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上智大学の神学部について質問です。

現在高2で将来、上智大学の神学部に進学したいと思っています。
キリスト教の歴史にも興味があり、神学といっても就職先が聖職ばかりでなく、一般企業も多く、なにより上智の静かな雰囲気に憧れて行きたいと思い始めました。

そのことについて学校の先生と相談したのですが、神学部は出願条件に教会の推薦?
がいると言われました。
自分の家庭はキリスト教を信仰しているわけではないのですが、このような一般の人間でも受験資格はあるのでしょうか?
上智のパンフレットによると、キリスト教の信者じゃなくてもOKと書いてあるのですが、現在の状況が分かりません。

自分の偏差値や資格は、国英の二教科でベネッセの模試で54、河合で52ぐらいで、
資格はこの前受けた漢検2級(自己採点でおそらく合格)と、英検準2級(漢検と同様)です。
(英検は二級までとる予定です。)
年内からは予備校にも通うつもりです。
(二次試験の小論文については学校で元予備校教師の授業があります。)この程度の実力で合格可能でしょうか?
また他にとっておいた方がいい資格や読んでおいた方が良い文献などはありますでしょうか?
(二次試験の小論文については学校で元予備校教師の授業があります。)

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

こんにちは。


私は現在上智の神学部に所属していますので、お力になれたら…と思います。
長文で申し訳ないです。

まず、受験に際して信仰の有無は問われません。私自身も非キリスト者です。
制度改革された2009年度以降は、むしろ非キリスト者の割合の方が高いと思います。

偏差値については、偏差値自体は他の学部と比べかなり低いです。
ですが問題は他の学部と同じなので、特に英語は60くらいはないと読めないと思います。
具体的な対策としては、難しい英文に慣れることですね。
過去問や「上智大の英語」を大いに活用してください。「上智大の英語」は解説が丁寧でお勧めです。
もちろんそこまで高い点数を期待されているわけではないので、問題が難しいからといって諦める必要はないです。
問題の難しさに慣れれば、それを解けなくても大丈夫だと私は思います。

二次試験の小論文ですが、これは予備校が基本的に扱う小論文とは傾向が大きく違うので気を付けてください。
数年分の問題が赤本に載っています。
私の場合、塾の小論文の先生がたまたまキリスト教徒だったため、色々と教わることができました。しかし小論文の先生がキリスト教の知識を持っていない場合や、宗教に偏見を持っている場合は、その教えがマイナスになることもあると思います。私の高校の先生がそうでした。
そういった先生の場合は小論文の書き方や基礎だけを教わって、内容は自分で勉強するようにしましょう。
小論文の書き方については、ちくま新書の「『いい文章』ってなんだ?」(石川巧)の第6章がおすすめです。

面接では、必ず“神学部”を志望する理由、“神学部”で何を学びたいか、聖書の好きなエピソードについて聞かれます。なので上智の神学部の特徴(何を学べるか)を詳しく調べて、自分の“上智の神学部”へ入りたいという意欲を伝えることが重要です。
私の場合は、「他にどこを受けたか?そこが受かったらどうするか?」「キリスト教の日本での現状をどう思うか?」という質問もされました。私は同志社の神学部、立教のキリスト教学部も受けましたが、上智が第一志望であること、学びたい教授がいることを強調しました。
キリスト教の知識を試される質問はそれほど多くありません。今持っている知識よりも、“神学部”で学びたいという意欲の方が重視されると思います。

小論文・面接対策として、私が高校時代に読んで参考になった本を紹介します。
・新約聖書I(解説 佐藤優/文春新書)
聖書はキリスト教を理解するうえでの基本ですので、最低でも四つの福音書は読んでおいてください。また面接でも聞かれるので、好きなエピソードについて話せるようにしておくといいです。佐藤優さんの解説が面白いので、文春新書を挙げました。
・神学部とは何か(佐藤優/新教出版)
 神学部で何を学べるか、ということを詳しく述べています。また各大学の神学部の特徴も書かれています。神学部で学びたいという意思を強くするためにおすすめです。
・考えながら学ぶキリスト教(久山道彦 他/川島書店)
 じっくり勉強する必要はないので、ぱらぱら覗いて気になったところを読んでみてください。キリスト教の概観が分かると思います。
・イエスと現在(八木誠一/平凡社ライブラリー)
 上の本と同じく、気になったところをざっくり読んでみてください。
・イエス・キリストの教え-カトリック教会のカテキズム準拠-(精道教育促進協会)
 上智の近くにあるサンパウロというキリスト教書籍専門店に置いてあります。第三部の41~46項を読んでおくといいかもしれません。私は一次試験から二次試験の間に読みました。

最後に、上智の神学部はとてもいいところです。
学生は意欲の高い人が多く、教授もいい先生ばかりで、勉強する環境が整っています。
また、授業や部活、サークルなどで学力の高い他学部の学生と交流できるのも魅力です。
聖書や倫理、哲学はもちろん、ラテン語やヘブライ語、ギリシャ語も学べます。
入って後悔することは少ないと思いますが、選択肢はここだけではないので、色々と調べてみてくださいね。
同志社の神学部や立教のキリスト教学科にもいい先生はいらっしゃいますし、学びたいことによっては哲学科や文学科の方が向いていることもあります。
ただキリスト教について詳しく学びたいときには国立大学はあまりお勧めしません。宗教学を取り扱っていても、専門が仏教ということはよくあります。
あなたが学びたいことは何なのか、それはどこで学べるのかをじっくり考えて、大学と学部を選び、本当に行きたいところで学べるように受験勉強を頑張ってください。
応援しています。

「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々としていて、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない。」(マタイ7章13‐14節)
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受験する時に学校に問い合わせたほうがいいですよ。


ちなみに先日の説明会では一般入試には推薦状は要りませんと言われました。
偏差値は神学部は低いですが、60はとっておいたほうがいいかも・・・
1次合格しても、2次試験の面接が手強いみたいです。
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>なにより上智の静かな雰囲気に憧れて行きたいと思い始めました。



⇒昔はいざ知らず、今は、特別そんなに静かとも思えませんが、『静かな雰囲気』というのは、実際に行って確かめられたのですか?

それから、キリスト教に興味を持たれるのは自由ですが、キリスト教を非難している意見、(例えばニーチェはキリスト教を邪教だと言っています(参考:『キリスト教は邪教です』(ニーチェ著、適菜収訳。講談社+α新書)。原著:ニーチェ著『アンチクリスト』)し、近・現代のヨーロッパの哲学者達には、キリスト教に疑問を呈している人たちもいます)、なども勉強されるのも、視野を広げる上で、役立つのではないかと思いますが、・・・。(これは余計な意見だったかも知れませんが、・・・)
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信者でなくとも入学は可能と思われますが、一般的には信者であり


なおかつキリスト教を深く学びたいと望む人や、
いわゆる聖職者を志望する人が上智や南山、英知の神学部に行きます。
一つお勧めしたいことは、
仮に、これらの大学の神学部へ入学されたとして、ほとんどの場合、
あなたは信者であるとして扱われることになると思われますが、
それも承知であるのであれば、
まず上智に付随しているイグナチオ教会か、少なくとも他の
カトリック教会へ足を運ばれ、カトリック信者であるとは
どういうことであるかを、体験してみられることをお勧めします。
上記の理由から、神学部は他の学部とは扱いが異なり、
いわゆる偏差値の心配は無用であるとも思われます。
それに代わるものが先生の言われる所属教会の推薦状なのです。
上智の静かな雰囲気は何も神学部に限らないと思うのですが、
まずは、教会へ行かれて、
カトリック信者であるとはどういうことであるかを体験されることを
お勧めしたいと思うものです。
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