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棚卸資産について、費用配分の方法として、平均原価法というものがありますが、
有価証券については平均原価法によって取得原価を決定するとありますが、
有価証券の場合にも費用配分の方法という表現が妥当するのでしょうか?

A 回答 (1件)

棚卸資産の平均原価法っていうのは、先入れ先出し法とは


別に紹介されていることがしばしばである、平均法のことでは
ないでしょうか。

原価、がついているところが平均法と違いますが、
棚卸資産の計算自体が原価計算なので、平均原価法も
同様の意味だと思われます。

さて、月初めに200個の品一個100円があったとし、
今月300個の品を一個150円で仕入れた場合、
そのうち450個が売れたとする。

先入れ先出し法だと先に仕入れた方から売れたものと
仮定するから、まず200×100+250×150として
売れた原価を算出するが、
平均法は、100×200+150×300=20000+45000=65000
これを500で割ることにより130かな。

だから売れた原価は450×130で、58500
となり、先入れ先出し法による値段と違うことが分かります。

まぁ計算方法が違うだけで、結果として出てくる原価は等しいのです。

次は有価証券上の平均原価法ですが、

1000円のA株を450株取得した。

1200円のA株を500株取得した。

前期のA株を一株1300円で400株売却した。

A株をさらに400株購入した。

とかある場合、まず時間に従って計算。

最初は簡単。売買目的有価証券  4500000 現金預金 同額

次。 売買目的有価証券 600000  現金預金 同額

0の違いがある場合は計算ミスですがあまり気にしないでね。

次、売却ですがここがみそです。

平均原価法ですから、現在950株持っており、合計額は10500000

これで一株当たりの原価を出すと、11052.63157 やべ。端数きt。

まぁいいとして、この平均一株当たりの値段で、売却値を計算します。

そしたら、1300円で400株売ったのですから、
     現金預金 520000  売買目的有価証券 442105

この差額が売買目的有価証券売却益として加算されます。

で、現在手持ちの株式は、550株!

さらに400株購入。何円?1000円にしようか。

すると売買目的有価証券400×1000  現金預金 同額。

となり、結局売却時の処理に、普通は利益を加算して売りますが、
どの計算方法で売るのかの違いですね。

費用配分というのは、費用を均等にそれぞれの有価証券に配分するという
意味なのでしたら正しいことになるかと思われます。
                   
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この回答へのお礼

懇切丁寧かつ具体的で分かりやすい回答をありがとうございます。
以前から売買目的有価証券を具体的にどのように処理するのか知り
たかったのでとてもありがたいです。

お礼日時:2011/06/11 12:24

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