徒弟として入門します。下働きから簡単な治療行為(院長の監督の下)にいたるまでこなすようになった所で、養成学校に入ります。
 以前は、寄付金制度が横行し、院長や親御が頭を下げて学校にお金を積み、その努力の成果によって、入学の可否が決められていました。試験は一応ありますが、名前さえ書いておけば合格させてもらえる、形だけのものでした。私が入学した頃も、そういった時代でした。寄付金による入学者が大半を占めていましたので、競争倍率は30倍くらいで、まともに受験しても合格は困難でした。(ちなみに、私は試験で合格しました。寄付金は1円たりとも支払っておりません。)
 それでも、親方から技術を教えられ、厳しい教育の中で、人間性や礼節が育まれていた時代はまだ良かったと思います。現在、養成学校が乱立し、誰でも入学可能な全入の時代となり、学力も、技術力も、人間性も、まったく必要としない、言わば柔整師という商品を安価で大量に販売する時代に突入してしまいました。出来が悪くてどこにも進路が見出せない者が「仕方がないから柔整師にでもなるか」といって養成学校に入って来る、そんな恐ろしいことも現実にあります(もちろん、大半は志を持った者ですが)。
 それでなくとも基礎学力の低い業界が、ますます基礎学力を無視するようになってしまいました。もはや思考材料も、論理性も、そこから生まれる文化をも持たぬ者たちが業界を席巻するようになり、まさに自滅の道を歩み始めたといえます。
 先日の会議でも、学校の乱立の結果、教員が不足し、きっちりした知識を教えられる教員がいなくなってしまったことが問題に挙げられました。一人の教員が何教科も掛け持ちしたり、門外漢が急ごしらえの知識で教鞭をとるなど、堅実で安定的な授業が維持できないとの報告もありました。
 このような業界の内情が、上記のような欠格柔整師を生む土壌となっていることは、容易に想像できます。

 さて、ここであなたのおっしゃる「患者を抱え込む」について、もう一つの視点をご紹介したいとおもいます。これは、柔整師界に詳しい東京新聞の某記者へのインタビューからの抜粋ですが、現在の柔整師の社会的立場を的確に表現していると思います。

(柔整師界のグレーゾーンについて)「たまたま接骨院がグレーゾーンになっていたために、救われてきた人達がいる可能性があります。取材の中で、整形外科ではいわゆる3分治療で「これ以上はよくなりませんよ」と言われた患者が接骨院へ行き、良くなったかどうかは分からないけれど、じっくり話を聞いてくれてマッサージをしてくれたから精神的に楽になった、(中略)、レントゲンを撮ってもどこも悪くないけれど体が痛むという人で、原因はストレスだから本来は心療内科に行くべきところを、身近な接骨院に通っているケースもあるでしょう。本来、接骨院がカバーすべき分野ではありません。しかし、ばっさりと「保険外請求」と切り捨てた時に、この人たちはどこに行ったらいいのか。接骨院がお年寄りのサロンになっているという批判もありますが、それじゃあ代わりにお年寄りの孤独の問題をどう解決するのか。接骨院のグレーゾーンを覗くと、そこに医療、福祉の様々な問題がみえてきます。」

 整形外科学会がたとえどんなに激しく柔整師を糾弾しようとも、朝日新聞がどれだけ厳しく批判しようとも、厚生労働省が柔整師を「必要」とし、守り、今後も「存続させる」としている理由の一つには、このような、いわば社会問題の受け皿のような役割を、図らずも我々が担っているからではないでしょうか。
 悪い言葉で言えば社会の「必要悪」です。「必要悪」と聞いてすぐに思い浮かぶのは、昔の赤線、今で言う風俗業界でしょうか。我々は赤線と同じか? などと自虐的なことを考えながら、自分が普段、地域のお年寄りたちといかにして関わってきたか、思い返してみました。
 痛みを和らげるのは当然ながら、日ごろの悩みや愚痴を「傾聴」したり、ボランティアで音楽療法(私、ちょっと楽器を弾くもので。。。)を催してお年寄りの心を慰めてみたり、体の不自由な人のために買い物を手伝ってあげたり、家にこもりがちな人があれば様子を見に行き、異常があれば地域の包括支援センターに報告したり、我々の仕事は、単に施術にとどまらないのです。施術を介して、お年寄りの様々な問題を一緒に共感する立場にあります。
 それは、医師のように高い地位ではない、患者と目線が同じであり、身近で話しやすい存在であることが我々をしてそういう立場に置かしめるのだと思います。
 もちろんそれが必ずしも良いこととは思いません。患者の中には、患者を超えて「信者」とも称すべき人も居ります(実際、宗教団体化したような治療院もあります)。保険診療の公正さ公平さを鑑みれば、むしろ業務は冷徹であるべきです。
 しかし、「患者を抱え込む」柔整師の体質は、今後の業界のあるべき姿や、保険適用の範囲の公正性を考える上でも、重要な問題として提起されると思います。

>柔整師が施術可能である打撲や捻挫は骨折を伴うことが多いと思います。打撲、捻挫と骨折の鑑別は施術する上で必須です。しかし柔整師はレントゲンを取れませんよね?この矛盾を貴方はどのようにお考えでしょうか

 これ以外に脱臼もありますね。骨折と脱臼については、我々に許されているのは、「応急処置」のみ。整復となると医師の同意が必要です。しかし実際にはこの法律は、柔整師は骨折・脱臼は整復してはならないと言っているのと同じだと思います。
 骨折(脱臼)の患者が来院しました。医師の同意が必要なので、病院に行ってもらいました。その患者は病院で何の治療もせず、ただ同意書だけをもらって再び接骨院に帰ってくるでしょうか。そんなことはありえません。
 現実には、明らかな骨折の場合は、一応我々が出来る範囲で整復して、そのまま病院へ送ります。脱臼の場合も同じです。また、骨折や脱臼が疑われる場合も、「情報提供書」というものを患者に持たせて医師に提出してもらいます(そうすることで整復料と同等の報酬が得られます。下手に整復するなという意味だと思います)。
 
>少しお聞きしてもよろしいでしょうか?貴方のお考えになる柔整術とはどのようなものですか?

 このご質問には参りました。脱帽です。この問題に潜んでいるのは、業界の存在理由そのものを問う重大な欠陥です。正直に申します。今の私には柔整術も柔整学も、どちらもありません。
 私が習ってきた整復法(コッヘル整復法、ヒポクラテス法など)も、骨折の種類(コーレス骨折など)も、すべて「整形外科学」だったのです。本来我々が学ぶべき柔術の活法としての「柔整学」は一切学んでおりません。養成学校で学ぶ「柔整理論」は、あくまで整形外科学の縮小版であり、かつ、国家試験対策テキストでしかありませんでした。
 先日、早速私は例の会議の中で、この問題を提起しました。「我々には学問体系が存在しないではないか。建築にも、服飾にも、家政にだって学問はある。それが我々にはない。学問体系のない世界は、業界とは言えないのではないか。柔整業界が社会に認められ、国民的コンセンサスを得、公明正大に保険治療ができる地位を確立するためには、独自の学問を築き上げなければならないのではないか」と。
 この発言は、会議参加者の耳目を集めました。会議終了後、多くの方から名刺をいただき、この意見に対する賛同をいただきました。我々はもう一度、かつての「接骨医」「柔術師」に立ち返らなければならないのです。
 明代、宋代における中国の古典正骨学、江戸千住の名倉堂に伝わる接骨学など、古典を紐解き、そこに現代的エビデンスの光を当てる。これが今後の我々の使命です。

 残り字数がなくなりました。いったんここで止めます。よろしければ、ご返信ください。
 柔道整復師より

お礼日時:2011/05/24 01:06

No.1です。

補足ありがとうございます。


柔整師の中にもあなたのような方がいることに正直驚いております。完全に私の認識不足でした。


>この柔整師は当然失格者です。しかし私は、柔整師の資質云々の前に、このような施術者を世に排出(輩出でなく)する業界の土壌こそ、問題にすべきだと思います。
 (中略) 言わば柔整師という商品を安価で大量に販売する時代に突入してしまいました。出来が悪くてどこにも進路が見出せない者が「仕方がないから柔整師にでもなるか」といって養成学校に入って来る、そんな恐ろしいことも現実にあります(もちろん、大半は志を持った者ですが)。 (中略)  先日の会議でも、学校の乱立の結果、教員が不足し、きっちりした知識を教えられる教員がいなくなってしまったことが問題に挙げられました。一人の教員が何教科も掛け持ちしたり、門外漢が急ごしらえの知識で教鞭をとるなど、堅実で安定的な授業が維持できないとの報告もありました。

うすうす現状は認識しているつもりでしたが、そこまで酷いとは驚きです。志の高い者までも教育がまずいとコケル確立が高くなるでしょう。そしてその中の一握りは自ら研鑽を積むのだと思いますが、柔整はそれが出来る土台がありませんよね。完全にお金をもうけるだけの資格になっています。これをどうにかしなくてはいけないと思います。


>整形外科学会がたとえどんなに激しく柔整師を糾弾しようとも、朝日新聞がどれだけ厳しく批判しようとも、厚生労働省が柔整師を「必要」とし、守り、今後も「存続させる」としている理由の一つには、このような、いわば社会問題の受け皿のような役割を、図らずも我々が担っているからではないでしょうか。

これに関しては少し反論させてください。確かにこういった施設は必要だと思います。しかしそれは法令やシステムに基づくのが大前提だと思います。ですから私はこの役を担うのは柔整師ではないと思います。社会には介護保険という制度があり、デイサービスやショートステイなどのシステムがあります。これはきちんとした制度のもとに法令順守で行っているものですよね。接骨院がいくら必要とされていても、制度的にまずい問題がありますのでやはり法令を変えるか、現状であれば受け皿になりえるのは決して接骨院ではありません。私個人的には介護でやっていくのがいいと思います(その為には要支援、要介護などシステムの関係があると思いますが、少し変えれば出来ると思います)。デイサービスが長すぎると言うのなら、ショートデイサービスのようなものを作っても良いと思います。また整形外科に接骨院並みの保険点数を認めてそういう役割を担わせるのもいいと思います。整形外科は病院ですから治療、リハビリ、投薬管理などお年寄りの健康をトータルに、しっかりしたエビデンスをもって見れますのでとても有意義だと思います。接骨院がどうしてもと言うなら、あんまマッサージ指圧師や鍼灸師にも認めなければ筋が通らないと思います。柔整師の治療体系の無さから見れば彼らのほうがよほど役に立つと思いますがいかがでしょうか?

またお役所が守り存続させている理由は、業界との蜜月が大きな理由なのではないでしょうか?


>現実には、明らかな骨折の場合は、一応我々が出来る範囲で整復して、そのまま病院へ送ります。脱臼の場合も同じです。また、骨折や脱臼が疑われる場合も、「情報提供書」というものを患者に持たせて医師に提出してもらいます(そうすることで整復料と同等の報酬が得られます。下手に整復するなという意味だと思います)。

私が仮定しているのは明らかに分かる脱臼や骨折ではありません。貴方も整形外科にお勤めになられた経験がおありなら、一見して分からない骨折は結構ありますよね?捻挫に伴う外果の剥離、亀裂骨折や中手(足)骨骨折、肋骨骨折、上腕骨近位端骨折などです。接骨院はこれらを捻挫や打撲とし施術することが多いと思うのですが、そこらへんの矛盾は感じませんか?私は非常に感じるのです。最近ここでもこんな質問がありました。交通事故で行った整骨院で 「骨は問題ないただの打撲」 と言われたが、どうしても痛むので自らの判断で整形外科で診てもらったらやっぱり骨折だった。その事実を整骨院に言うと 「やっぱりそうでしたか」 と言われた。打撲や捻挫どんなケガであれ、まずはレントゲンで骨折との鑑別診断が必要になると思います。これは真面目にケガの治療だけ行っている柔整師さんなら、新患さん全員に行わなければいけないと思います。

打撲や捻挫を柔整師さんたちは何を持って骨折ではないと言い切るのでしょうか?
診断権、診断能力、診断設備が無いのになぜ 打撲、捻挫、挫傷、(脱臼、骨折) など具体的な疾患名の施術が可能なのでしょうか?
 

>明代、宋代における中国の古典正骨学、江戸千住の名倉堂に伝わる接骨学など、古典を紐解き、そこに現代的エビデンスの光を当てる。これが今後の我々の使命です。

色々長々書いてきましたが、以上すべての問題の土台になるのはこの問題だと思います。柔整師法に “柔道整復をもって” と言う文言がありますよね?これは聞いた話ですが、柔道整復の定義とは?と言う問いに対しある柔整師は 「柔整師が行う手技全て」 と返ってきたようです。その解釈であれば、鍼も灸もマッサージも医師が行う医療行為も全て柔道整復術になりますよね。と言うことはですよ、他の国家資格者や無資格者が柔道整復をおこなっても “OK” と言うことになりませんか?だって柔整師ではない彼らが行うのは柔道整復術ではないのですから・・・。まさに自分で自分の首を絞める馬鹿げた解釈です。また逆に言えばしっかりした学問が無いからそういう回答になるともいえます。柔整師に学問があれば必要悪の問題も、診断施術に関する問題もある程度解決の道筋はつくと思います。

これが出来なければ貴方が仰るように本当に破滅の道です。はっきり言って私は柔整師は時代遅れなのだと思います。極論は時代に即した資格に統一することではないでしょうか。


最後に本文と全く関係の無い質問を数点させていただいてよろしいでしょうか?
・上腕骨外側上顆炎はケガなのでしょうか?
・急性の定義は “一回の原因での受傷” と言うのは本当でしょうか?
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この回答へのお礼

柔道整復師です。

 またもやお返事が遅くなりまして、申し訳ございません。私の参加している「患者と柔整師の会」に対し、自分の考えを『意見書』として建白するために、時間を費やしておりました。
 私はこの業界に足を踏み入れて15年になります(養成学校時代も含めて)。その当初から、この業界には違和感を感じておりました。腑に落ちない点が多すぎる。そのような不満・憤懣を『意見書』の中で思いっきりぶつけてみました。
 そのせいか、いささか文体が攻撃的で過度の表現が見受けられますが、原稿用紙にして100枚超の「力作」が完成いたしました。

 さて、私としては、あなた様との問答を、いろんな柔道整復師にも見ていただきたいと思うのです。
 こんな考えを持っている柔道整復師がいること、そしてそれに対して、まさに「正鵠を射る」(というか虚を突くというか)鋭い質疑で応酬してくださる方がいらっしゃること。
 今後の柔道整復の行く末のためにも、多くの人にこの板(というのですか)をご覧いただき、御意見を伺いたいと思うのです。

 それで、提案なのですが、いったん、板を変えませんか?
 ここのタイトル「整形外科の保険請求について」では、柔道整復師の目に止まりません。
 たとえば「今後の柔道整復業界の行く末について」とか「どうなる!? 柔道整復師!」とか、注目されやすいタイトルで改めて問答しませんか?
 あなたさえよろしければ、改めてそちらでお話したいのですが、いかがでしょうか。御質問にも十分お答えしておりませんし。。。

 それからもう一つ。何か、あなたの呼称というか、う~~ん、ニックネームまでは求めませんが、記号とか、マークとか、たとえば「YKK」とか、「ネオ」とか、「@」とか、「○△□」とか、そういうものを教えていただけませんか? ちなみに、私は「sakura」です。残念ながら♂です。

よろしく御返信願います。

お礼日時:2011/06/18 00:49

すいません先ほどの回答に少し補足します。




私が “必要悪” として接骨院がその受け皿になるべきではないと考えるのは、患者の抱え込みと言う問題もあります。言葉は悪いですが、患者を金づるとして見ているところは多分にあると思います。過去ここにも 「どうしたらうまく3部位で転がせるか?」 このような質問がありました。この質問には正直びっくりしました。非常識をこえていると言うか、不正行為が日常化しすぎていて悪意が全く無いのです。これは業界の末期症状ではないでしょうか?

少し話はそれましたが、デイサービスなどは顧問医や看護師などの専門スタッフを置かなければいけません。先の回答でいくつか例を挙げましたが、接骨院は医療(治療や検査)が必要な患者を送るべきところに送らないのです。要するに横の繋がりが無いのが非常に大きな問題だと思います。その点介護施設や病院は、ケアマネや医師など専門スタッフを通し横の繋がりしっかりしています。そして行っていることには学問があり、エビデンスがあります。


この柔整師を取り巻く問題は本当に根深く、骨が折れ、一筋縄ではいきませんね。でも一つずつ何か前進すればいいとは思っています。貴方には是非頑張ってほしいとですね。
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No.1です。

ご無沙汰しております。 


>たとえば「今後の柔道整復業界の行く末について」とか「どうなる!? 柔道整復師!」とか、注目されやすいタイトルで改めて問答しませんか?

いいでしょう。私も過去この板で色々な柔整師とぶつかりましたが、貴方のような認識をお持ちの方は初めてです。タイトルは「どうなる!?接骨院(整骨院)」の方が一般の方の目にも止まると思います。
 

>それからもう一つ。何か、あなたの呼称というか、う~~ん、ニックネームまでは求めませんが、記号とか、マークとか、たとえば「YKK」とか、「ネオ」とか、「@」とか、「○△□」とか、そういうものを教えていただけませんか? 

ここニックネーム “o120441222” ではまずいですか?


>ちなみに、私は「sakura」です。残念ながら♂です。

残念ながら私も♂です。
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この回答へのお礼

o120441222さま

 ご指定の通り「どうなる!? 接骨院(整骨院)!」のタイトルで質問投稿いたしました。
 当方、文章は長々と書くたちなので、はじめにワードで下書し、それをこの板にコピー&ペーストしております。
 その際、4000字では足りず、分けて載せなければならないことがあります。今回もしかり。よって、半分しか載せておりません。
 申し訳ありませんが、二言三言ご回答下されば、その続きを載せられます。
 よろしくお願い申し上げます。

sakurasinkyuu

お礼日時:2011/06/28 02:33

こんばんは。




>あなたに御迷惑はおかけしていませんか? 事務局から何か指摘は受けられましたか?

いいえ、こちらには全く何もありませんでしたのでご安心ください。


>そして、あなたのおっしゃるとおり、箇条書きにするか、もう少し小分けして、皆さんに分かりやすい方法を考えます。

そうですね最初から業界用語連発で長文になると 「あ~いいや」 って閉じてしまうので、一般の方でも理解できるような文体、単語を用いて、簡潔に行うのがよろしいかと思います。お礼や補足から始まるやり取りには比較的寛容ですから、詳しいことはそこからはじめていけばいいと思います。


では。
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